投資って本当にお金が増えるのかな?普通預金で持っていても大丈夫でしょ?と、資産運用に踏み出すことができていない人はいませんか。実際に、運用でどのくらいお金が増えるのか、簡単な例を使いながらご説明します。資産運用のイメージがわかない方は必見です!
資産運用で本当にお金が増えるの?
素朴な疑問にお答えします!
2018年11月28日
お金が増えるってどういうこと?
現在の日本では、若い女性のほとんどが、まだ資産運用にチャレンジしていないという現状があります。
日本証券業協会「平成27年度 証券投資に関する全国調査」によると、20代、30代の女性は、お金の9割以上を預貯金として保有しています。投資信託の保有は、5%未満です。あなたの周りにも、実際に資産運用をしている「投資女子」は、少ないのではないでしょうか。
投資をするのが怖い、お金の知識がない、運用資金がない、となかなか投資に踏み切れない方は多いと思いますが、まずは、お金を運用するとはどういうことなのか、イメージを膨らませてみましょう。
少額でも毎月コツコツ運用をした方と、銀行にお金を置いておいた方とでは、どのくらいの差がつくのか、身近な例を使ってご説明します。
運用するとどのくらいお金が増える?
ここでは、10万円を10年間運用した場合のお金の増え方を見ていきましょう。積極的に運用をしたとして、年間の運用利回りは5%と仮定します。計算式は以下の通りです。
1年後
資産運用10万円×1.05=105,000円
2年後
資産運用10万円×(1.05)2乗=110,250円
10年後
資産運用10万円×(1.05)10乗=162,889円
資産運用を行った人は、10年後に1.6倍以上お金を増やすことができました。最初の投資金額を増やしたり、投資期間を長くすることで、より効率的にお金を運用することが可能です。
もちろん資産運用には、リスクが伴います。今回示した例のように順調にお金が増えず、実際は損をしてしまうケースがあるのも事実です。
1つの商品に集中投資せずに様々な商品に分散投資をする、無リスク資産として国債にも投資をするなど、自分でリスクをコントロールすることが大切ですね。
さらに、短期的に儲けようとするのではなく、10年、20年単位で長期投資を行うことにより、日々の値動きに左右されることなく、ゆっくりと資産を増やしていくようにしましょう。
100円からスタートできる積立投資
現在販売されている金融商品について、証券会社によっては、投資信託は、100円から購入することが可能です。ですので、毎月の貯金額の一部を使って、誰でも気軽に資産運用を始めることができますよ。
例えば、毎月の手取りの収入が25万円ある方がいるとします。上手に家計をやりくして、家賃や食費などの生活費に22万円を使い、3万円を貯金しているとしましょう。資産運用にチャレンジしたいと考えている場合は、まず貯金のうち、1万円を資産運用に回してみましょう。
毎月1万円を積立投資していくことで、お金や金融商品に関する知識を身につけながら、自分のペースで資産運用を始めることができますね。
投資初心者にぴったりな制度
初めて資産運用にチャレンジする方は、NISAと呼ばれる非課税制度を利用してみましょう。特にオススメなのは、「つみたてNISA」と呼ばれる制度です。
2018年にスタートした「つみたてNISA」は、年間40万円まで非課税で投資することができ、非課税期間は20年間となっています。対象商品は、手数料が低水準で、頻繁に分配金が支払われないものになっており、長期・積立・分散投資にぴったり。
「つみたてNISA」は、ネット証券や、大手の証券会社、銀行で始めることができます。日本に住んでいる20歳以上の人なら、誰でも口座を開設することが可能です。さらに詳しく知りたい方は、日本証券業協会のホームページや、金融庁のホームページを確認してみて下さいね。
いかがだったでしょうか。資産運用を行うと、どのくらいお金が増えるのかイメージを持つことで、実際にチャレンジしてみようと意欲が湧きますね。投資初心者にオススメなNISAを利用すれば、さらに賢く資産運用を行うことができます。手元の運用資金が少なくてもスタートすることができるので、これを機に資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。