なんとなく「節約はした方がいい」と思っているけれども、すぐにお金を使ってしまったり、節約がつらくなったりで続けられない。そんなときは、現状分析をしっかりやって、自分のお金の使い方に合った節約方法を見つけましょう。
わかっちゃいるけど「やっぱり節約ができない!」をどう解決するか
2019年2月6日
1.現状把握をする
節約できていない人のほとんどは現状把握ができていません。まずは収入やお金の使い方について現状把握をすることが大事です。
何に・どれくらい使っているか
節約できない人は家計簿をつけていない人が多いのですが、毎月、何にどれくらい使っているか把握できているでしょうか?
家計簿をつける大事な理由は、「何にいくら使っているのか」 を把握するためです。2か月・・半年・・1年と続けていくことで、自分の「だいたい」がわかります。「だいたい」がわからないと、このままでいいのか、減らした方がいいのかがわかりません。
ですから、厳密に細かくつける必要はなく、「1か月に・何に・どれくらい」がだいたいわかるレベルで家計簿をつければいいのです。
支払手段・借入返済
家計簿で把握しきれていない場合がありますので、どんな方法で支払っているか確認しましょう。
会社員の方は、税金、社会保険料、民間の保険料など、給与天引きや口座引き落としになっているものが多い ので、「支出」であることを忘れているものも結構あると思います。
カードの明細も確認しましょう。電気代・スマホ代などの固定費が毎月どれくらいか・変動がないか、何に使ったのかわからない明細は要注意です。リボ払いには手数料がかかっていますし、キャッシングは「借金」です。
口座引き落としも見落としがちです。光熱費やローンの返済、各種会費の支払いなど口座引き落としという方もいるでしょう。1年に一度というものもあるので1年分の明細をチェックしてみましょう。
あとは現金や電子マネーでの支払いになると思いますが、どれくらいの頻度で、銀行で引き出して、カードにチャージをしているのか、チェックしましょう。
収支はどうなのか
自分の支出が把握できたら、収入と比較してみましょう。支出は収入内に収まっていたでしょうか?
自分では無駄遣いと思っていてもまだ余裕があるのであれば大丈夫ですが、逆に赤字という方は即、節約をしなければいけない状況であるということを認識してください。最低限、赤字にならないレベルに修正しなければいけません。
これで節約の必要度が確認できると思います。
2.「節約」をどう思っているか
節約しなければいけないのはわかっているけれども、気持ちの面でできないという人もいます。
例えば、
*周りから承認・称賛されたい。そのためにお金を使っている
*節約をしていると、どんどんみじめな気持ちになる
*たくさん稼いでいるので焦っていない
といった場合です。
そんな時は、こんな考え方をしてみてはいかがでしょうか。
称賛される方法はお金をかけなくてもある
人から「すごいね」と言われる人は、必ずしもお金をかけている人ではありません。何かに詳しい人、チャレンジしている人、など自分自身が何かに熱中している人です。お金をかけないで注目される人になったら、もっと「すごいね」と言ってもらえると思います。
節約は賢いこと・楽しいことである
浪費というのは誰でもできますが、節約はいろいろと工夫をしなければいけません。生活レベルを保っていかに安くするか考えたり、仲間を作って競走したり、節約術ブログを書いたり、楽しむこともできるでしょう。
お金をとっておけば、選択肢が広がる
もしかしたら、自分が本当にやりたいこと、楽しいと思うことに未だ出逢っていないのかもしれません。 もし、出逢った時にお金があれば手に入れられますが、なければ見送るしかありません。
今、なんとなくお金を使っている人は特に買い物をするときに自分に問いかけてみましょう。「将来の楽しみを犠牲にしても買いたいか」「これを買うのを1日待って考えてみよう」と。
3.節約しないという解決方法
それでも節約ができないという人は、支出よりも収入があればいいのですから、収入を増やすことを考えた方がいいかもしれません。
稼ぐ
今のメインの仕事の収入を増やす方法を考えてみましょう。給料が上がるためにポジションが上がるように頑張る、転職をする、副業をするなど、自分の時間と得意なこととを考えながらリストアップしてみましょう。
資産運用
ある程度貯金がある人は、それを運用することを考えてみましょう。株は危ないと思っている人も多いのですが、長期でコツコツ積み立てていくとかなり安全 です。例えば、それほどお金のない人でも、つみたてNISAの分だけは毎月確保しておけば20年後はある程度の資産が確保できていますので活用してください。
お金は貯めておくだけでなく、使うことも大事ですが、自分のお金の使い方を時々見直してみましょう。人生100年時代に向けて「貯める」ということも少しずつ意識してみてください。