貯金をするためには、どんどん節約をした方がいい感じがしますが、実はやめた方がいい節約もあります。どんな節約をやめたら、上手に貯金ができるのか、節約にストレスを感じている方はぜひ読んでみてください。
貯金上手さんになるための「こんな節約はやめた方がいい」5選
2019年3月13日
1.やめたほうがいい節約
やめたほうがいい節約とは、節約メリットよりもデメリットの方が大きい節約
です。それは以下の5つに当てはまるような節約です。
他のものを失う
たとえば、節約のために友達からのお食事や飲み会の誘いを断ると人間関係を失うことがありますし、そこから繋がっていく出逢いのチャンス、仕事のチャンスも失うかもしれません。
かと言って、すべてのお誘いに乗っていては節約ができません。どんな人が集まるのか、どんな話になるかで、行きたいと思う集まりと、パスしてもいいと思うお誘いが出てくると思います。行きたいと思うお誘いは無理に断らず、パスしてもいいお誘いだけ、やんわり断れる言い訳を見つけて節約に回しましょう。
他にも、節約のために少しでも安いお店で買おうと遠くまで出かけていくと時間を失うという例もあります。その分の時間を稼ぐことに使えるのであれば、節約を見直しましょう。
大して効果がない
もともと安い商品やサービスをさらにもっと安い商品やサービスに切り替えても、一生懸命節約している割には、節約効果があまり感じられないものです。例えば、トイレットペーパーを買いに行って隣の商品にしたら10円安くなるというような、節約することによって今までの行動や環境が特に変わらないのであれば続けてもいいと思います。しかし、外食ランチを毎日手作りのお弁当に切り替えて10円しか安くならないというような、頑張らないと節約できないのに効果が大してないのであれば、このような節約はお勧めしません。
生活のクオリティが下がる
商品やサービスのクオリティを下げると節約は簡単にできます。しかし、クオリティを下げると「安かろう・悪かろう」で、かえって高くつくこともありますし、クオリティが下がったことが危険につながったり、不衛生になったり、心理的に耐えられなくなることもあります。
たとえば、賃貸マンションの家賃を下げようと思った時、通勤距離、部屋の広さ、古さ、駅や周辺の利便性など、下げる要素がいろいろあります。自分で優先順位や、どこまでが許容範囲かを最初に決めてから節約に入りましょう。
心がしんどい
節約を続けていると、ずっと我慢している気がして耐えられないとか、こんなに安いものしか買えない自分が情けないという気持ちになる人もいます。
本来は目標があって、それに向けて前向きな気持ちで節約をするものですが、心がしんどくなるのであれば、楽しくできる考え方、工夫をしてみましょう。それでも解決しない場合は、そもそも節約が必要かどうかから考えましょう。
実は高くついている
いい商品は高いけれども、コスパが良い
ということもあります。一時的にはお金がかかるように見えても、長期的に考えるとかえって安上がりという場合もあります。繰り返し使うもの、長期で使うものに関しては、本当に節約する方がよいのか考えた方がよさそうです。
旅行に行くときも、自分で手配する方がパック旅行よりも高くついてしまうということもあります。
スーパーで業務用サイズを買うと安くつくような気がしますが、ストックがあるとついつい消費してしまい、やっぱり高くついてしまうというケースもあります。
2.なぜ貯金上手になるのか
では、これらの節約をやめたら、どうして貯金が上手になるのでしょうか。
自分の基準がわかってくる
上述の5つのポイントで考えていくと、自分で節約をした方がいいもの、やめたほうがいいものの「基準」がわかってきます。
基準とは、節約をする際の限度、自分が大切にする価値、優先順位など
を指します。例えば、人間関係は壊したくないので飲み会は極力参加するけれど、洋服代はもっと節約してもいいといった感じです。
基準がわかると貯金がしやすくなる
その基準がなんとなくわかってくると、逆に、今まで何となく買っていたけれどもなくてもいい「捨ててもいいもの」もわかってきます。
自分が大事に思っていることにはお金を使うけれども、そうでないことは節約をする。そのメリハリが上手になってくるので、節約が自然とできるようになります。
さらに、無理な節約をしなくなるのでストレスがなくなります。ストレスが無くなると、節約も楽しいと感じられるようになり、貯金しやすい体質になっていくのです。
節約に疑問を感じている場合は、やめた方がいい節約をしているからかもしれません。時々節約を見直すことが貯金上手にもつながっていきます。自分に合った節約を取り入れて、貯金上手さんになってください。