貯金したいけれどもできていないという人は、できない理由に気づいていない場合が多いのではないでしょうか?無意識に発している言い訳には、貯金できない理由が現れていることがあります。どんな言い訳が貯金できないにつながっているのか見ていきましょう。
貯金したい、でもできない人が自分を正当化する20の言い訳はこれだ!
2019年5月22日
1.20個の言い訳
まずは、無意識に出てくる言い訳が、どんな気持ちを表していて、どんなことにお金を使っているのか、系統別に見てみましょう。
自分大事系
「ストレスたまってるし、我慢はよくない」
「自分に投資って大事、これは先行投資なの」
「人付き合い大事よね」
自分が大事な人は、自分の中にストレスなどマイナス要因があると取り除こうとしますし、もっとプラスを増やそうと習い事や外見などにお金を使います。
そして、自分にプラスになる人間関係も大事と考え、交際費にもお金を使います。
いい人になりたい系
「親が旅行に連れて行けって言うから」
「やっぱり部下に奢らなきゃ」
「寄付大事よ」
家族、同僚・友人、社会を本当に大事に思っている人と、それを通り越して「周りの人たちを大事にしている自分」を見せたいタイプの人がいます。
自信ある系
「私は病気にならない」
「お金は使っても、また働けばいい」
「貯金しなくても何とかなる」
楽天的で、自分の体力、能力、運などに自信があるタイプですが、どちらかというと根拠のない自信で、お金を使ってしまいがちです。
自信ない系
「ブランドものは自分をよく見せてくれるでしょ」
「贅沢したら罰が当たりそう」
「資産運用とかよくわかんないし」
自分に自信がないのでブランドもので固めたいという人と、ブランドものを持つことすら恐れ多くてお金を持てないという人がいます。
あるいは、知識がないことがコンプレックスで「自分にはどうせお金の知識がないし」と逃げている人もいます。
浪費大好き系
「お金は使って何ぼ」
「バーゲンだから・ご当地ものだから」
「貯金は明日から頑張る」
「貯める理由がない」
とにかくお金を使うことが大好きという人です。今、お金を使うことの優先順位が高いので、貯金は後回しになります。
「なぜお金を貯めなければいけないのか」がわかっていない場合も、使ってしまう要因になっています。
みんなに合わせる系
「みんなそんなに貯金してないって」
「流行ってるし、みんな持ってるから欲しい」
ついついみんなと比べてしまう人です。持ち物も、貯金額も、人と合せてしまうタイプです。自分の周りに合わせるタイプと、世の中の平均に合わせるタイプの人がいます。
お金嫌い系
「お金持ちってイメージ悪い」
「お金持ってたら狙われそう」
小さいころの親の刷り込みや、お金に関するトラブルを経験して、お金に対していい思いを持っていないため、潜在的にお金を持っていることはよくないこと、怖いことを感じています。そのため、無意識にお金が貯まらない行動をとってしまいます。
2.言い訳に気づいた時どうするのか
しかし、お金を使ってはいけないということではありません。むしろ、必要なところには使うべきです。では、これらの言い訳に気づいた時、どうすればいいのでしょうか。
なぜ、言い訳をしているのか考える
本当にお金を使うべきところに使っているときは言い訳しないはずです。言い訳をしているということは、心のどこかで「本当は使ってはいけないのだけれど」と思っているはずです。
にもかかわらず、使っているのはなぜなのかじっくり考えましょう。目を背けたいこともあるかもしれませんが、ストレス解消、寂しさを紛らわすため、自分をよく見せたい、などさまざまな本当の理由が見つかると思います。この本当の理由をお金以外で解決する方法が見つかれば貯金体質に変わります。
使っていい上限を考える
自分の収入や将来に備えての貯金も考えて、使ってもいい上限を決めましょう。新しく口座を作るとやりやすいと思います。月単位でも年単位でもいいので、自由に使ってもいい金額を決めて、
特に使わなかったらその口座に貯金、使いたくなったらそこから引き出し、という貯金癖を付けていくといいでしょう。
優先順位を考える
お金を使うべきところであっても、すべてに使えるとは限りません。自分がどこにお金を使っていくかを考えることは、自分の価値観、生き方を考えることでもあります。
高額な買い物の時は特にそうですし、些細な買い物でも家計簿をつけて日頃どういう使い方をしているのか振り返ると自分の癖や価値観に気づいてきますので、家計簿は是非お勧めします。
お金を使うとき、他にもいろいろな言い訳が見つかると思います。その言い訳の理由を考えてみると自分探しにもなりますし、貯金のきっかけにもなります。ぜひ、いろんな言い訳に気づいてみてください。