Payサービスもたくさんあって、何を基準に、どれを選べばいいのか、わからなくなりますね。
そんなあなたに、主なPayサービスについて、その特徴や、メリット・デメリット、選び方をお伝えしていきます。
おトクで選ぶ?便利で選ぶ?
自分に合った「何とかPay」の選び方
2019年7月18日
1.代表的なPayの特徴 おさらい
まずは、代表的なPayの特徴を見ておきましょう。
1)PayPay
*ソフトバンクとヤフーが共同設立。
*支払方法は事前チャージもしくはクレジットカード。
*Yahoo!ウォレットに登録の銀行口座、またはヤフーカードからチャージ。
*Yahoo!ショッピングなどのオンライン決済対応。
*還元率は、Yahoo!マネー・PayPay残高・ヤフーカードからは3%、その他のクレジットカード決済は0.5%。
2)LINE Pay
*LINEと連携したサービス。
*支払方法は事前チャージもしくはクレジットカード。
*事前チャージは銀行口座もしくはコンビニ。
*ポイントはランクに応じて0.5%〜2%。
*銀行・ゆうちょ銀行の口座利用でオートチャージ可能。
*出金可能。
3)楽天ペイ
*楽天グループが運営。
*支払方法は楽天IDに登録のクレジットカード、楽天スーパーポイント、楽天キャッシュ。
*200円利用で1ポイント。楽天カードを使えば、100円ごとに1ポイント。
*全国120万ヵ所で利用可能。
4)d払い
*NTTドコモが運営。
*ドコモユーザー以外でも利用できる。
*支払方法は、クレジットカード、dポイント充当、電話料金合算払い。
*実店舗では200円ごとに1ポイント、ネットショップでは100円ごとに1ポイント。
*ポイント還元率は最大20%。(2019年7月中のみ)
*QRコード、バーコード、どちらにも対応。
*個人間送金や銀行チャージにも2019年9月末から対応予定。
5)Origami Pay
*Origami社が運営。
*支払方法は、クレジットカード、デビットカード、銀行口座。
*個人間送金はできない。
*ポイント制はなく、利用時に割引。
6)メルペイ
*メルカリが提供している。
*メルカリの売上金、クーポンが使える。
*通常期間にはポイント還元はありません。
7)ファミペイ
*ファミリーマートが運営。
*支払方法は事前チャージ、クレジットカード、ファミリーマート店舗レジ。
*公共料金支払いでもポイントが付く。
*還元ポイントは、Tポイント、dポイントなどと連携しマルチポイントになる予定。
8)Apple Pay
*Apple製デバイスで利用できる。
*ほぼすべてのクレジットカードやプリペイドカードを紐づけることができる。
*カード類は最大12枚まで登録できる。
*QRコードを読み込まなくても、スマホをかざすだけで決済できる。
※2019年7月10日時点の情報にもとづいています。
2.自分に合ったPay選びのステップ
では、どんな風に自分に合ったPayを選んでいけばいいのか、手順を見ていきましょう。
1)何を重視するか考える
重視する点は、主に「おトクか」「便利か」に分けられます。
おトクで選ぶのであれば、ポイント還元率や割引を重視しましょう。
携帯系Payは契約更新時にポイントが付くとか、PayPayのように自社系クレジットカード併用だとポイント率が高いなど、Payだけではなく、運営者のサービスのユーザーである方が還元率もおトクな場合が多いです。クレジットカードと併用してポイントを二重取りすることができるものもあります。
また、Origami Payのように、ポイントの還元はなくて、購入と同時に割引というものもあります。
便利で選ぶのであれば、
・チャージしやすいか
・支払方法
・使える場所は多いかをチェックしましょう。
チャージについては、LINE Payはコンビニでもチャージできますし、オートチャージ機能もあるなど、とても便利です。
支払いについては、メルペイは売上金やクーポンも使えたり、Apple Payはたくさんのカードを登録しておくことができるというメリットがあります。
使える場所の多さで選ぶのであれば、楽天PayやLINE Payが便利です。
2)いくつか試してみる
何を重視するのか決まって、どのPayにするか決まった人は、それで完了です。なかなか選べないという人は、いいと思ったPayをいくつか使ってみましょう。選ぶ際にはメリットが違うタイプのものを比較して、どっちか選ぶようにすると決めやすいと思います。使い勝手や、どういう時にどれを使えばいいのか少しずつ確認していきましょう。
3)使い方を決める
お試しをしたら、今度は使い方を決めましょう。
PayはEC系、携帯系、銀行系、コンビニ系、などさまざまなところが出しているので、利用するところが多ければ多いほどまとめるのが困難ですが、
ⅰ)とにかくシンプルがいい人
使ってみて、自分が一番いいと思ったところに決めてしまいましょう。
ⅱ)メリットを最大限活かしたい人
いくつかを使い分けしましょう。
「おトク」1つと「便利」1つという風にしてもいいですし、使うサービスごといろいろ持っていてもいいかもしれません。
ここでは今現在の代表的なPayを挙げました。これ以外にもいろいろありますし、さらに今後も続々と出てくると思います。しかし、どんなに数が増えても、今回自分で選んだPayを基準にすれば、入れ替えたり、増やしたりがしやすいと思います。
(※本ページに記載されている情報は2019年7月18日時点のものです)