貯金ができるできないは収入の大小には関係ないと思いつつも、なかなか実現できずに悩んでいるあなた。
少しドラスティックに家計の改善が必要かもしれません。とはいえ苦しい節約は不要。まずは大きく100万円の目標に、楽しみながら支出を絞って貯金する――そんなテクニックを伝授します。
手取り20万円あれば充分できる!
1年間で100万円貯める貯金テク
2019年3月2日
まずは自分のお金の使い方の見直しから
「ムダ遣いしてないのにお金が貯まらない」なんていう人は、自分が何にどれだけのお金を使っているのか本当にわかっていますか?手取り20万円でも、一人暮らしをしながらでも、ちゃんと貯金ができている人もいます。
お金が潤沢にあるわけではないからこそ、自分のお金の使い方を把握しておかなければなりません。今一度、月ごとの収支を見直ししてみましょう。
家計簿なんてつけていないし、レシートなんて捨てちゃってわからない……という人は、クレジットカードの明細でも大丈夫です。「これなら簡単!クレカの明細でラクラクなんちゃって家計簿」でも説明してますが、面倒な家計簿をつけなくても、レシートをいちいちチェックしなくても、クレジットカードの利用度が高い人なら明細で充分お金の使い方を把握できますよ。
あとは預金通帳で光熱費や通信費などの振替記録やATMからの引出記録があれば1カ月の支出をざっくり確認できますね。振込まれている給料に比べてどんなバランスかチェックしてみましょう。
貯金に成功するために、2つの大事を忘れずに!
限られた収入のなかからお金を貯めていくには、次の2つを大切にしましょう。
貯金するためには「目標の立て方」が大事
目標=ゴールを設定してみましょう。
目標を立てるときには、金額だけ、期間だけというよりは、金額と期間を組み合わせます。あまり大まかすぎず、細かすぎず、そこそこ期間と金額を区切りながらフレキシブルに対応できるようにするのがおススメです。
例えば「1年間で100万円」という目標にするとしましょう。最終ゴールは1年後の100万円ですが、半年後に50万円、3カ月後に20万円…というように時間軸でその時々の目標を決めていきます。ゴールまでの進捗もわかりやすいですし、道からズレそうになったときの軌道修正もしやすいですよ。
実際に1年間で100万円貯めようと思ったら、毎月約84,000円ずつ貯金していくことになりますから、キツイなと思ったら、ボーナス月は倍額にするなど自分の収入見込みに合わせてフレキシブルに決めていきましょう。
貯金するためには「実行すること」が大事
目標ができたなら早速実行です。毎月84,000円とはいかなくても、数万円単位で貯金していかなければ1年後の100万円は夢で終わってしまいます。実行するためには早速、先取り貯蓄に申込みをしてみましょう。
先取り貯金で 数万円分取り除くのですから、これからは節約も大切です。節約のための行動を取りましょう。
収入を増やすことにもトライしてみましょう。会社員だし、給料なんてそう簡単に上がらない……なんて思わず、収入ゲットの方法はいろいろあります。副業・不用品販売・ポイント・助成金などなんでも結構。金額の大小を考える必要はありません。
ドラスティックに家計の改善、こんな節約にトライして
仮にボーナスで25万円ずつ年2回貯金するとしても、50万円は月々貯めていかなくてはなりません。計算上は、月々約42,000円、1週間では9,800円、1日1,400円となります。
実現可能に向けて節約方法をイメージしてみましょう。
固定費の見直し
家計支出のうち毎月必ず一定額が引かれる固定費は、一度見直すと効果がずっと持続するため節約効果が高いといわれていますね。ひとり暮らしなら家賃・光熱費・水道代・プロバイダ契約などがありますね。実家暮らしでも生命保険料や新聞購読料、スマホのオプションなどがあります。
不必要なものを解約したり、契約の見直しを検討してみましょう。固定費削減アイデアは「電気代・水道・ガス代を簡単に節約できちゃう?!4つのチェックで家計スリム化計画」をチェックしてみるといいですよ。
日々のチリツモ節約
毎日1,400円ずつ貯金していけば1年間で50万円になることがわかりましたね。ということは、例えば、毎日ランチで300円、ペットボトル飲料で150円、コンビニでスナック菓子やスイーツで400円支出するのをやめるだけで、1日850円の節約です。あとは550円分をどこかで節約できれば1年後の100万円到達は可能になるのです。そう思うと、100円や50円のクーポン券だって大きな効果を発揮してくれるはず。こういう日々のチリツモ節約を大切にしましょう。
年数回のレジャー費
レジャーだって節約を意識してみましょう。あらかじめ年間予算は決めておきたいですが、そこからどれだけ節約できるか、ゲーム感覚で楽しむのもいいですね。マイル利用でチケット代を浮かしたり、クーポンを利用してホテル代を割り引く方法もありますね。宿泊はホテル以外にも民泊、ホームステイなどを利用することで節約できることもあります。
シェア利用
所有ぜずにシェアをする節約方法もありますね。洋服、自転車、自動車など、さまざまなものがシェアできますから上手に使って節約に繋げてみましょう。
「ものを所有するのはもう古い?シェアリングエコノミーでお金の使い方が変わる」
家計改善より先にしたい、考え方改善
1年で 100万円の貯金を実現しようと思ったら、かなりドラスティックな家計改善が必要になりますが、実は家計改善するための「考え方の改善」のほうが大事です。「手取り20万円だから月々84,000円の貯金なんてムリ」と最初から諦めるのではなく、「手取り20万円あれば充分できる」と考え方を変え、実現に向けた方法を探してみましょう。
お金の教養が身についていれば、さまざまなアイデアが浮かんでくるはずですよ。1年後の100万円を目指し、いまから行動していってくださいね。