継続してお金を貯めたいけど、投資って怖いイメージがあるなぁ。お金を増やしたいけど損はしたくないなぁ。投資を始める前の筆者も同じ気持ちでした!
けれど今の投資商品にはそんな不安を抱えた人でも利用しやすい商品が出ています!
投資商品は、元本割れを起こすリスクのあるものだということは間違いないですが、「分散×積立×長期」の3本柱でリスクを最小限に抑えられることが可能です。
「分散×積立×長期」の仕組みがなぜ効果的なのかいっしょに学びましょう!
投資初心者必見!お金が貯まる黄金比率は
「分散×積立×長期」の3本柱!
2018年11月8日
なぜ分散×積立×長期が黄金比率なの?
お金を貯めるには、「分散×積立×長期」の3本柱が有効とされています。 それぞれのメリットが相乗効果を成し、また投資につきもののリスクも最小限に抑えられる効果が期待できるからです。
結婚資金、こどもの教育資金、マイホーム資金、老後資金、、、。人生にはお金がかかるイベントが沢山あり、あなたもお金が必要、貯めたいと思っているはずです。銀行に預けておくだけでお金が増える時代は終わり、投資を利用しお金に働いてもらう時代がやってきました!それぞれの特徴をいっしょに勉強し、投資への理解を深めましょう!
分散の特徴
分散投資の特徴としてあげられることは、何といっても投資におけるリスクを分けることができる点にあります。複数の株や債券を保有することで、何か1つでも暴落した際に、他のプラスの株や債券で損失を補填できるところが大きなメリットです。そのため大きなリターンを見込むためではなく、大きな損失を避けるために使う手法といえます。
分散の方法には、日本株や国債といった日本国内の商品だけでも分散は可能です。しかし投資信託の場合は世界中の株や債券を購入することができるため、日本と米国での株式、債券や、日本、先進国、発展途上国の株式、債券など国を分散する方法もあります。
積立の特徴
積立には毎月、もしくは毎日一定の金額をコツコツ買い付ける定額購入法(ドルコスト平均法)と毎月もしくは毎日、同一の口数を購入する定量購入法があります。
リンゴを例に説明すると、毎月1,000円払って、その時期の相場によってリンゴを1月は12個、2月は10個、3月は5個と買う方法が定額購入法(ドルコスト平均法)です。
定量購入法は、毎月3個買います。と始めに約束して、相場によって1月は800円、2月は1,000円、3月は1,200円と買う方法を言います。
積立の場合は、安いときに沢山買い、高いときには少量買う定額購入法(ドルコスト平均法)が有利とされています。2009年に起こったリーマンショックでもドルコスト平均法は効果を成したと言われています。「「ドルコスト平均法」のデメリットとは?投資初心者によくある失敗ケース」のようにデメリットもありますのでしっかり読んで勉強しましょう。
長期の特徴
長期の特徴はずばり「ちりも積もれば山となる」です。投資商品を長期間保有することにより、文明の進化のように、時代の発展とともにその企業(株)や国(債券)の価値が上昇していく考えと、複利効果での利益上昇の効果があるといわれています。
投資の場合、貯金でいう利息にあたるものを配当と呼びます。長期投資の場合はその配当をその時に受け取らず、投資元本に組み入れ配当再投資という方法を選ぶことができます。これを使うことで複利効果により、利息が利息を生み、利益が増えるようになります。
分散×積立×長期に適した投資商品とそれぞれの特徴って何?
iDeCo
iDeCo(イデコ)とは、公的年金にプラスして給付をうけることができる私的年金の1つです。公的年金にプラスして支給されることから、老後資金作り用の商品となっています。
自営業者、会社員、公務員、主婦それぞれ加入することができますが、拠出限度額がそれぞれ異なります。あらかじめ決められた運用商品の中から加入者自身がどの商品で運用していくかを決めるスタイルです。そのため「分散×積立×長期」に適した商品となっています。
加入者が拠出した掛け金については、全額所得控除されます。老後資金用の運用商品のため、原則受給は60歳に到達した時となります。受給時には年金として毎年受け取る方法と、一時金として受給する方法が選べます。年金受給の場合は公的年金等控除、一時金として受給の場合は退職所得控除が適用されます。
NISA
NISAとは、20歳以上の人が利用できる毎年120万円までの投資額が最長5年間、配当金や、普通分配金、譲渡益が非課税となる制度です。平成26年(2014年)~平成35年(2023年)まで実施されており、非課税投資総額は最大で600万円までとなっています(以下図参照)。0歳~19歳を対象にしたジュニアNISAも平成28年(2016年)からスタートしました。
まとまった資金を有効に活用していますので積立ての効果はありませんが、「分散×長期」の効果と非課税制度が活用できる制度です。平成35年までに結婚、マイホーム購入、教育資金、老後資金などを運用したい人におすすめの商品です。しかしNISAは以下に記述するつみたてNISAとは併用できません。
投資初心者におすすめ!つみたてNISA
つみたてNISAは平成30年(2018年)1月からスタートした非課税制度です。投資初心者でも利用しやすい仕組みになっており、取扱商品の手数料が低水準、また頻繁に分配金が支払われないなど、あらかじめ選ばれた公募株式投資信託と上場株式投資信託に限定されています。
毎年40万円までの投資額が最長20年間、最大で800万円まで非課税投資枠があります(以下図参照)。40万円までの上限をしっかり使うとなると、毎月およそ33,000円を積立てることが可能です。結婚資金、こどもの教育資金、マイホーム資金、老後資金などどの資産形成にも有効といえます。
「分散×積立×長期」の黄金比率も満たしており、非課税枠は最長20年間とありますが、iDeCoのように60歳から受け取りではなく、解約は好きな時にいつでもできます。積立額も自分で設定できるため少額からスタートできるつみたてNISAは投資初心者におすすめの商品です。
iDeCoについて詳しく知りたい人は厚生労働省のホームページ、NISAやつみたてNISAについて詳しく知りたい人は、金融庁ホームページを参照してみてください。
どうやって始めたらいいの?
投資を始めるにあたって、まずは銀行や証券会社でのつみたてNISA口座の開設が必要となります。銀行や証券会社それぞれの特徴については、「投資を始める前に知っておきたい口座の種類」を参照にしてみてください。
必要な書類
口座開設時には顔写真付きの身分証明書と、マイナンバーの提出が必要となります。
未経験でも大丈夫?
つみたてNISA口座開設時には、投資経験年数を聞かれる場合が多いです。未経験であっても開設できない訳ではありません。銀行や証券会社がどんな人が口座開設をするのか統計データとして用いたい意味もあります。
最初はみんな初心者です!臆せず、行動に移してみましょう!