NISA口座を利用して投資を始めたいと思っても、日数がかかって何かと面倒そう。
そのように思っている人に朗報です!
2019年1月から、最短1日でNISA口座開設が可能になりました。早速口座を開設して投資を始めてみませんか?
2019年より簡易NISAがスタート!
3つのポイントをおさえて今すぐ投資生活デビュー
2019年3月17日
そもそもNISA口座って?
2014年から始まったNISA口座。2018年12月には初めてのロールオーバーの時期を迎えました。また2018年からはつみたてNISA口座も始まりました。
投資をしている人にとってすっかりお馴染みになったNISA口座ですが、どのような制度なのか、簡単におさらいをしておきましょう。
利益が非課税になる
NISA(少額投資非課税制度)とは株式投資や投資信託で得た利益が非課税になる制度です。 2014年1月から始まり、今のところ2023年12月まで利用することができます。
通常、株式や投資信託の売買で得た利益や、分配金、配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で購入した商品は非課税となります。
毎年120万円まで利用することができ、非課税の期間は5年間です。
また、2018年1月からはつみたてNISA制度が始まりました。つみたてNISA口座で投資信託を積み立てることで、毎年40万円までが20年間非課税で積み立てることができます。
NISA口座、時間がかかるのはなぜ?
このようにおトクな制度ですが、実際は口座を開いたものの取引をしていないという人もいるようです。
その理由の一つに、せっかく投資をしようと思って口座開設を申し込んでも、実際に口座が開設されるのは2週間以上経ってからということで、何となくモチベーションが下がってしまうということがあげられます。
では、なぜNISA口座の開設にこんなに時間がかかるのでしょうか。
通常はNISA口座の開設を申し込んだあと、まず金融機関から税務署に開設する顧客の情報を連携します。そして税務署が調査をした後、金融機関に開設が出来るかどうかを通知します。その後、金融機関から顧客に口座開設結果を通知して、やっとNISA口座での取引ができるようになるという流れです。
簡易NISA、3つのポイント
せっかく投資をしよう!と思ってNISA口座を申し込んだのだから、やはりすぐに取引したいですよね。そこで、2019年1月から、口座開設の申し込みと買付けが同時に出来る「簡易NISA口座開設」が始まりました。
①簡易開設のしくみ
簡易NISA口座は、金融機関でNISA口座の開設を申し込むと、今までのように税務署の通知を待たずに、暫定的にNISA口座で取引ができるようになります。
今までは口座開設の申し込みをしてから実際に投資ができるようになるまで2週間以上かかっていたのが、口座開設申し込みと買付けの申し込みが同時にできるので、忙しい女子にとっては嬉しいですね。
ネット証券でも簡易口座が開設できるところがあるので、一度の入力で完了することができたらさらに便利ですね。
②簡易開設できる口座は?
現在NISA口座は、NISA口座、つみたてNISA口座、ジュニアNISAの3つの口座があります。
この中で、ジュニアNISAについては簡易開設の対象外となっています。また、金融機関によってつみたてNISAも対象外となっているところもあります。簡易口座を申し込む前に、自分が取引したい口座が簡易開設をできるかどうか金融機関で確認するようにしましょう。
③簡易NISA口座、気を付けることは?
簡易NISA口座は税務署の通知を待たずに取引を始めることができますが、あくまでも暫定的に取引ができるという点に注意が必要です。
NISA口座は、全ての金融機関を通じて一人一口座しか開設できません。
すでに他の金融機関でNISA口座を開設して忘れていた場合など、 「NISA口座が開設できない」という税務署の通知が来た場合、一般口座で買付したものとして処理されます。 一般口座での取引は確定申告が必要となるため、「絶対に一般口座では買いたくない!」という人は、簡易開設をする前に他の金融機関でNISA口座を開いたことがないか、しっかりと確認するようにしましょう。
今までは、何となく面倒・・・と思っていた人も、簡易開設なら思いついた日が吉日です!この春は、口座を開設して投資デビューしてみてはいかがでしょうか。