キャッシュレス決済が広がりを見せていますが、あえて小銭貯金をおすすめしたいタイプの人がいます。
貯金は、自分に合った習慣でできるようになると長く続けられます。続けているうちにお金が貯まる楽しさを実感でき、無理なく貯金できるようになっていくのです。
あなたは、小銭が、たくさん貯まったときのジャラジャラという音に魅力を感じるでしょうか。
気軽に始められる小銭貯金のコツや、どんな人に向いているかなどについてご紹介します。
気軽に小銭貯金を始めてみない?
自然に守れるルールがおすすめ
2019年4月16日



無理なく楽しむ小銭貯金
キャッシュレス決済はスマートだけれど
あなたは、キャッシュレス決済を日常生活にどの程度取り入れていますか。著者は、どちらかといえば現金主義です。夫はキャッシュレス決済を積極的に利用しています。
どちらの支払方法にもそれぞれのメリット、デメリットがあるため、基本的には好きなほうを選べばいいでしょう。しかし、これまでうまく貯金ができていなくて小銭貯金に興味がある人には、現金生活をしながらの小銭貯金をおすすめします。
【小銭貯金をおすすめしたい人】
・貯金が苦手であまりできていない
・知らない間にお金が減っている
・貯金の楽しさを感じたことがない
現金生活なら自然に貯まる
現金生活をしていると、お札を使う度にお財布の小銭が増えます。そこで、1日の終わりに、お財布の中にある小銭を貯金に回す習慣を身に着けてしまいましょう。
バッグの中のハンカチタオルを入れ替えるときとか、レシートなどのゴミを処理するときなどに合わせてお財布の中の小銭をチェックするだけでOK。
小銭の残り具合を見て、500円玉だけ貯金に回そうとか、50円以上の硬貨を貯金に回そうとか、200円だけ残して貯金に回そうとか、その日の気分や翌日の予定(小銭を使う用事があるかどうか)に合わせて決めるだけでも自然に貯められます。
簡単ルールがおすすめ
さて、今回おすすめしている小銭貯金の方法は、「財布の中の小銭の一部を貯金するだけ」という細かいルールなしの方法。面倒くさがり屋さんには、細かいルールを決める時点で貯金するためのテンションが下がってしまうリスクがあるためです。
小銭貯金のさらなるモチベーションアップのために、100gあたりの硬貨がいくらになるか、ご紹介しておきましょう。100gは子ども茶碗1杯分のご飯の重さくらいです。
【硬貨の種類:1枚あたりの重さ:100gあたりの金額】
・500円玉:7g:約7,000円
・100円玉:4.8g:約2,100円
・50円玉:4g:1,250円
・10円玉:4.5g:約220円
金運アップの願いも込めて
財布をきれいに使いながら
小銭貯金をするためには、お財布から小銭を出したくなるような環境づくりが役立ちます。金運アップのためには財布をきれいに使うといいといわれますが、あなたのお財布は、今、どんな状態でしょうか。
いつも小銭がたくさん入っているままにしているとお財布が不格好にふくらみ、形が崩れやすくなりますよね。お財布をきれいな形で使おうという意識を持つだけで、小銭を入れすぎたままにしないなど気をつけるようになりますよ。
もし金運を下げてしまいそうなボロボロのお財布を使っているなら、薄くてスマートな長財布に買い替えてしまってもいいかもしれませんね。
金運アップしそうな貯金箱か巾着袋で
小銭貯金のためではないのですが、著者は宅配の着払いや友人との食事会(会計しやすいように細かい小銭を持参)の支払い、子どもの学校の小さな集金などのためにまとまった小銭を家に置くようにしています。
金運アップに効き目のありそうなパワースポットで購入した黄色い巾着袋を使用し、いつも中には小銭がいっぱいです。お財布から小銭を取り出すというルールだけで簡単に貯まります。ジャラジャラした音と手のひらにのせて持ち上げたときの手ざわりが気持ちよく、気に入っています。
巾着袋はたくさんの小銭をまとめて入れやすいのですが、出しやすいというデメリットにもつながります。途中でお金を出して使いたくなるような人には貯金箱がおすすめです。
小銭貯金のメリットいろいろ
ステップアップの第1歩として
小銭貯金を無理なく続けていくための環境を整えたら、あとは実行のみですね。そして、続けていくうちに小銭を貯めるだけでいいのかなと思うときがくるかもしれません。貯金への欲が出てくる、いい兆しです。
貯金効果の大きさは、数万円での先取り貯金→1万円貯金→1,000円単位での貯金→小銭貯金の順となりますよね。小銭貯金をステップアップの最初のステージと考え、自分なりのペースでステップアップしていく未来を想像してみてもいいでしょう。
楽しみながら子どもにも貯金の習慣を
小銭貯金には、貯金していく過程をわかりやすく楽しめるというメリットがあります。目に見えて、あるいは重さで、貯まっていく様子を実感できますよね。
このわかりやすさは、子どもへのお金教育にも生かせます。貯金の楽しさをあまり感じられずに大人になってしまったという経験が自分自身にあったとしても、反面教師として、子どもに貯金を楽しめる教育をしたいと思えたら素敵ですよね。
お財布から小銭を一緒に出したり、あるいは何かを一緒に我慢したときに「この分を貯金しておこうね」と話したりなど、貯金の楽しさを共有する機会をつくってみてはいかがでしょうか。
小銭貯金には、無理なく簡単に始めやすいという魅力があります。ちょこちょこした出費を減らしたいとか、貯金を楽しむ気持ちを育てたいなどの思いをきっかけに、ぜひ試してみてくださいね。