秋も深まり、風が冷たく感じるようになりました。そろそろ【インフルエンザ】が本格的に流行する季節がやってきます。予防接種っていつ頃からできるの?費用はどのくらい?予防接種の他にも正しい予防方法ってどんなこと?予防接種を受けたり、正しい予防方法を知って実践することで、【インフルエンザ】に負けない快適な日々を過ごせると良いですよね。
【インフルエンザ】の季節です!
知っておきたい予防接種の費用や正しい予防方法
2019年10月15日
【インフルエンザ】あれこれメモ
インフルエンザとは?
インフルエンザとは、ウィルスによって感染する「急性ウィルス性疾患」のことです。人間がかかるインフルエンザの型は、A型とB型があります。A型は人間以外の哺乳類や鳥類にも感染します。B型は人間特有の型です。
どんな症状?
インフルエンザに感染した場合の主な症状は、
・咳が出る
・のどが痛くなる
・高熱(38度以上)が出る
・全身の倦怠感
・食欲不振
・頭痛
・関節痛
・筋肉痛
などです。風邪の症状と似ていますが、風邪は、高熱や全身の倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛といった症状はあまりありません。これらの症状がある場合は、インフルエンザの可能性が高いので、早めに医療機関を受診しましょう。
流行はいつ頃から?
インフルエンザの流行は冬シーズンで、気温が下がり、空気が乾燥してくる頃です。流行の規模は、その年の気候や気温、湿度などにも関係しますが、毎年11月から4月の間に流行し、1月頃がピークです。
ここ数年は、流行期間が延び、流行期間ではない春夏シーズンでも、感染のニュースを聞くことが多くなった気がします。
かかりやすい年齢は?
15歳未満の子どもや、30~40代の患者数が毎年多いようです。
子どもは、集団生活をしているために感染する可能性が高いこと、免疫力が低いこと、自分で上手に予防できないことなども理由のようです。
その子どもたちの親世代でもある30~40代。子どもからの感染はもちろん、社会的にも多忙な時期で、無理をして身体が疲れて抵抗力が弱っているところにウィルスが入ってくるのかもしれません。
予防接種について
インフルエンザワクチンとは
今、日本で接種されているインフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」というものです。インフルエンザに感染しないよう免疫力を高めるワクチンです。このワクチン自体に感染力はないので、予防接種をしたからといって、そのワクチンからインフルエンザを発症することはありません。
また、最近のワクチンは「4価ワクチン」といって、インフルエンザA型・B型どちらにも対応したワクチンになっています。
予防接種の効果
インフルエンザワクチンを接種したからといって、インフルエンザの発症を完全にシャットアウトできるわけではありません。しかし、インフルエンザウィルスの感染予防ができたり、発症したとしても重症化せずに、軽い症状で終わったり、長引かずに済む効果は期待できます。
いつ頃接種したら良い?
ワクチンを接種し、体内でインフルエンザウィルスの抗体ができるまでに、約1~3週間かかるそうです。インフルエンザの流行時期は11月から、ピーク時期は1月頃なので、予防接種は、10月下旬から、遅くても11月中には接種しておくことをおススメします。
予防接種の費用は?
13歳未満であれば2回、13歳以上であれば1回となります。費用は1回3,000円が全国平均のようですが、医療機関によって違います。ワクチンの仕入価格や仕入数、接種希望者の数などによります。金額が高いから効き目がある、安いから効き目がないといったことではありません。
医療機関が「家族割引」や「期間限定割引」をしている場合もあります。自治体が、高齢者や子どもを対象に接種費用の助成金制度を設けている場合もあります。接種前に、医療機関や自治体に確認してみましょう。
正しい予防方法
手洗い・うがい
インフルエンザは、感染者の咳やくしゃみからの「飛沫感染」と、感染者に触れたり、同じもの触れたりして起こる「接触感染」で発症します。そのため、手洗いとうがいは基本中の基本です。アルコールを含んだ消毒液で手を洗ったり、うがい薬でうがいしたりすると、より効果的です。
睡眠・食事
インフルエンザウィルスが飛沫していても、発症する人としない人がいます。その違いは、その人自身の免疫力です。
日頃から疲れがたまっていて体調が良くない、睡眠不足が続いている、食欲がない、栄養が偏っているなど、思い当たる人は要注意!
インフルエンザに限らず、日頃から、睡眠や食事に気をつけて、自分の身体を整えておくことで免疫力を高めることができます。
人の集まる場所では
インフルエンザが流行する時期は、人の集まる場所へ行かないのが一番ですが、そうもいっていられません。「咳エチケット」を徹底しましょう。
咳やくしゃみをする場合に、
・人の前でしない
・口や鼻を覆う
・マスクを着用する
・使用後のティッシュなどはすぐに捨てる
など 必ず守りましょう。
家族がかかったら
生活を共にしている家族が発症した場合の予防はとても大変ですが、
・手洗いうがいを徹底する
・タオルや食器を共有しない
・できるだけ別の部屋で過ごす
など 必ず守って家庭内感染を防ぎましょう。
発症した子どもを看病する人は、免疫力を高めておくためにも、日頃の健康管理が重要ですよ。
お父さん、お母さん、日頃から無理をせず、自分の身体も大事にしましょうね。
(※本ページに記載されている情報は2019年10月15日時点のものです)