ファイナンシャルプランナーの資格って興味あるけど、取ってからどう活かしていけばいいの?という方もいると思います。実際に資格を持っている人たちは、こんな風に活用している6つの例をご紹介します。
あなたはどう活かす?
ファイナンシャルプランナーの資格
2019年6月11日
1.6つの活用例
ファイナンシャルプランナーの資格を取った人たちは、主にこんなことに資格を活用しています。
自分のライフプランのため
資格を取るきっかけが、「自分のお金について知りたかった」という方です。若い世代の方は、「結婚して、子どもができて、家計のやりくりを考えなければいけなくなった」というきっかけが多いですし、リタイア世代では「老後どう過ごしていけばいいのか、自分で勉強しようと思った」という方が多いです。セミリタイアを早くしたいとか、自分らしい生き方をしたいので、という方も増えています。
専門家に相談するにはお金がかかる、自分の資産を公開することに抵抗がある、自分で知っておいた方が役に立つ、といった理由で学び始め、学びの証として資格を取るという流れです。
就活
最近は、大学の授業としてファイナンシャルプランニングを取り入れている学校もあるので、授業を受講し、資格を取るという学生の方もいます。
お金のやりくり、それに伴う国の制度や法律の知識など、家計で使えるノウハウは、企業に入ってからも使えますので、就職の際にファイナンシャルプランナーの資格を持っているということは、有効だと思います。また、転職や再就職するために資格を取る方もいます。
本業に活かす
本業の仕事を持っていて、ファイナンシャルプランナーの知識がその仕事に必要だから資格を取るという方です。
税理士、弁護士、行政書士といった方は、仕事の範囲がファイナンシャルプランナーと関係があるため、自分でファイナンシャルプランナーの知識を持っていた方が仕事がやりやすいという方が多いです。その他、社内の福利厚生関係の仕事をしている方、金融機関のプログラミングの仕事をしているIT系の方など、職種・業種も様々いらっしゃいます。
交流に活用
上の例は、自分が本業以外にファイナンシャルプランナーの知識を身に付けることで仕事を解決していくという例ですが、こちらは、自分一人で解決するのではなく、他の専門家とつながることで、仕事を解決していこうという例です。
ファイナンシャルプランナーの資格を取ることで、勉強会や交流会に参加する機会が増えるので、様々な専門家に出逢う機会が増えます。そこで、自分の仕事を進めていくのに必要な人たちと繋がっていくのです。
社会貢献
資格を取ったけれども、なかなか活用する機会がないという場合でも、ボランティア活動としてファイナンシャルプランナーの資格を活用されている方もいます。各自治体や地域のNPO法人でお金に関する相談会の相談員をやったり、市民向けセミナーの講師などの活動をされています。
FPの仕事として
そして、一番多いのがFPとして仕事をするという人たちです。
金融機関や不動産会社など、企業内FPとして仕事をする人のほか、独立して仕事をする人たちがいます。
独立して仕事をする人たちには、以下のような仕事があります。
*相談
直接顧客を持ったり、相談業務を行っている組織に属したりしながら、相談業務を行います。
*顧問
企業、または個人のお金についてアドバイスを行います。
*ライター
ウェブサイトや雑誌のコラム執筆、本の出版などを行います。
*セミナー講師
自主開催もありますが、企業や自治体、その他の団体からの依頼で講師をします。
*インストラクター・教師
一般の人向けにお金の話をするのではなく、FPを育てるための授業を行う人です。
2.資格を取るときの注意点
いろいろ活用方法のあるファイナンシャルプランナーの資格ですが、資格を取るときに考えてもらいたいのが以下の2点です。
資格が必要かどうか
ファイナンシャルプランナーの資格を取ると、その資格を維持するために勉強を続けたり、会費を払い続けたりする必要も出てきます。
お金に関する知識を得るのが目的であれば、ファイナンシャルプランニングの勉強はお勧めですが、必ずしも資格を取らなくてもいいのかもしれません。
どの資格を目指すか
ファイナンシャルプランナーの資格にもいくつか種類があります。資格を取るには、お金も時間も労力もかかります。学ぶ内容、難易度など事前に調べて、自分の目的に合っているかどうか、確認してから取り組みましょう。
人生100年時代になり、ファイナンシャルプランナーの知識は必須になってきました。ファイナンシャルプランナーの資格もますます活用範囲が広がることと思いますので、上手に取り入れていってください。