お金はいつの間にか無くなってるし、あると使っちゃうし、貯金ができない。でも、人生100年時代の老後を考えると貯金しなきゃと思っている。そんな方たちのために、こんな順番で進んでいけば毎月3万円貯金できる方法をご紹介します。
お金を貯めたい!でもできない人の、毎月3万円を賢く貯められる4つのステップ
2019年7月24日
1.貯金できるお金を作る
貯金するためには、まず何と言っても貯金するためのお金を作らなくてはいけません。
1)ますは収入をチェック
今、自分の収入を見て、「貯金ができる」かどうかチェックしましょう。昇給や収入が増える予定であれば、それも含めて考えます。収入と支出がよくわかっていない場合は、まず家計簿をつけるところから始めましょう。そして、直近3か月~半年分位を振り返ってみましょう。
2)断捨離では定期的な3万円は生まれない
断捨離をして、不用品を売ってお金を作ることもいいことですが、継続的な収入にすることはできません。つまり、貯金の手段としては向いていません。
3)ちょっとずつ節約が3万円を生む
そこで一番効果的なのが節約ですが、3万円も節約するのはすごくしんどい気がします。
しかし、いろんなところをちょっとずつ節約して寄せ集めると意外と節約できます。保険の見直しやスマホ代はおなじみですし、何となく払っている様々な会費、定期購入しているもの、習い事、つき合い、いろいろ見直すポイントがあると思います。
4)3万円がなくても貯金を始める
見直しても3万円が作れない!という場合でも、できる金額からとにかく貯金を始めてみましょう。「節約→貯金」のクセをつけることが大事です。
2.貯金の目的を決める
次に、貯金の目的がないと、挫折してしまいます。「結婚までに〇〇貯める」「住宅購入資金」などでもいいですし、どうしても目的が思い浮かばない場合は、恐怖心をあおってみるのもおすすめです。例えば、先日の「年金だけでは2,000万円足りない」という話題のように、今から貯金を始めておかないと老後が危ないとか、病気やけがをしたときどれくらいの費用がかかるか調べてみると、「貯金しなければ!」という気持ちになりやすいと思います。
3.まずは少額で商品研究
貯金しなければ!という気持ちになったところで、さっそく貯金を開始しましょう。重視するもの別に次の4つの方法をおすすめします。
1)強制力重視
自分は本当に貯金が苦手で、貯金を下ろしてでも使ってしまうという人には、「貯金を下ろすハードルが高い・下せない」という商品がおすすめです。
例えば、iDeCoは原則60歳まで下すことができませんし、 財形は会社にいちいち申請しなければなりません。
2)楽ちん重視
自分で毎月貯金するのが面倒でできないという人は、自動的に貯金ができるシステムを利用しましょう。
給与振り込みの口座と同じ口座で積立預金をすれば、毎月自動的に積み立てられます。つみたてNISAの場合は、年間40万円まで非課税投資枠がありますので、その枠内から得た利益・分配金は非課税というメリットもあります。
3)楽しみ重視
貯金するだけじゃ楽しくないという人は、お楽しみもある貯蓄をしましょう。
株主優待のある株や、毎月配当のあるETFなどは、プレゼントやお小遣いを受け取るかのような楽しみがあります。
ただし、元本割れのリスクはあるので、1つの銘柄をまとめて買うのではなく、分散させること。そして、手数料の安いところを選ぶようにしましょう。
4)長期重視
今から老後に備えて、安心が得たいという場合は、個人年金保険がおすすめです。
毎月保険料が3万円もかかるというところはないと思いますので、他の貯蓄手段と併用してください。
保険は途中解約するととても損なので、無理なく続けられる保険料かどうかしっかり考えてから始めてください。
4.貯金のコツ
さらに上手に貯金をするためには、どのようなことに気を付けたらいいでしょうか。
1)組み合わせる
上に挙げた4つの方法は強みが異なります。3万円まとめてどれかに貯蓄するのもいいですが、いくつか組み合わせるとリスクヘッジにもなります。例えば、iDeCoは60歳になるまで下せないので、いざという時お金がない!という心配もあります。半分はiDeCo、半分は積立預金などとしておくと、いざという時安心です。
2)コロコロ乗り換えはかえって損
株や投資信託は元本保証商品ではないので、時には損になることもありますが、すぐに売買したり、銘柄を買えるのはかえって損になるかもしれません。売買の手数料もかかりますし、積立型の場合は長期保有することで効果が出てくるからです。少額ずつ、いくつかに分散して保有しておくのがいいと思います。
自分一人でうまく勧められない時は、貯金友達を見つけたり、専門家に相談してみるのもいいでしょう。少しずつコツコツ続けていきましょう。
(※本ページに記載されている情報は2019年7月24日時点のものです)