「この人素敵!」と思う女性って、人付き合いが上手な女性が多いと思いませんか?日常のお付き合いだけでなく、冠婚葬祭などのマナーもきちんと知っていて、そつなくこなせるんです。働く女子なら会社やプライベートで多くのお付き合いがあるはず。マナーを心得ていると、出来る女としての評判が上がるかもしれません。お付き合いや冠婚葬祭のお金のマナー、あなたはきちんと出来ているかチェックしてみましょう。
大人女子だからきちんとしたい!
お付き合いのマナーとお金
2017年1月31日
節約とお付き合い、どっちが大事?!
マナーが大切なのは分かるけど、一般的な飲み会から始まり冠婚葬祭に至るまで、お付き合いで気になるのはやっぱり何かとお金がかかること。普段から節約を心がけている人ならなおさらかもしれません。
しかし、働き女子ならあまりケチるのも考えもの。友人などのプライベートな繋がりも大切だけど、仕事や収入に影響を及ぼすのはなんといっても職場の人間関係。ムダな出費ではなく、キャリアの潤滑油と思って大切にしたいですね。
度々の飲み会、遠慮したらダメ?
すべてのお付き合いに参加するとお金がかかって大変ということもあるのは事実です。職場の慣習や上司や同僚との関係、飲み会の頻度にもよりますが、飲み会の主旨に合わせて、ときには出席、ときには遠慮するなど上手く使い分けられるといいですね。
知っておきたい冠婚葬祭のお金の相場
せっかくご祝儀や不祝儀などを贈っても、的外れな金額を贈るのではかえって失礼に当たることもあり得ます。冠婚葬祭の内容や付き合いの程度によっても異なりますが、相場を知っておくといいでしょう。
例えば結婚祝いは披露宴に出席するなら3万円、同僚や後輩、あなたの年齢などにあまり関係はありません。一方で、不幸があったときの不祝儀は、贈り主の年齢によって相場が変わるのが一般的。贈り主が30代で、送り先が上司や同僚なら5,000円~1万円が相場とされています。
また、同僚や上司への出産祝いは5,000円~1万円、病気見舞いは3,000円~5,000円が相場です。これらに対するお返しは、もらった金額の1/3~1/2程度が目安です。
いまさら聞けない!個人的なお餞別は必要?
会社の異動が発表される時期はお餞別を贈る機会も増えて、お財布事情は厳しくなることも。職場の慣習などにもよりますが、転勤者や退職者に対しては職場のみんなで少しずつお金を出し合って、現金や品物を贈ることが一般的。でも大人女子としては、面倒を見ていた後輩の栄転や、あなたのキャリア向上に力添えをしてくれた上司の定年退職などの機会に、個人的にもお祝いや感謝を示したいものですね。
そもそもお餞別って?
お餞別とは別れる人へのねぎらいや感謝を込めた別れのしるし。会社によってはお餞別に関する規定がある場合もありますが、個人的にどうこうという決まりはありません。だから個々人の気持ち次第というのがマナーの見せ所でもあるのです。個人で贈るなら、相手との関係により、5,000円~10,000円程度が相場とされています。
お餞別での注意点
ただし、お餞別の相手が上司の場合は、現金を贈るのは不躾ととられる場合も。できれば感謝の気持ちを商品券や品物に替え、一筆添えて贈るのがスマートなお餞別の渡し方のようですよ。なお、転勤・退職に伴い引越しがある場合は、引越しの邪魔にならないような品物にする心遣いも大人のマナーです。
のし袋の使い方も気をつけて
お餞別に金銭を包む場合は、のし袋に入れて渡すのがベターです。だからといってのし袋なら何でも良いわけではありません。お餞別の場合は水引が赤白の蝶結びのものを使うといいでしょう。表書きは基本的には「お餞別」。ただし相手が上司など目上の人には「おはなむけ」としましょう。
突然の出費に慌てないために
お餞別なら時期が決まっているのが一般的で支出の心構えも出来そうですが、冠婚葬祭に関する諸々の支出は突発的に出てくることも多いもの。お金がないからと失礼して社会人としての価値を下げないよう、気をつけたいですね。
いつ必要になってもスマートな対応ができるように、家計の中で予備費用として確保しておくのがいいでしょう。とはいえ、自分以外の冠婚葬祭に関するこれらのお金は予算を立てるのが難しいのも事実です。目安として毎月1万円~2万円程度積み立てていくのがおススメです。
備えあれば憂いなし
いつ必要になっても困らないよう、流動性の高い預貯金で準備するのがポイントですが、日常の出し入れに利用する生活口座に入れておくと、勘違いや気の緩みで使ってしまうことも。
生活口座とは別の専用口座を作って管理するようにして。いつ必要になるか分からないけど、頻繁に出し入れがあるわけではない予備費はそのまま眠らせてしまうのももったいないものです。少しでも金利の高いネット銀行などを利用するのもいいですね。
最低3万円は現金で準備しておくと便利
不祝儀以外で現金を包む際には折り目のない新札で贈るのがマナーですが、ネット銀行で貯めていくなら払い出しはATM。必ずしも新札が出てくるとは限りません。少し手間はかかりますが、口座に3万円貯まったら引き出しをして時間のあるときに銀行窓口で新札に両替してもらい、封筒に入れて自宅に保管しておくと良いでしょう。
プライベートのお付き合いに比べ、会社でのお付き合いはムダで面倒に思う人も多くいます。しかし、職場での今の自分があるのは職場の人たちの励ましや応援のおかげでもあるかもしれません。大人女子として、日頃からマナーを意識したお付き合いをしていってくださいね。