クレジットカードでの買い物が増えてきたこの頃では、家計簿をつけるのにも頭を悩ませてしまいますね。家計簿をつけようと誓っても、なんか面倒でやっぱり続かない……。そういうあなたのために、クレカの明細を利用して家計簿代わりに家計管理する方法を伝授します。
これなら簡単!
クレカの明細でラクラク
なんちゃって家計簿
2018年11月10日
原因を解決すれば家計管理はうまくいく
家計簿が続かない第一の原因は、「どの項目をどう書けばいいかわからない」ということですから、書かないようにすれば問題は解決します。
「そんなのでどうやって家計管理するの~?」と言われてしまいそうですね。でも、せっかく一念発起して家計簿をつけようと思っても、面倒さを解消しなければ多くの場合は続きません。
面倒くささを解消した家計管理として、レシートを貼るだけの家計簿や、家計簿アプリ、袋分け管理でやる方法など様々な方法が提唱されています。でも実際は、レシートがどんどん溜まったり、レシートを写真に撮ったり、アプリに入力するのが面倒になり結局続かないという人も。
家計簿の目的は「いつ」「何に」「いくら」お金を使ったのかを把握することですが、このように結局続かないという人は、「いつ」「何に」「いくら」使ったのかを知るためのアクションを自ら起こすこと自体が面倒なのかもしれません。
カードの利用明細でなんちゃって家計簿
自分でアクションを起こすのではなく、第三者から「あなたはこれだけお金を使いましたよ」と教えてくれれば面倒さは感じないでしょう。
最近ではクレジットカードや電子マネーなどの利用が増えていますから、毎月カードの利用明細を受け取っているという人も多いはず。クレジットカードの利用明細には買い物履歴が記載されていますから、それを家計簿代わりに利用すれば書いたり入力したり、レシートを写真に撮る必要もありません。
そもそも、「どう書けばいいかわからない」となって面倒に思うのはカード利用が増えて、後払いの仕組みをどう家計簿に反映させればわからないから。ならばそれを逆手に取ってしまいましょう。
細かな項目はわからなくて大丈夫
家計管理をするためには、使ったお金のヒストリーは必要です。クレジットカードでの買い物であれば、どんな細かい買い物も自動的にすべて記録してくれているということがいちばんのメリットと言えるでしょう。
「いつ」「何に」「いくら」お金を使ったのか、支出傾向を把握して、ムダな使い方があるかどうかを確認し、ムダがあれば改めるのが目的です。1円単位で把握するとか、費目を細かくチェックすることが目的ではありませんから、例えば同じお店で複数の費目の品を買っていたとしても気にする必要はありません。
支出傾向を把握するには、クレジットカードの明細書に記載されているカードを使った日時と場所、金額で十分。お店がわかれば、食料品や日用品、洋服、娯楽などの大まかな内容がわかりますし、どこで買ったから支出額が高いとか安いとかがわかれば十分です。
一歩進んだクレカ家計簿の使い方
明細が送られてきたら、○月△日にいくら引き落しがあるのかぐらいはチェックするはずですから、そのときに、大まかな内容ごとにマーカーペンで色分けしておけば、どの項目が多かったのかひと目でわかります。
ただし、カードの明細を家計簿代わりにしようと思っても、現金で買い物したり、何枚もカードを使っているのでは反って面倒さが増します。
おススメは、できるだけ支払いを1枚のカードに集約することです。今では公共料金や保険料などもクレジットカードで支払いできる場合がほとんどですから、1枚のカードに集約してしまうのもいいでしょう。
電子マネーのチャージもクレカを使って行えば、チャージしたことの記録が残ります。間食などの細かな出費など、電子マネーで支払いするものを決めておけば、それで良しとしましょう。
こうやってカードでの支払いが増えればポイントもどんどん貯まり、節約に大いに役立ちますよ。
一方で、カード払いはお金の動きが目に見えない分、使い過ぎが心配との声もあります。でも、そもそもの目的が「面倒だからといって断念しないための家計管理」であることをきちんと心に留めておけばきっと大丈夫。支出グセを把握しムダを改善するためで、出費を増やすためではありません。
ますますキャッシュレス化が進行する現在では、カードの利用は避けられなくなってきています。それをうまく利用して、ポイントによる節約や家計管理に活かしていってください。