夏のボーナス何に使いますか? 6月末から7月初旬は、夏のボーナスが支給される時期です。マクロミルの調査によると、ボーナスの使い道1位はダントツで「貯金」でした。皆さん、堅実志向のようですが、特に30代、40代女性のボーナスの使い方を探ってみたいと思います。「こんな使い方もある」といった番外編などもご紹介しますよ!
【最新版】夏のボーナス 30代、40代女性の使い方
2019年6月7日
夏のボーナス何に使う?
株式会社マクロミルが今年4月に行った、夏のボーナスをもらう予定の人に聞いたアンケート調査※によると、ボーナスの平均額は466,326円でした。
ボーナスの使い道についての質問では、以下の結果となっています。
1位 預貯金・・・・・・70%
2位 旅行・・・・・・・29%
3位 外食・・・・・・・25%
4位 ローン返済・・・・24%
5位 子供の教育費・・・17%
※調査主体:マクロミル、調査対象:全国15歳~64歳の民間企業に勤める正社員の男女、調査日:2019年4月16日~17日
この順位は毎年ほぼ変わらず、預貯金が7割近くを占めてトップとなっています。
次に、男女別、年代別でもう少し詳しくみてみましょう。
株式会社アスマークが行った、夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査※から見てみましょう。
※参照元:夏のボーナスの使い道に関するアンケート調査|市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク
こちらも1位:貯蓄、2位:旅行、3位:商品・サービスの購入、4位:ローン返済となっており、マクロミルの調査結果と近いものとなっています。
男女の傾向は?
貯蓄と旅行の割合は女性の方が高く、ローン返済や金融商品の購入は男性の方が高くなっています。男性の既婚者の場合は、やはり家族のためにローン返済に回さざるを得ないようです。
金融商品の購入(投資)に関しては男性の方が積極的のようです。女性は投資をしないで、貯金ということでしょうか。
また、商品・サービスの購入は女性の方が高く、その分男性は自動車・バイクの購入となるようです。
女性の年代別の傾向は?
貯蓄の割合はなんと20代が一番高いという結果に。旅行は50代が一番高くなっています。ローン返済に関しては、40代女性が一番低く、投資に関しては20代が低く、50代が高くなっています。商品・サービスの購入は、30代、40代は他の世代に比べ低くなっています。
これらのことから推測すると、20代は、まだ独身の人が多く、すべて自分のためにお金を使えるため、商品・サービスの購入が多くなる一方で、将来に備えて、貯蓄も多くなっているように思います。一方で30代、40代は、家庭を持っている人も多く、子育て中の女性も多いことから、堅実志向となり、家族という単位で使い道を考えているケースが多いように思います。
FPおすすめの使い方
ボーナスの使い道で一番多いのが「貯蓄」となる理由は、使い道が決まっていないので、とりあえず貯金というケースではないかと思います。
この考え方は間違ってはいませんが、ある程度使い道を設定しておかないと、ずるずると使ってしまう可能性があります。
そこで、ボーナスをもらったら、以下のような使い道を設定してみましょう!
●ボーナスの半分は将来のために貯蓄する。
(普通預金ではなく、定期預金や財形貯蓄などにして、簡単には下ろせない状態にしておくとよい)
●残りの半分の半分(1/4)は目的のない貯金(普通預金など)にする。
●残りのさらに半分(1/8)で投資をやってみる。
(金融商品を購入して、自己投資のために使う)
●最後に残った金額は好きに使う(ご褒美!)
割合は多少変わってもいいですが、将来のための貯蓄としての半分は必ずキープしましょう。
住宅ローンがある人は、この部分を繰上げ返済に回してもいいでしょう。
30代、40代女性ならではの使い方
ボーナスを好きに使っていいとしたら、どう使いますか?
定番から番外までピックアップしてみましょう。
*旅行に行く
*服や装飾品を買う
*美容に使う(エステ・脱毛・美容整形など)
*家電を買う
*趣味に使う
*資格講座に通う
*ペットを飼う
*株主優待目的で株を買う
*親にプレゼントをする
*ふるさと納税をする
*起業資金にする
たくさんの使い道があると思いますが、賢く使うならば、「これにお金を使うことで将来何かいいことがあるか」を考えてみましょう。
たとえば、服やバッグなどは浪費となりがちですが、永久脱毛に使えば、見た目もきれいになり、今後は無駄な時間やお金を使わなくなって、将来的にいい思いができます。
家電だったら、食器洗い乾燥機を買うことで、以後時間の節約や楽ができます。
一時的なものか、継続的なものかの視点を持つことで、無駄遣いかそうでないかのジャッジができるでしょう。
経験にお金を使う
30代、40代の女性が、20代の女性と比べて勝っている点は、経験とそれに裏打ちされた自信があることです。若いうちは、ファストファッションでファーストフードに入ることに何の違和感もありませんが、ある程度の年齢になってくると持ち物や着る物、お店選びにも“質”を求めるようになります。“いいもの”を買う目を養ったり、質の高いお店で食事をした経験などは、その人の見えない財産となります。一見、無駄遣いに見えても、「いいお金の使い方をした」と言えることがあるのです。
他にも、大人の女性として、知識や感覚を磨く行為にお金を使うことも立派な自己投資となります。名所を旅したり、美術館に足を運んだり、読んでみたかった本を買い漁ったりしてもいいでしょう。
普段はついつい倹約一辺倒になってしまいがちな、30代、40代の女性こそ、夏のボーナスの一部をそんなふうにして使ってみてもいいかもしれませんね。