不動の人気「500円貯金」。あなたも今までに一度くらいはやってみたことがあるのでは?だけど「500円貯金は続かない」「何度か挑戦してみたけど、途中で挫折する」「つい貯金箱を開けて使ってしまう」といった失敗経験者も少なくないようです。何故でしょう?実は、【500円貯金】に失敗した人が無意識にやっている特徴があるようです。その特徴を知って、自分に合った【500円貯金】で再チャレンジしてみませんか?
【500円貯金】に失敗した人が
無意識にやっていた5つの特徴とは?
2019年5月29日
【500円貯金】の失敗談
【500円貯金】をやっていたが続かず、やめてしまったというお二人の失敗談です。
20代独身のKさん
社会人になりお給料をもらえるようになった頃「将来のために【500円貯金】をしよう」と思ったのがきっかけ。お気に入りの貯金箱を買い、楽しみながら貯めていた。貯金する日や、目標金額などは特に決めず「財布の中に500円があった時」や「思い出した時」に貯金していた。
社会人になって約半年が過ぎた頃、仕事関係や学生時代の仲間との交際費、休日の娯楽費、服飾費などで、支出が増え始めるようになり、給料日前にお金が少なくなると、貯金箱の中の500円を数枚引き出すようになり、なかなか貯まらず挫折した。
40代主婦のYさん
ネットで【500円貯金】が人気と知り、「旅行に行きたい」「私の趣味や娯楽のためのお金が欲しい」と思い、家にあった貯金箱でなんとなく始めた。最初は、買い物に行った時も500円玉のおつりが出るよう工夫したり、ランチ代を節約して、順調に貯まっていた。
子どもが中学生になった頃、おこづかいや塾代、部活動に必要なお金が増え始め「いつ使うか決まっていない“旅行費”や“趣味娯楽費”より、今必要な子どものそれらの支払いのほうが優先」とばかりに、つい【500円貯金】を使うようになる。「私が【500円貯金】を頑張ったところで、私だけが自由に使えるお金にはならないんだな」と思い挫折した。
再確認しよう!【500円貯金】メリット&デメリット
前項のお二人の失敗談、いかがでしたか?失敗した人が無意識にやっていた特徴を明らかにする前に、【500円貯金】のメリット・デメリットを再確認してみましょう。
メリット
【簡単に始められる】
銀行貯金の場合、銀行に行き、必要書類を記入し、通帳を作ります。ネット銀行貯金の場合も、サイトにアクセスし、必要事項を入力し、証明書を提出し、口座を開設してから始まります。【500円貯金】は、財布に500円玉があれば、今すぐにでも始められます。
【貯まり具合が見える】
銀行での貯金も通帳の数字を見れば貯金額は当然分かりますが、【500円貯金】は硬貨そのものの貯まり具合を見ることができます。
【ルールを自由に決められる】
銀行の貯金も以前に比べ様々な種類や方法があり、自由度は増していますが、【500円貯金】の自由度はそれ以上です。目標額、貯金する日や枚数、どのタイミングで開封するかなど、全てのルールを自由に決めることができます。
デメリット
【利子がつかない】
銀行に貯金していれば、少なからず利子はつきます。【500円貯金】には利子は全くつきません。あなたの貯金箱に誰かが500円を入れてくれれば良いですけど。
【すぐに使える】
これが【500円貯金】最大のデメリットかもしれません。簡単に始められ、いつでも貯まり具合が目の前で見えています。財布のお金が寂しくなった時や、思わぬ臨時出費があった時など、簡単に貯金箱から出せて使えてしまいますよね。
失敗した人が無意識にやっていた特徴とは?
【500円貯金】に失敗した人には、共通する5つの特徴がありました。詳しくご紹介します。
1)無計画すぎる
貯金する前から綿密な計画を立てすぎ、始める前からやる気を無くすようでは困りますが、無計画すぎるのもおススメできません。目標額を決めて貯金するのか、開封する日を決めるのか、貯まったお金は何に使いたいのかなど、ある程度の計画は必要です。挫折しそうになった時のモチベーション維持に役立つからです。
2)貯金箱の選択ミス
「この貯金箱、なんとなく気が乗らない」「中身が見えないのでやる気が起きない」「いつでも開けられる貯金箱だとつい使ってしまう」という経験がある人は、貯金箱の選択ミスです。貯金することが楽しくなる貯金箱、中身が見える貯金箱、途中で簡単に開けることができない貯金箱など、自分に合った貯金箱を選んで始めましょう。
3)ライフスタイルに合っていない
貯金していたことをつい忘れてしまう」という経験のある人は、これが原因かもしれません。「貯金箱をどこに置くのが良いか」「貯金するのは、朝・昼・夜いつが良いか」貯金する日は、毎日・曜日別・日にち別など、人それぞれライフスタイルによって、貯金しやすい方法があるはずです。
4)すぐに使ってしまう
失敗した人の一番多かった原因です。目標額や投入枚数、投入回数が、今の収入に見合っていないのかもしれません。【500円貯金】のために日々の生活が圧迫し、生活費の補填として使ってしまうようでは家計の悪循環です。支出を見直しと、貯金ルールの見直しが必要です。
5)何度も挑戦して、何度も失敗する
やる気や気合いを奮い立たせながら同じ方法で何度も挑戦していませんか?貯金箱や貯金ルールを変えてみてはいかがですか?このタイプは、意外と几帳面な人に多いので、あえて計画を立てず「貯まったら儲けもの」くらいの軽い気持ちで始めてみるのもおススメです。