近年、増え続けている【共働きカップル】ですが、「お金の使い方や価値観が違う」「生活費のことでよくケンカになる」「収入のわりに貯金が出来ていない」など、お金の管理に関する悩みは尽きないようです。あなたも思い当たるふしはありませんか?そこで今回は、お金の管理で悩まない、しっかり貯金もできる簡単なコツをお伝えします。これからもずっと仲良く幸せな関係を続けていけると良いですね。
共働きカップル必見!
お金の管理で悩まない幸せな関係を続けるコツ
2019年7月16日
共働きカップル お金の管理どうしてる?
共働きカップルのお金の管理に関するアンケート結果です。
■あなたのご家庭ではどのように家計管理をしていますか?
全て一緒 51%
一部一緒 20%
項目別に分担 15%
全く別々 14%
■「全て一緒に管理」主な理由は?
家計全体の管理がしやすい 54%
財布は夫婦一緒が普通だと思っている 20%
財布を分けるほどの収入がない 15%
無駄遣いが減る 3%
配偶者ともめることがなさそう 3%
人に任せたくない 2%
お金の管理が苦手 2%
その他 1%
■「一部一緒に管理」主な理由は?
自分の稼ぎは自分で管理したい 22%
生活費のみ共同としたい 26%
家庭円満 20%
面倒くさい 12%
一部一緒が普通だと思っている 17%
その他 3%
■「項目別に分担」主な理由は?
自分の稼ぎは自分で管理したい 25%
項目別のほうが管理しやすい 32%
家庭円満 12%
面倒くさい 9%
項目別に分担が普通だと思っている 6%
お金の管理が苦手 6%
口座をまとめるのが面倒 7%
その他 3%
出典:共働きの財布管理に関するアンケート/Sodan[ソダン]-相談するってステキなこと (https://www.sodan-lp.jp/column/money/detail/501739)
アンケート結果を見ると、財布の管理が「全て一緒」という回答が半数以上でした。「全く別々」という回答は少数派でした。また、管理のしかたそれぞれに理由がありますが、それが本当に自分たちに合った管理のしかたなのでしょうか?
お金の管理で悩まない 幸せな関係を続けるコツ
管理パターン1)財布が1つ
財布が1つ。夫婦間のお金を全て一緒に管理するタイプです。前項のアンケートで半数以上がこのパターンでした。
(メリット)
・収入・支出・貯金額の全てを把握しやすい
・管理能力が高いほうが管理できる
・管理能力が低い方の無駄遣いを減らせる
・臨時出費(電化製品の買い替え・旅行や帰省費・冠婚葬祭費など)の対応がしやすい
(デメリット)
・自分だけのもので支出する場合の報告が面倒
・クレジット払いやスマホ決済などの把握や報告が面倒
(アドバイス)
夫婦間で話し合って、管理能力が高い方が管理するのはいいことですね。管理していない方、または両方に「おこづかい」を決めたほうが良さそうです。金額はお金の管理をしている方が勝手に決めるのではなく、二人で話し合って決めましょう。おこづかいの額は「定額制」も良いですが、「収入の約〇%」と決めるのもおススメです。収入の多い方がおこづかいも多くなるので、自分のためにも仕事を頑張れますよね。
管理パターン2)財布が2つ
財布が2つ。それぞれ別に管理しているタイプです。前項のアンケートでは一番少数派のパターンでした。
(メリット)
・収入・支出・貯金額などを自由に管理できる
・夫婦間でお金に関する揉め事が少ない
・経済的に自立した夫婦でいられる
(デメリット)
・共同支出(住居費、食費、生活費、子どもにかかる費用など)の不公平感が生じる
・お金の管理能力が低く無駄遣いが多い夫婦だと、貯金ができない
(アドバイス)
このパターンを選択する夫婦は、お金の管理能力が高い夫婦であることが前提です。管理能力に自信がなければおススメしません。また共同支出に関するルール決めは必要です。しっかり話し合いましょう。その後、別々に管理することを選択した以上、相手のお金の使い方や金銭感覚が自分と違っていても、口出しするのは控えましょう。
管理パターン3)財布が3つ
財布が3つ。それぞれで管理している財布と、共同支出用の財布があるタイプです。
(メリット)
・共同支出(住居費、食費、生活費、子どもにかかる費用など)を把握しやすい
・自分が自由に使えるお金も把握しやすい
・夫婦共通の貯金計画が立てやすい
(デメリット)
・共働きで無くなった場合の対応
・共同支出用の財布にいくらずつ入れるか、誰が管理するかのルール決めが必要
(アドバイス)
家事労働を上手に分担したり、それぞれが自由に使えるお金があったりと、日々忙しい共働きカップルにはおススメの管理パターンです。共同支出用の財布について、いくらずつ出し合うのか、誰がどのように管理するのかなど、夫婦でしっかり話し合うことが必要です。また将来計画を一緒に考え、それに見合った貯金計画も必要です。共同支出用の財布の中に「共同貯金」という項目と金額を設定しておくのもおススメです。
今日から実践!しっかり貯金できるコツ
3つの管理パターンを詳しくご紹介しました。どの管理パターンが自分たちに合っているか、分かってきたのではないかと思います。
どの管理パターンにも共通する大事なことは「夫婦でしっかり話し合う」こと。
共働き夫婦は、二人でゆっくり向き合う時間を確保するのも大変かもしれません。その貴重な時間にお金の話をするのは面倒かもしれません。しかし、夫婦が仲良く幸せな関係を続けていくにも、あなた自身の幸せのためにも、お金の話は大切です。しっかり話し合い、お金の管理を徹底することが、貯金できる家計になる近道でもあります。ぜひ実践してみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は 2019年7月16日時点のものです)