日々生活していく中で欠かせない電気。だからこそ電気代を節約したいと考えている人は少なくありません。電気代は家電や契約などを見直すことで節約できます。普段使用している電気代を節約できれば、家計の負担を軽くすることができますよね。
この記事では、電気代の節約方法について細かく解説するので、ぜひ試してみてください。
電気代は安くできるの?
契約や家電を見直す節約方法を解説
2020年1月12日
電気料金の契約を見直す
電気代の節約を考える際には、自分の契約している電力会社の電気料金プランを見直してみましょう。電気料金契約のプランには様々な種類があります。例えば、土日に電気料金が安くなるプランもあれば、夜などの時間帯に安くなるプランがあります。
自分の生活にあったプランを選択することで、現在よりも電気料金を節約することが可能です。
契約アンペア
電気代が高いと感じるのであれば、確認しておきたいのが、契約アンペアです。
例えば、東京電力の一般家庭向けの電気料金プランである従量電灯Bで契約をしているのであれば、60Aの契約だと1684.80円であるのに対して、30Aの場合は基本料金が842.40円と2倍の差があります。
そのため、60Aの契約と30Aの契約の年間での料金を見てみると大きな違いがあります。
30A:842.40円×12=10108.40
60A:1684.80円×12=20217.6
このように年間で1万円以上の差が出るのは大きいですね。そのため、自分の家庭がどの程度電力を使用するのかを把握した上で、必要な契約アンペア数を選びましょう。使用する電気の量に合わせて契約アンペア数を見直すことで、節約につながる場合もあります。
注意したいのが、電気料金が安くなるからといってあまりにアンペア数を低くすると生活に支障をきたす場合があることです。そういった点は考慮しましょう。
現在使っている家電、家電の使用方法を見直そう
買い替え
昔からの家電を買い替えるにはお金はかかるものの、省エネ性能が高い商品に買い替えるだけで毎月の電気料金を確実に下げることができます。
例えば、10年ほど前の冷蔵庫と現在の省エネ性能が高い冷蔵庫の電気代を比較すると、メーカーなどによって違いはあるものの電気代が約2分の1から約3分の1になることも珍しくありません。そのため、古い冷蔵庫を新しい冷蔵庫に替えることによって、数年で元を取ることが可能な場合もあります。
また、その先ずっと電気料金の節約ができることを考えると、古い家電を長く使い続けるほど電気代を損をする結果となる可能性があります。
新しい家電に替えることで電気代の節約が期待できる家電として、洗濯機・テレビ・エアコン・照明などがあります。新しい家電に買い替えて効率的に電気代を節約しましょう。
使用している家電の使い方を変えるだけでも電気代の節約につながることがあります。
テレビ
例えば、テレビの場合、テレビをつけっぱなしにせずこまめに消すことで、プラズマテレビは年間で約4,000円、液晶テレビの場合は年間で約700円の節約になります。見ていないテレビは意識して消すようにしましょう。また、テレビの明るさを最大から中間に変更するだけでも年間数百円の節約が可能です。
冷蔵庫
冷蔵庫の節約方法としては、何度も開け閉めしたり、開けっぱなしにしないようにしましょう。再度、冷蔵庫内を冷やすために電気を使用するので電気代が上がります。また、調理後の熱々の料理をすぐに冷蔵庫に入れると、料理の熱を下げるために通常よりも多くの電力を消費します。また、冷蔵庫では温度の調節機能を「高」から「中」、「中」から「低」に変更するだけで節約が可能です。
照明器具
照明器具に関しては、消費電力の少ないLEDランプに替えると電気代が確実に節約できます。LEDランプは白熱電球よりも消費電力が80%以上ダウンするだけでなく、寿命も長いです。そのため、白熱電球からLEDランプに変更するだけで、消費電力を抑えて電気代を安くできます。また、ワット数が大きい電球は消費電力も多いので、ワット数を落として必要最小限のものを選びましょう。
消費電力が高いエアコンの節約方法
夏や冬に家庭で最も電力を消費しているのがエアコンで、夏であれば消費電力の半分がエアコンで占められているというデータがあるほどです。つまり、エアコンの使い方を工夫すれば、大きな節電効果が見込めます。
設定温度
エアコンの節電で初めに意識したいのが設定温度です。エアコンは暖房の設定温度を1℃低くすると約10%、冷房の設定温度を1℃上げると約13%の節電になると言われており、環境省も省エネの目安として「夏の冷房は28℃、冬の暖房は室温20℃」としています。設定温度を調整すると消費電力が抑えられ、電気料金を安くできます。
また、エアコンは電源を入れてからの10分間、フル稼働を行い室温の上げ下げを行うため、最初の立ち上がりが最も電力を消費するときです。そのため、こまめにオンオフを繰り返すと消費電力が多くなるため、部屋の温度が安定してから外出する場合、1時間以内に戻るのであればつけっぱなしにした方が節電になります。
清掃
また、フィルターや室外機の掃除を行うことで電気代の節約が可能です。フィルターを外している時はエアコンを使用できないので、なかなか掃除ができていない人も少なくないでしょう。しかしフィルターが埃でつまってしまうとエアコンの効きが悪くなるので、消費電力が多くなります。そのため、フィルターの掃除を行うだけで、暖房時は約6%、冷房時は約4%の節電が可能です。
他にも室外機にゴミや埃がついていると余分に電力を消費するため、定期的に室外機を掃除することもおすすめです。
電気代の節約方法はどの方法もそれほど難しくはないため、できるところから節約を始めましょう。ひとつひとつの節約金額は少なくても、合計すれば年に数万円の違いになることもあるので、積極的に取り組んでみましょう。
(※本ページに記載されている情報は2020年1月12日時点のものです)