1人暮らし女子にとって、マイホームを買うか買わないかは、大きな選択ですね。
毎月家賃を払いながら、悩んでいる女子も多いでしょう。
消費税が10%になる前に、マイホームを購入した方がいいのかどうか、いろいろな側面からみていきましょう。
買う・買わないは永遠のテーマ
消費税10%の前にマイホームについて考える
2018年11月25日
なぜ買いたいのかを考えて
「毎月家賃を払っているともったいない・・・」
「家賃払う分で、ローンが支払えるのに・・・」
そのような声に、心が揺れることがあるでしょう。
でも、マイホームを購入する前にもう一度考えてほしいことがあります。
それは、お金の面だけでは「ソン・トク」を決めることはできないということ。 一番に考えてほしいことは「マイホームを購入することで、自分にとってどんないいことがあるか」ということです。 マイホームを購入することにどのような価値観を求めているかということを、じっくり考えてみてくださいね。
マイホームを買うメリット
では、マイホームを買うメリットを具体的にみていきましょう。皆さんの価値観に一致するものはあるでしょうか?
資産になる
毎月家賃と同じくらいの金額を住宅ローンで支払っていて、やはり一番メリットになるのは最終的に自分の資産となることではないでしょうか。最終的に自分の資産になるということは、「ずっと暮らせる場所がある」という安心感につながります。
賃貸は、将来実家に帰ることが決まっているなどの場合を除くと、ずっと生きている間は家賃を払い続けなければなりません。今は家賃を払えたとしても定年退職後も同じように家賃を払っていけるかどうかも判断基準の一つです。
税金が戻ってくる
家賃と同じくらいの金額を住宅ローンで支払っていて、もう一つメリットがあるのが、税金が戻ってくるということです。
住宅ローン減税制度は、毎年の住宅ローンの残高の1%を10年間にわたり所得税から控除できる制度です。 さらに所得税で控除しきれない分は住民税からも一部控除できます。
例えば、年末に2,000万円の住宅ローンが残っていた場合、2,000万円×1%=20万円の税金が返ってくるということになります。
賃貸の家賃を支払っていても税金は返ってこないので、この制度はメリットといえるでしょう。
自分好みのマイホームが手に入る
間取りや部屋の数、クロスやフローリングの色など、自分の好みのマイホームを手に入れることができます。中古住宅の場合は、リフォームを自由にすることができます。
賃貸で住むメリット
では、賃貸にはメリットがないのかというと、そうではありません。次に賃貸で住む場合のメリットをみていきます。
維持費がかからない
賃貸の一番のメリットは、維持費がかからないということでしょう。
マイホームを購入すると、固定資産税を毎年払う必要があります。また長く住むにつれてメンテナンスやリフォームが必要になってきます。
住み替えがしやすい
隣人とのトラブルや地域になじめなかったなど、住んでみないとわからないこともありますね。そんな場合でもマイホームを購入したらなかなか引っ越すことが難しいでしょう。その点、賃貸の場合は住み替えがしやすいというメリットがあります。
また、お子さんの人数などライフスタイルの変化によって、広さや家賃を考慮して住み替えをすることができます。
消費税が10%になったら?
2019年10月より消費税が10%になることが決定しました。消費税額は原則として、引渡し時点の税率で計算されます。ただし、住宅は引き渡しに時間がかかる場合が多いため、2019年3月31日までに契約したものについては、引き渡しが10月1日以降でも、8%の税率が適用されます。
やはり消費税が10%になる前にマイホームを購入した方がいいのでしょうか。
土地に消費税はかからない
マイホームを購入するには、数千万円の費用が必要です。消費税が2%分増額すると、それだけで何十万円もの値上げになってしまうと思うかもしれませんね。
でも、もともと土地には消費税がかかっていません。例えば、土地2,000万円・建物1,500万円の新築住宅の場合、消費税がかかるのは建物のみなので、消費税が2%アップすると30万円負担が増えることになります。
この30万円をどのように感じるかは人それぞれです。しかし、マイホームを購入する明確な理由がないのであれば、個人的には「消費税がアップするから」という理由だけで、駆け込み契約をする必要はないのでは、と思います。
すまい給付金って?
2014年4月から実施されている「すまい給付金制度」は、消費税が引き上げられた後、引き上げによる負担を軽減するために現金を給付してもらえる制度で、2021年12月まで実施される制度です 。
先ほどお伝えしたように仮に数十万円多く支払うことになっても、このように優遇措置を利用すればあまり心配する必要はなさそうですね。具体的にどのくらい給付されるのかを知りたい場合は、「すまい給付金」のHPでシミュレーションをすることができます。
皆さんにとって、マイホームを購入することにどのようなメリットがあるのか、ぜひこの機会にじっくり考えてみて下さいね。