年末年始は忘年会や新年会、帰省や親戚の子どもへのお年玉、バーゲン・・・。イベントが目白押しでつい浪費してしまいがちな季節ですよね。このような「特別支出」は年末年始もですが1年を通してあり、家計の悩みどころではないでしょうか?使い過ぎを防止するためには家計管理の仕組みを作ってしまえば解決できます。これを機にやりくり上手になりましょう!
浪費はもう卒業!
年末年始のお金やりくり術
2019年12月27日
特別支出の悩みから解放される仕組みづくりとは?
特別支出とは日常の支出とは別に頻度は少ないけど金額は高くなりがちな出費です。この特別支出に無計画でいるとせっかくの貯金を取り崩すことになりいつまでもお金を貯めることができません。だからこそ、普段の家計とは切り離して予算を組むと上手に管理できます。
1年の特別支出ってどんなのがある?
まず、家計簿を確認します。家計簿をつけていない人は手帳を見て1年間どんな支出があるかザッと書き出してみましょう。帰省代、お年玉、年払いの保険代、両親や友人へのプレゼント、旅行代、冠婚葬祭、年末年始のイベント、スーツやバッグなど、意外に高額な支出はあるのではないでしょうか。
年間の特別支出を洗い出すときに注意したいのが予算の立て方です。例えば友人の結婚式であればご祝儀の相場は3万円ですが、ご祝儀の他にも2次会費や美容院代、交通費などもかかってきます。旅行はどうでしょうか。ツアー代だけではないですよね。ツアーに含まれない交通費、食事代、おみやげ代などがかかりますし、帰省代も交通費のほかおみやげ代などもあります。トータルの予算を見積もるようにしましょう。筆者は家電が突然壊れたことをきっかけに家電貯金もしています。家電は下取りしてくれる場合もありますが、処分代もかかることも頭に入れておきたいです。
特別支出用の口座を用意
年間の予算が把握できたら、合計金額を12で割った金額を特別支出専用の口座に毎月先取り貯金していきます。ボーナスがある方は一部はボーナスから積み立てるというルールでもいいです。余ったら貯金するというスタンスでは絶対に貯められないので毎月決まった額を積み立てていくようにしましょう。
忘年会、新年会、バーゲンのやりくり術
年末年始は仕事もプライベートも慌ただしい時期ですね。有意義に過ごせるよう予算だけでなくスケジュールも計画的に組みたいところです。予算管理と合わせて覚えておきたい買い物するうえで人間が陥りやすい心理もご紹介します。
すべてのイベントに参加しない
気の置けない友人たちと過ごす時間はとても楽しくて有意義な時間です。反対に気が乗らないイベントに足を運んだり、無理にスケジュールに組み込んでまで参加することはないように気をつけたいですね。お金だけでなく時間もムダになってしまいます。またうっかり終電を逃してタクシーを使ってしまわないようにしたいです。年末年始は大切な人たちと楽しむ時間のほか、疲れを癒やしたり新年の計画を立てるような、自分だけの時間をもつことも大事ではないでしょうか。
売り手のワナにはまらないように!
普段の買い物もですが、特にバーゲンは私たちお客側に買わせようというしかけがたくさんあります。例を5つご紹介します。これらの心理を頭に入れておけば買い物の失敗は少なくなります。
1着では6,000円で販売していますが、2着購入すると9,800円とまとめ売りしていることがあります。おトクに感じて必要がないのに2着まとめて買ってしまうと余計な出費になってしまいます。
定価18,000円が9,800円に値下げされたワンピースと定価が9,800円で販売しているワンピースがあります。定価9,800円のワンピースが気に入ったのに、定価18,000円のワンピースの方がおトクに感じてそんなに欲しくない定価18,000円だったワンピースを買ってしまい、結局一度も袖を通さないままになってしまったら浪費になってしまいます。
店員さんに丁寧に接客されて買わなきゃ申し訳ない気持ちになってしまうのも人間の心理です。本当に必要で買いたいものでなければ買う必要はありません。
タイムセールやあと残り1着というのを聞くと「買わなきゃ!」という気持ちになりませんか?「次に行ったときにはもう買えないかも」とそんなに必要ではないのに焦って買わないようにしたいです。迷ったときは1度帰宅し、1週間経っても欲しいと思ったら買うといいです。売り切れてしまったときはご縁がなかったというくらいの気持ちでありたいです。
「自分にはちょっと高いかな?似合わないかな?」とうすうす気がつきながらも店員さんに勧められ無理に自分を納得させて買ってしまうことはありませんか?お会計する前にもう1度冷静に考えてから決めたいですね。
値段やおトク感だけで買うのでなく、本当に必要なものだけを買い、それ以外のものは買わないようにしていきたいですね。
普段から計画的にお金を使う
ここまでお伝えしてきたとおり、お金は計画的に使うことで余計な出費を減らすことができます。また普段から予算管理だけでなく本当に必要なものかじっくり考えて買うようにしたいものです。本当に必要なものにだけお金を使えると、貯金が増えるだけでなく買い物の満足度も上がりますよ。新年は特別支出の管理でお金を貯める仕組みづくりをしてみませんか?
(※本ページに記載されている情報は2019年12月27日時点のものです)