いよいよ新年度が始まります。
この春から社会人になるという人も多いのではないでしょうか。給与が出たら貯蓄もしっかりしていきたいですね。
そこで、給与天引きをするだけでカンタンに貯蓄が出来る方法をお伝えします。まだ天引していない・・・という先輩女子もこの機会に手続きをしてみんなで貯金美人になりましょう!
給与天引きを利用すれば
必ずお金は貯まる!
2019年3月24日
ライフプランは若いうちから
社会人になって、初めて給与をもらうのはとても楽しみですね。
初給与で何を買おうかワクワクしている人もいるでしょう。
でも、毎月好きなことにお金を使ってしまい、将来お金が必要になった時に貯蓄がなかったら困りますね。
皆さんは、自分自身のライフプランについて考えたことはありますか?
ライフプランとは、自分自身や家族の将来の夢や退職後の生活などの目標を実現するための人生設計のことをいいます。
人生には、さまざまなイベントがありその都度支出を伴います。特に住宅費、子供の教育費、老後の費用は人生の3大支出と言われ多額の資金が必要になってきます。その中でも特にお金がかかるのが老後の費用です。結婚や出産、マイホームを購入するかどうかは人によって様々ですが、老後は誰にも必ず訪れます。
入社したばかりで老後なんてまだまだ先のこと、と思うかもしれませんが、 少しでも早いうちから貯蓄を始めることが大切です。
「残ったら貯蓄」はNG
では、どのようにして貯蓄していけばいいでしょうか。
給与が振り込まれた後、「貯蓄しなきゃ」と思いながらお金を使うのはストレスになりますし、お金が残らなかったら「また今月も貯蓄できなかった」と罪悪感を持ってしまいます。それを防ぎ、確実に貯蓄するには「収入-貯蓄=支出」の仕組みを作ってしまえばOKです。
先取り貯蓄で確実に貯める
先取り貯蓄をすることで、残ったお金は全部使えると思ったらストレスフリーですね。でも、ここでもまたハードルが。
給与が振り込まれたら、貯蓄する分を引き出して別の口座に入金して・・・となると面倒です。 そこで、確実に先取り貯蓄ができるのが「給与天引き」という仕組みです。 ここでは代表的な給与天引きである「財形貯蓄」と「企業型確定拠出年金」について一つずつ見ていきましょう。
財形貯蓄とは
勤務先に財形貯蓄制度がある場合に利用することができます。
財形貯蓄には、使い道によって「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3種類から選ぶことができます。 一般財形貯蓄は資金の使い道が自由です。でも、貯蓄の目的がマイホームや老後資金と決まっているのなら、税金面でおトクなのが「財形住宅貯蓄」や「財形年金貯蓄」です。それぞれ5年以上積み立てることで、合計550万円までは利子に対して税金がかからずおトクに貯蓄することができます。
「財形年金貯蓄」は60歳までは出金することが出来ませんが、それをメリットと捉え、早いうちから老後資金を準備していくといいですね。
一般財形貯蓄は、利子に対して税金がかかるので、自分で銀行で積み立てるのと利息分ではそんなにメリットがあるわけではありません。でも、自分で銀行で積み立てると、簡単に解約できてしまいます。その点、財形貯蓄を解約するには、用紙をもらって、担当の部署で印鑑をもらって・・と、かなり面倒です。このように財形貯蓄なら、一度手続きをしてしまうと「貯めやすく解約しづらい」ため、知らない間にお金を貯めることができますよ。
企業型確定拠出年金とは
企業型確定拠出年金は、会社が支払ってくれる掛金を利用して、あらかじめ準備されたいくつかの商品の中から自分で商品を選んで運用します。そして、運用で積み上げられた資産は60歳以降に、年金または一時金として受け取ることができます。
メリットは3つの税制優遇
企業型確定拠出年金は、3つの場面で税制優遇があります。
まず1つ目は「掛金」です。
通常、皆さんが受け取る給与は税金や社会保険料が差し引かれた金額です。でも、企業型確定拠出年金は税金や社会保険料がかからないので、額面通りの金額で運用できます。
2つめは「運用中」です。
皆さんが個人で運用すると、運用で得た利益に対しては20.315%の税金が引かれます。でも、企業型確定拠出年の運用で得た利益に対しては非課税です。
3つめは「受け取る時」です。
原則60歳以降、一時金としてまとめて受け取る場合は退職所得控除、年金として受け取る場合は公的年金等控除が利用できます。
気を付けることは?
先ほど、企業型確定拠出年金は自分で商品を選んで運用する、とお伝えしました。運用によっては損失が発生する場合があります。ただし、運用結果が決まるのはあくまでも受け取る時です。
また、原則60歳までは引き出すことができませんが、財形年金貯蓄と同様、引き出せないことをメリットととらえ、確実に老後資金を貯めていきましょう。
入社してしばらくの間は、いろいろな福利厚生の説明があると思います。勤務先のおトクな制度を上手に利用して、早いうちから貯金美人になっちゃいましょう!
まだ利用していない先輩女子も、ぜひ今年は手続きを忘れずにしてくださいね。