そろそろ働きに出たい。けれど資格も、働いた経験もない私にもできる仕事ってあるの?このような不安から社会に出る勇気のない人、やりたい仕事にチャレンジする勇気のない人も多いのではないでしょうか?
しかし、社会の最小単位である家庭を任されていたあなたができる仕事は沢山あります!
こんな私でも企画の仕事にチャレンジできるの?会計の仕事ができるの?
やりたいと思った仕事は、熱意が伝わりやすく採用者に好印象を与えます。
伝え方のヒントを学んで履歴書作成、面接に備えましょう!
主婦必見!履歴書、面接で使える
あなたの強みを伝えるヒント
2018年9月27日
主婦はビジネスの基本5W1Hを習得している!
いきなり5W1Hと聞いて驚いた人もいるかもしれませんが、これは仕事を行う上で必要な情報を伝達するポイントです。「いつ(When)」、「どこで(Where)」、「だれが(Who)」、「何を(What)」、「なぜ(Why)」、「どのように(How)」。これら5つの英単語の頭文字から「5W1H(ごだぶりゅーいちえいち)」と呼びます。
ビジネスの世界では正確にかつ迅速に、情報を伝達し、目的を遂行しなければなりません。伝達をする側もされる側も1度で簡潔に伝えることを望んでるため、この5W1Hを基本に情報を伝達します。5W1Hに「どのくらい、いくら(How many/How much)」をプラスして5W2Hと呼ぶこともあります。
5W1H、主婦のあなたは日常的に使っていることをご存知ですか?
5W1Hの意味を理解すると、日常生活でもコミュニケーションを取ったり、何か計画をしたりする上で日常的に使っていることにお気づきだと思います。
たとえば買い物。「今日はスーパー買い物に行く」という普段、何気なく考えて行動していることでも、この行動を細かく仕分けると「今日(いつ)、スーパーで(どこで)、私は(誰が)、食材を(何を)、家族が生きるために(なぜ)、お金を出して買う(どのように)+3,000円以内で(どれくらい、いくら)」と、頭の中で自然と考えています。
当たり前の行動だと思うかもしれませんが、このどうすれば家族が健康でいられるか、限られた収入で必要なものを購入できるか。といつも自分ではなく全体を考えて行動している主婦は、その単位を会社に置き換えるだけで、会社の利益に貢献できる人になれます。
履歴書、面接にも5W1Hが使える!
では実際に履歴書作成や面接の中で、今まで主婦業で培ったスキルをどのように発揮すればよいのでしょうか。そこに最初にご説明した5W1Hが役立ちます。会社は自社の売り上げに貢献し、経費を無駄遣いせず、会社を守ってくれる人を探しています。
主婦の強みとして、仕事でも活かせるスキルにコミュニケーション能力とマルチタスク能力があります。仕事で使えるスキルであるためビジネス用語に変換していますが、主婦は日常的に使っているスキルです。この能力が仕事に役立つことをアピールすればよいのです。
マルチタスク能力とコミュニケーション能力
主婦は毎日大忙し。限られた時間の中で複数の作業を同時に行うことができるこのスキルをマルチタスク能力と言います。履歴書や面接にこの強みを使用する場合は、1日全体を通してしっかりと時間管理ができることをアピールする方法や、何か1つに絞ってアピールする方法があります。
たとえば1日全体を通した場合なら、「私は、メリハリのある生活を維持するために、いつも、家庭で、家事を、時間通りに終わらせています」。さらに1つに絞った場合ですと「私は、定刻に、食事をするため、台所で、料理を、時間通りに作ります」。と言った具合に、5W1Hを使って自分の強みに合った単語を落とし込みます。
コミュニケーション能力も同じです。「私は、家庭の、空気を、良くするために、性格の違う家族に合った接し方をしています」。まず5W1Hに単語を落とし込み、日本語の文法に合った文章に並べ替えます。
これだけだとまだ説得力のある文章にはなりません。そこからさらに深く掘り下げて、履歴書や面接でも通用するアピール文章に変えていきます。
履歴書や面接で使用する例文
上記に示した具体例ですと、「誰にでもできる」と今ひとつ説得力に欠けます。そこで、もう1つの1H「どれくらい・いくら」を付け足すといかがでしょうか。
「私は、3年間にわたり、メリハリのある生活を維持するために、いつも、家庭で、家事を、時間通りに終わらせています」。数字を入れることで説得力が増しませんか?そしてこれをさらに掘り下げます。
「時間通りに終わらせるために、時短家事の書籍で勉強し、日々実践していました。その結果、時短でも栄養のある食事を作れ、しっかりと睡眠時間も確保でき、私も家族も風邪知らずです。子供の手も離れたため新しい仕事を探し始め御社を見つけました。応募動機は自宅から近いということですが、家庭で身につけたマルチタスク能力を御社でも十分に発揮し、日々の業務に役立てたいと思っています」
履歴書に記入できる志望動機欄は限られています。その限られた欄で、いかに自分が工夫、努力したかを伝え、そしてその能力を仕事にどう活かせるかを説明できることが転職や再就職で成功する秘訣です。
大切なのは、そこで自分に何ができるかです。面接では、志望動機欄で書けなかった、会社にとってメリットになる点を伝えましょう。上記の例ですとそれは、時間内に仕事を終わらせることができる能力です。会社の経費の中で1番割合を占めるものが人件費です。限られた時間内でしっかりとパフォーマンスを発揮できるとアピールしましょう。
小さい子供や、時間が限られている主婦が仕事を探す場合、職場への通勤時間を中心に探す人も多いです。経営者側もそれは承知の上ですので、志望動機は正直に通勤時間を考慮してとのこと。と伝えても差し支えありません。
応用編!職種を絞って仕事を探してみよう!
正社員として仕事を探している人なら、職種もしっかり絞って仕事探しをしてみてはいかがでしょうか。働いてお金をもらうことだけを目的にせず、自分が今もっているスキルを活かせる仕事を探しませんか?長所を活かせる仕事なら、やりがいも実感しやすく長期間働くことにつながります。結果、収入は安定し、家計も潤う好循環が発生します。
イベント企画にチャレンジしたい!
お誕生日会、旅行など家庭では1年に1度は何かしらのイベントを行ってると思います。どんなお誕生日会にしようか。どんな旅行にしようか。家族みんなが笑顔になるため、また限られた予算内に収めるために思考を凝らしたり、情報を収集したりした経験があるはずです。
この作業を苦痛に思わず、楽しんですることができる人なら、仕事にも活かせます!先ほどの5W2Hに単語を落とし込みアピール文章を作ってみてください。さらに具体的にそのイベントをどのように企画し、実行したのか。工夫した点、得られた効果、また反省点などもまとめておくと面接時には役立ちます。
家計簿をつけ、収支の把握をしているなら会計に挑戦!
毎月の収支を管理する家計簿の作成が得意な人は、ワンランク上の仕事を得るために、商業簿記の勉強もしながら、会計の仕事を目指してみませんか。
今現在資格を持っていなくても、会社に応募することは可能です。その場合、「資格は持っていませんが、資格取得に向け現在簿記2級を勉強中です」など取得はしていないが、知識はあることを伝えることが大切です。
タスク能力やコミュニケーション能力と組み合わせて、あなたの強みを十二分に発揮し、新しい可能性を広げライフプランを豊かなものにしてください。