モデルさんや女優さんのキレイな白い歯を見て、羨ましいと思うオトナ女子は多いはず。大人になって後悔する人が多いことの1つが、デンタルケアではないでしょうか。 モデルさんや女優さんの白くてキレイな歯並びを見て、今からでもちゃんとオーラルケアをしたいという女子も多いでしょう。 そこで、気になるオーラルケアのお金について、あれこれ調べてみました。
いますぐやってみたいけど…
気になるオーラルケアのお金事情
2018年9月22日
オーラルケアとは?
デジタル大辞泉の解説によると、オーラルケアとは「口腔の手入れ。歯ブラシや洗浄液などを使って、虫歯や歯周病を予防すること」。ひとくちにオーラルケアと言っても、自宅でのケアから歯科でのケアまで、その範囲はとても広いのです。
でもやっぱり、30歳をすぎると身体の抵抗力の変化とともに、口腔内のトラブルが起こりやすくなるそう。しっかり歯ミガキしていても、虫歯や歯周病、口臭などの原因となる細菌の状況を歯医者さんで確認し、ケアしてもらうのがベストと聞きます。
オーラルケアの相場はいくら?
歯科で予防ケアをお願いする場合の「予防歯科」は、治療と違うため、基本的には健康保険が効かない自費診療。歯科医院ごとにケアの内容や金額が異なり、一概に相場を言うのは難しいですが、1回のケアで1万円~1万5千円程度としているところが多いよう。年に4回程度予防歯科でケアしてもらうのがいいとされていますから、年間4万円~6万円になりそうです。
オーラルケアで将来のおばあちゃん像が変わる?!
口の中がキレイになって、虫歯の予防もできるのは嬉しいですが、年に4万円~6万円を歯医者に使うのは気がひけるという人もいるでしょう。でも、定期的にオーラルケアをする場合としない場合とでは、虫歯や歯周病など、今後の口腔内のトラブルはもちろん、ナント、将来の認知症にも影響する場合があるそうです。
お口の中はまるで人工的な埋め立て地
子どもの頃の虫歯の詰め物が取れてしまった経験がある人がいるかもしれません。気になっていた銀歯を白いセラミックに替える機会ではあるけれど、同時に隠れ虫歯が次々見つかり、自然な歯を削っては、人工的に埋めていかなくてはなりません。ちなみにセラミックの詰め物は1本あたり3~4万円程度かかる場合もあるそうです。
それを数年置きに繰り返しているうちに、ブリッジやインプラントなど、お口の中はどんどん人工化していってしまいます。お金の面でも数万円では済まなくなって、貯金が吹っ飛んでしまうことだってあり得ます。
噛めなくなれば認知症のリスクに繋がる
歳をとると固いものが噛めなくなると聞きませんか?歯が弱くなって欠けてしまったり、歯ぐきが腫れて噛むたびに痛みを感じたり――原因はさまざまですが、口腔内のトラブルがあるときちんと噛むことができなくなってしまいます。噛むことは、栄養の吸収や脳の活性に繋がっているのだそう。噛めない生活を続けるうちに身体や脳の健康が阻害され、認知症リスクにも影響するかもしれません。
オーラルケアは医療費控除が使える?
医療費控除は「治療の対価」として支払った医療費というのが原則です。従って、予防の場合は対象になりません。
ただし、たとえば、歯周病に悪影響を及ぼす可能性があり、歯周病治療の一貫として歯石を取り除くというような場合などでは「治療」としての医療費支払いということになるようです。
歯科で診察を受ける前に、きちんと確認しておきましょう。
一方で、歯並びなどの影響で噛み合わせが悪く、大人になってから歯科矯正をする人もいますね。歯科矯正は、受ける人の年齢や矯正の目的などから見て必要と認められる場合に医療費控除の対象になります。単に容ぼうを美化するための矯正では対象外ですので、お金のことを含めてしっかり歯科医に確認することが必要です。
手軽なセルフケアでお得にセルフメディケーション
費用が少々高くても、税金が取り戻せなくても、定期的なオーラルケアをすることは、長い目で見れば医療費の節約になります。それでもやはり、費用面で大変という場合には、せめて自宅でのセルフケアをしっかりしたいもの。
できれば税金などおトクになる方法があればいいですね。
そんな時には、セルフメディケーション税制のことも忘れずに。「健康管理が節税に?!新しく始まったセルフメディケーション税制って?」の記事でも紹介していますが、医療費控除が利用できなくても、セルフメディケーション税制で所得税の還付を受けることができる場合があります。対象となる医薬品は随時変更されますが、たとえば、サンスター株式会社の「エフコート®」というフッ素配合の洗口液も対象医薬品リストに含まれています(2018年9月現在)。
忙しくてなかなか予防歯科に行けないという人もぜひ試してみたいですね。おトクに賢く、お金と美しい歯を保っていきましょう。