いざという時や老後に備えて貯金は大事。そのために節約を心がけることも大事。・・・というのは全員に共通のことですが、一人暮らしをしている人は特に節約生活が大事です。その理由をお伝えします。
ひとり暮らし女子が貯金するには「節約生活」がおすすめな3つの理由
2019年7月31日
1.ひとり暮らしは貯金が必須
まずは、一人暮らしの特徴を考えてみましょう。
1)固定費がかかる
ひとり暮らしは住居費、光熱費が毎月必ずかかります。賃貸の場合は、家賃や更新料、持家の場合は、ローンの返済、管理費、税金などがかかります。
これらの費用は、収入が減ったり、無くなったりしても払い続けなければいけません。万が一、病気などで働けなくなっても、これらの費用を払い続けられるだけのお金を貯えておく必要があります。
2)助けてくれる人がいない
元気な時であっても、毎月やりくりするのはなかなか大変で、お金が足りない分を誰かが助けてくれるわけではありません。ましてや、病気になった時、何かトラブルが発生した時、すぐそばに助けてくれる人はいません。自分で対処するしかありません。
身体の調子が悪いとき病院まで連れて行ってくれる人がいないのでタクシー使う、ご飯を作る気力がないので宅配を頼む、など家族がいれば何とかなったかもしれない費用がかかります。
やはり、これらに備えて、貯金しておく必要があります。
2.節約生活がいい3つの理由
このように、ひとり暮らしは貯金をしておかないと、いざという時対処できなくなります。
では、貯金をするには、収入を増やすなどいくつか方法がありますが、ひとり暮らしの場合、なぜ節約が一番いいのでしょうか。
1)収入を増やすはハードル高い
収入を増やす方法として転職や副業が考えられますが、一人暮らしの場合は上述のように収入が0になる状態を極力避けなければいけません。そのため、転職がうまく途切れることなく見つかればよいのですが、一旦今の仕事を辞めてから・・・となるとリスクが高くなります。
残業や副業という手もありますが、スケジュール管理をしっかりしないと、休む暇もなくて体調を崩して、却って収入が減ってしまうことになりかねません。
やりたい仕事があって転職を考えているのであれば前向きに検討していただいて構いませんが、「収入を増やす」という目的のためであれば、今の仕事をきちんとやって昇給していく方が大事です。
2)モノが増えない
一般的に賃貸で一人暮らしをしている場合、部屋はあまり広くありません。狭い部屋にいろいろ物を置いていると災害が起きたときにも危険ですし、気持ちも落ち着きません。
万が一病気で入院などして、離れて暮らす家族に助けに来てもらった時にも必要なものを見つけてもらえなくなります。
節約をしてモノを増やさないことを心がけていると、部屋はいつも整理整頓されていて、心地よく、安心・安全に過ごすことができます。
3)「やりくり」の才能は万能
節約をするためには様々な能力が必要です。いつまでにいくら貯めるという計画、カードの引き落としや各種支払いのスケジュール、起こりうるリスクの予測、お金の分類や配分、金欠でお誘いを断らなければいけない時の上手な言い訳など、時間的なことも人間関係も考えなければいけません。
将来家庭を持った時、教育資金や住宅ローンなど今まで以上に考えなければいけないことが増えますが、今からやりくりに馴染んでおけば慌てなくて済みます。
また、これらの能力は仕事にも応用できます。経費節約、スケジュール管理、コミュニケーションなど、いろいろ応用できそうです。
3.節約生活を楽しむ工夫
ただ、節約はつらいこと、苦しいことと思っている人も少なくありません。そこで、こんな工夫をしてみましょう。
1)次のステップを考える
計画や目標もなく節約をするのは、ゴールが見えなくて辛くなります。「いつまでにいくら貯めるか」「貯めたらどうしたいか」「何のために節約するのか」など、目標やゴールを決めましょう。
特に「何のため」というのが思いつかない場合は、とりあえず、節約金額自体を目標にしましょう。「毎月2万円!」というように。
続けるのが難しい人は、小分けにして(1週間とか、毎日とか)、少しずつ達成感が味わえるようにしていくと取り組みやすくなります。
2)「使ってもいい」を作っておく
それでも節約がつらい場合のために、「使ってもいい」お金を作っておきましょう。
どんな時に(嬉しいとき、へこんだ時、など)、いくらまでだったらOKという自分のルールを設けておいて、上手に続ける工夫をしましょう。
ひとり暮らしを安心・安全に過ごすためにも節約生活はおすすめです。ぜひ、上手に取り入れていってください。
(※本ページに記載されている情報は2019年7月31日時点のものです)