「一緒に過ごす時間を増やしたい」「結婚前のお試し期間として」「お互いの家を行ったり来たりするのが面倒になった」同棲に至る理由は様々ですが、同棲カップルが最近増えているようです。そんな同棲カップルの彼女たちは、お金の管理や生活費はどのように決めているのでしょう?仲良く暮らす同棲カップルに、お金の管理や生活費について聞いてみました。
仲良し同棲カップルに聞いた!
お金の管理や生活費ってどうしてる?
2019年8月23日
同棲カップルのイマドキデータ
同棲中、または同棲経験のある人に聞いた意見の多かった回答です。
Q、同棲のきっかけは?
・結婚を意識するようになり、相性や一緒に暮らしていけそうかを確認したかった
・お互いが忙しく、会える時間が少なかったので一緒に居る時間を増やしたかった
・お互いがひとり暮らしだったので、家賃を節約するため
・実家から出たかった
・週末同棲からなんとなく一緒に暮らすようになった
Q、同棲を始める時に何かルールを決めた?
・お金のこと(支払いの分担やお財布を分けるかなど)
・家事の分担
・収納スペース
・時間のこと(食事や起床就寝など)
Q、お金に関するルール、実際はどうだった?
・家賃は、男性が「全額払う派」「多めに払う派」が多い。
・光熱費・食費・日用品は「折半派」が多い。
・交際費や服飾費は「折半派」や「それぞれ自分で払う派」が多い。
お金に関しては、男性が多めに出しているカップルが多いようです。
Q、同棲して良かったと思う?理由は?
ほとんどの女性が「同棲して良かった」と答えています。
同棲から結婚した人は「お金の価値観が一致していた」「この人となら生活を共にしていけると確信した」など。
同棲したけど結婚せずに別れた人は「お金の使い方に不安を感じた」「相性や価値観にズレがあった」など。
いずれにしても「結婚前に相手のことをよく知ることができた」ので、同棲して良かったと思っているようです。
お金の管理や生活費ってどうしてる?
20代 Yさんカップルの場合
交際期間約3年。彼がひとり暮らし、Yさんが実家暮らしだった。彼からプロポーズがあり、約1年後に結婚するのをきっかけに同棲を始めた。
結婚前提の同棲生活なので、結婚後の暮らしをイメージしながらお金のことも二人で話し合っている。財布はそれぞれ別管理だが、共同経費用の財布をもう1つ作った。
【共同経費の内訳】
家賃 7万円
光熱費 1万円
食費・生活用品費 4万円 合計 12万円
(彼が7万円、Yさんが5万円出している。)
結婚後も子どもが生まれるまでは、このままで行く予定。結婚式や披露宴はせずに、両家での食事会、親しい友人とのお披露目食事会にする予定。結婚にはお金をかけず、今後の生活費や貯金にお金を充てたい気持ちで一致。同棲したおかげで、結婚式や結婚観についてもじっくり話し合えているのが良い。
最近は、貯金のこと、子どもが生まれた後、Yさんの仕事のこと、住宅のことなど、今後のライフプランについて話す事も多くなった。
30代 Tさんカップルの場合
交際期間約10年。お互いひとり暮らしだった。30代に近づき、お互い仕事が忙しくなり会える時間が少なくなったことや、Tさんアパートの更新時期が来たのをきっかけに、彼のアパートで同棲生活を始めたのが約7年前。
お互いの仕事が充実しているため、今でも結婚は考えていない。子どもが欲しいとも思っていない。一緒に暮らすことがお互いの支えになっている。お金はそれぞれ別管理。家賃・光熱費は彼が出している。生活消耗品はTさんが出している。食費は外食や一人で食べる場合はそれぞれが出している。週末必ず一緒に食事するようにしていて、その食費は彼が出すことが多い。
二人とも旅行が好きなので、年数回出かける。その際の旅行代はTさんの「旅行貯金」から出している。それ以外の交際費や趣味娯楽費、貯金などは、それぞれが管理しており、お互い口出しはしない。
今後、結婚するか、同棲を続けるかなどは、今のところ特に決めてはいない。今が充実しているので、ここ数年はこの状態を続けていく予定。
仲良し同棲カップルの秘訣
前項のYさん・Tさんカップルも参考に、仲良し同棲カップルでいるための秘訣をご紹介します。
「お金の話」で大切なこと
同棲は「生活を共にする」行為なので、お金に関するルール決めや話し合いはとても大切です。どちらが何を払うか、どれだけ払うかの話し合いはもちろんですが、それぞれが抱いている「お金に関する価値観」が大切です。
例えば「どんなことにお金を使う傾向にあるか」「貯金の目的は何か」「どんな生き方を望んでいるか」など。お互いをより深く知ることもできますよ。
“一人時間”を尊重する
同棲中も、常に一緒に居るわけではありません。お互いの“一人時間”を尊重できる関係が良いですね。
「会社の同僚たちとの食事会」「友人と旅行」「実家に帰省」などはもちろん、「一人で買い物」「一人で旅行」なども相手がそうしたいのであれば、その行動を尊重しましょう。
“夢や目標”を理解し協力し合う
大小さまざまな“夢や目標”があるかと思います。
例えば「語学留学したい」「キャリアアップに転職を考えている」といった暮らしそのものに変化がありそうなものや、「あのお店のディナーコースを食べてみたい」「あの旅館に泊まってみたい」といった暮らしに花を添えるようなものなど。
それぞれの“夢や目標”を理解し協力し合える関係が良いですね。
(※本ページに記載されている情報は 2019年8月23日時点のものです)