「今月は食事会に誘われることが多くて予算オーバーしちゃった」「聴きたいし、好きだから行ってるライブだけど、最近はお疲れ気味で存分に楽しめない」そんな経験はありませんか?【交際娯楽費】をあなたらしく上手に使えていますか?誘われると断りづらくて流されるままに使ってはいませんか?今日の【交際娯楽費】が、ただの浪費ではなく、将来への投資に繋がるよう、自分ルールをしっかり決めて賢く使うコツを身に付けましょう。
【交際娯楽費】って投資?それとも浪費?
自分ルールで賢く使おう!
2019年3月29日
【交際娯楽費】どのくらい使ってる?
【交際娯楽費】皆さんはどのくらい、どんなことに使っているのでしょう?大学生と社会人に聞いたこんなデータがあります。(2016年 マイナビ学生の窓口調べ)
Q、1ヶ月の交際費はいくら?
【大学生】
1位 0円 28.4%
2位 1万円 16.0%
3位 5,000円 11.5%
4位 3,000円 7.2%
5位 2万円 5.7%
【社会人】
1位 1万円 19.2%
2位 5,000円 18.2%
3位 0円 14.9%
4位 3,000円 8.6%
5位 2万円 8.2%
大学生の平均額は7,397円、社会人の平均額は12,233円という結果。大学生の1位が0円という結果は少々驚きです。
Q、どんなことに使ってる?
【大学生】
・部活やサークルのつきあい
・友達との飲み会、ランチ、お茶代
・カラオケ代
・デート代
・後輩へおごる
【社会人】
・会社関係の飲み会
・友達との飲み会、ランチ、お茶代
・友達と出かける趣味やアウトドア
・友達へのプレゼントやお土産代
・ひとりカフェでのコーヒー代
また「交際費が0円」と回答した人の理由は、学生では「友達が居ない」「貯金したい」、社会人では「お金に余裕がなく、誘いを断っている」「半年に一回食事に行く程度」「本当に信用できる友達がいない」でした。
独身と既婚ではお金の使い方が変わる?
独身と既婚ではお金の使い方が変わるようで、男女別のこんなデータもあります。(2018年マクロミル調べ)
Q、独身時と結婚後、お金の使い方は変わった?
【男性】 変わった 90% 変わらない 10%
【女性】 変わった 89% 変わらない 11%
Q、独身時から減ったものは?(複数回答)
【男性】
1位 友人との交際費 53%
2位 娯楽費 52%
3位 洋服代 44%
4位 食費 37%
5位 ジム通いなどの自己投資 25%
【女性】
1位 洋服代 74%
2位 友人との交際費 63%
3位 化粧品やエステなど自己投資 60%
4位 娯楽費 37%
5位 食費 28%
Q、独身時から増えたものは?(複数回答)
【男性】
1位 家賃や光熱費などの生活費 42%
2位 食費 34%
3位 特にない 32%
4位 生活雑貨 23%
5位 友人との交際費・娯楽費 10%
【女性】
1位 食費 71%
2位 家賃や光熱費などの生活費 48%
3位 生活雑貨 48%
4位 娯楽費 12%
5位 特にない 11%
また「変わらない」と回答した人の理由は「財布が別」「元々倹約家」でした。独身時と比べて減ったものは「交際費」や「娯楽費」、増えたものは「食費」や「生活費」が男女ともに上位を占めている結果でした。
支出は3つに分けられる
【交際娯楽費】の自分ルールを考える前に、そもそも「支出(使うお金)」には3つの種類があることを知っていますか?
浪費
「浪費」とは「価格>価値」。その物の価格ほど、自分にとって価値を感じられないもの、価値が低いものにお金を使うことです。
食費で例えるならば、「お腹がすいている時に買い物に行き、衝動的にたくさん買い過ぎ、結局食べずに捨ててしまった物」や「元々甘い物が苦手なのに『インスタ映え』のためだけにオーダーし、ほとんど食べずに残した流行の限定スイーツ」などが「浪費」です。
消費
「消費」とは「価格=価値」。今を生きるために必要で、その物の価格が、自分にとっての価値と一致しているものにお金を使うことです。
食費で例えるならば、「お米・調味料・食材」「お弁当やお惣菜」「飲み物や嗜好品」などが「消費」です。
投資
「投資」とは「価格<価値」。その物の価格が、自分にとっての価値以上に感じられるもの、価値が高いものにお金を使うことです。
食費で例えるならば「誕生日をみんなでお祝いするためのケーキ」「人脈を広げるための食事会に参加した時のランチ代」「健康な身体を維持するための健康食品」などが「投資」です。
【交際娯楽費】自分ルールで賢く使おう!
まず始めに、あなたの今現在の【交際娯楽費】を「浪費・消費・投資」のどれに当てはまるのか確認してみませんか?
「浪費」・・・ 衝動買い、度重なる飲み会、行かずに払い続けているジムや習い事の月謝など
「消費」・・・ 飲み代、ランチ代、旅行代、洋服代、習い事代など
「投資」・・・ 教養を深める書籍代やセミナー代、人脈や情報を手に入れる交流会の参加費、仕事で役立つ研修旅行代、趣味や特技を深める費用など
「浪費・消費・投資」の理想的な比率は「浪費5%:消費70%:投資25%」と言われています。
自分ルールを決める際に、押さえて欲しいポイントは3つです。
1つめは「浪費」を極力0%に近づけること。そのためには「他人と自分を比べないこと」「ストレスを作らない生活を心がけること」が必要です。
2つめは「消費」を節約すること。生きていくために必要な支出なので0%にすることは不可能ですが「価格を安く手に入れる工夫」や「本当に生きていくために必要なのかを考えること」で「消費」を減らすことは可能です。
3つめは「投資」の割合を増やすこと。今だけを考えると「支出(使うお金)」ですが、将来の自分に「知識・知恵・能力・人脈・幸せ」などを与えてくれるものです。「浪費」や「消費」の割合を減らし、自分にとって必要な「投資」の割合を増やして、賢いお金の使い方を身に付けてくださいね。