キャッシュレスで支払いをしたいけれど、まごついてしまって結局いつものように現金で払ってしまうという人、結構いるのではないでしょうか。特にスマホ決済は、慣れるまで時間が掛かるという人もいるようです。そこで、キャッシュレス初心者が支払いをスマートに行えるように、登録から操作まで、手順をわかりやすくご紹介します。
イケてる女性は支払いもスマート!
キャッシュレス初心者のためのスタートガイド
2019年5月25日
キャッシュレス決済してる?
キャッシュレス決済とは、現金以外で支払いをする方法を言います。
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、スマホ決済などがあります。
クレジットカードや電子マネーはよく利用していても、スマホ決済はやったことがないという人は多いのではないでしょうか。
出典:キャッシュレス決済に関する アンケート結果| 消費者庁
消費者庁が2018年度に行った調査では、スマホ決済(非接触型モバイルアプリ決済とQRコード決済の合計)を利用したことがある人は13.5%と、まだまだ少ないことがわかります。
スマホ決済を始めよう!
キャッシュレス決済ならクレジットカードで十分と思ってしまいますが、最近多い、○○Payのキャッシュバックやポイントアップキャンペーンなどを見ると、スマホ決済に魅力を感じてしまう人も多いでしょう。
特に、スマホ決済アプリ自体のポイントと紐づけしたクレジットカードのポイントの二重取りができる場合が多く、そうしたメリットは大きいものです。
もう一つ、クレジットカードよりスマホ決済が優れている点は、スキミングに合うリスクがないことです。クレジットカードは支払い時に相手に渡して決済してもらう必要がありますが、スマホ決済は自分の手から離れることはありません。クレジットカードを海外で利用したことがある人は、こうしたリスクに敏感になったことがあるでしょう。
そこで、キャッシュレス決済の中でもスマホ決済に焦点を当てて、利用したことがない人のための“始め方”をご紹介します。
どのアプリを利用すればいい?
スマホ決済には、スマホを専用の端末にかざして決済する非接触型決済とバーコードやQRコードを読み取って決済するQRコード決済の二種類があります。
非接触型決済はApple Pay、Google Pay、おサイフケータイなど、QRコード決済はPayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い、Origami Payなどがあります。
どれを選んだらいいのか迷うところですが、自分がよく利用するお店で使えるものを選ぶのがベストでしょう。
特に決まった店はなく、その時々で利用する店が違うという人は、シェアの大きいメジャーなサービスを選ぶとよいでしょう。
ランキングで常に上位にくるPayPay、LINE Pay、楽天ペイあたりを選んでおけば、失敗は少ないと思います。
登録方法
ここでは、QRコード決済の3大サービスの登録方法をご紹介します。
PayPayの場合
1.App StoreかGoogle Playでアプリをダウンロードします。
2.電話番号とパスワードを設定するか、お持ちのYahoo! JAPAN IDでログインします。
3.お支払い情報を登録します。PayPay残高、Yahoo!マネー、クレジットカードからお支払いできます。PayPay残高は銀行口座からチャージできます。
LINE Payの場合
1.LINE画面の右下にあるウォレットをタップして「LINE Payをはじめる」を選択します。(LINEを使っていない人はアプリのダウンロードから始めてください)
2.規約に同意します。
3.チャージ方法を選択します。銀行口座を登録してLINE Payの口座にチャージをする他、店頭でLINE Payカードにチャージしたり、コンビニでのチャージもできます。
楽天ペイの場合
1.楽天会員IDを取得します。(持っている人は2へ)
2.App StoreかGoogle Playでアプリをダウンロードします。
3.クレジットカードを登録します。楽天カードを登録しておくとポイントが優遇されます。
登録はどれも簡単です。
LINE Payは前払い方式なので先にチャージをしておく必要がありますが、最初に銀行口座を登録しておけば、オートチャージも可能です。
楽天ペイは後払い方式で、登録しておいたクレジットカードで決済します。
PayPayは前払い(チャージ)、後払い(クレジットカード)どちらも選択できます。
支払い手順
QRコード決済の支払い手順は、それぞれのサービスで画面上の違いはありますが、手順としてはほぼ同じです。
まず最初に、何で支払うかを店側に告げ、次の操作をします。
出典:PayPay(https://paypay.ne.jp/)
クレジットカードや電子マネーと比べると、アプリを立ち上げて、支払い方法を選択するなどの画面操作があるため、手間と感じる場合もありますが、スマホ以外何もいらないという点は大きなメリットです。
デメリットとしては、まだまだ使える店が限られていることです。しかし、サービスとして発展途上の段階とも言えるので、今後の利用範囲の拡大を期待したいところです。
財布はいらなくなるか
現在、キャッシュレス決済サービスは群雄割拠の様相で、各社がしのぎを削っています。
まだ、圧倒的なシェアを誇るサービスは登場していないため、消費者も店側も試行錯誤の状態です。そのため、キャッシュレス化と言っても、まだまだ現金を持ち歩かないといけない状況が多々あります。
ポイントカードを整理する
財布を持ち歩く理由として、ポイントカードの存在もあります。
大抵の人はポイントカードを複数枚財布に入れて持ち歩いていると思います。
レジで先にポイントカードを出してから、次にクレジットカードやスマホで決済するなどの手間もかかります。
これらを解決したのが、Apple Pay、Google Pay、LINE Payです。複数のポイントカードを登録でき、店舗によって、それらを使い分けて利用することができます。
ただし、登録できるポイントカードは各サービスによって違うので、該当しないものも出てきてしまいます。
ポイントをまとめて管理できるアプリも登場していますが、店によっては利用できないこともあるので、よく使うお店のポイントカードは、その店独自のアプリをインストールすることでポイントを付ける方がいいかもしれません。
将来的にはポイントカードはアプリに集約されて、物理的なカードとしてはなくなっていくように思いますが、いずれにしても、ポイントカードをあれもこれも作るのはスマートではありません。利用頻度が高くない店のものはポイントを貯めないと決めることも大事です。
イケてる女性の財布は小さめ?
キャッシュレス過渡期の日本では、まだ財布は必要ですが、スマホ決済が普及し、複数のクレジットカードや電子マネー、ポイントカードをスマホに集約できるようになれば、膨らんだ財布を持ち歩く必要はなくなります。
お会計の時に、スマホを取り出してレジに提示、「ピッ」という音で完了させたらスマートです。履歴が残るので、レシートもいらなくなります。
財布が小さくなれば、小さいバッグにも入って、身も心も軽くなりますね。