投資を始めてみたものの、やっぱり出てくる不安や疑問。
コールセンターに電話するのも何となく恥ずかしい・・・。
そんな投資女子のための、投資の疑問あるあるをお答えします。
誰に聞けばいい?
投資を始めたら出てくる疑問あるあるQ&A
2018年9月10日
今の値段ってどうやって調べるの?
株式や投資信託は日々値動きがあります。
購入した後、自分の持っている株式や投資信託の値段がどうなっているのか気になりますね。
短期間で売買を繰り返す投資スタイルではない場合、毎日値段を調べて一喜一憂する必要はありませんが、そのまま何カ月も放っておくというのはやはり避けたいところ。
一週間に一度、時間のある週末に今の値段がどうなっているかをチェックしておきましょう。
スマホアプリが便利
銘柄の値段は新聞の株式欄に載っていますが、全銘柄の中から自分が持っている銘柄を探すのは大変ですね。
そこでおススメなのが、スマートフォンのアプリを利用するという方法。
口座を開いている金融機関のアプリや、yahoo!ファイナンスなどの金融情報のアプリに自分が持っている銘柄を登録しておくと、値段をすぐにチェックできて便利です。
投資信託の商品名は正式名称ではなく、愛称で載っていることが多いです。購入する時にもらう販売用資料に愛称が載っているので確認しておいてくださいね。
ニュースと関連付けて
値動きを見るときは、ただ「上がった」「下がった」というだけではなく、ニュースと関連付けるといいでしょう。
「円安だから輸出関連の銘柄が上がっているんだな」
「アメリカの株が下がったから、連動して日本の株も下がったんだな」
など、値動きの原因が世界全体の動きなのか、個別企業の業績によるものなのかがわかるようになってきます。
運用報告書、どうやって見たらいいの?
投資信託を購入すると、決算期ごとに運用報告書が送られてきます。
運用報告書には、投資信託の値動きや現在どのような銘柄が組み入れられているかなど、投資信託の運用状況が載っています。
運用報告書では、まずは「運用経過および今後の運用方針」を読むといいでしょう。「運用経過」では、思っていたような運用が行われているかが確認できます。投資信託の値段である基準価格が上がったり下がったりした理由が説明されています。
「今後の運用方針」では、今後ファンドマネージャーがどのような投資戦略をとろうと考えているか説明されています。
月次報告書も利用して
月次報告書は、運用会社や販売会社のHPで見ることができます。
月次報告書には、運用実績や組入上位銘柄、過去1カ月間の市場動向分析とそれをもとにした今後の運用方針が載っています。
運用報告書より簡潔にまとめてあるので、目を通しておくといいでしょう。
売り時はいつ?
長期保有のつもりで購入しても、利益が出たり逆に損失が出ていたりする場合はいったん売却を考えることがあるでしょう。実は買い時より売り時の方が難しいと言われています。例えば「10%以上利益が出たら売る」「10%以上損失が出たら売る」などと自分のルールを決めるのも一つの方法です。
でもその前に、利益が出ている場合と損失が出ている場合に分けて考えてみましょう。
利益が出ている場合
購入した時に比べて利益が出ている場合は、一旦売却して利益を確実に取るというのも一つの方法です。
でも、売却する前に考えてほしいことがあります。それは投資をした目的です。
配当や株主優待を目的に中期的に持つのか、老後資金のために長期で運用したいのか、余裕資金で購入し短期で利益を取っていきたいのか。それによって、このまま保有しておいた方がいいか、売却して利益をとるかの判断ができますよ。
損失が出ている場合
購入した時より損失が出ている場合は、まずは冷静に値下がりの理由を考えてみましょう。
例えば、先日もトルコリラが暴落したことで欧米の株が大きく下落し、日本の株も下がりました。このように世界で突発的に起こる出来事の影響で株価が下がっているのか、それとも会社の業績が悪化して下がっているのかによって、このまま様子を見てもいいか、早めに売却した方がいいか判断ができるでしょう。
リバランスってなに?
投資をしようとする時に、複数の資産や銘柄に分散投資をするために、それぞれ〇%という形でポートフォリオを組むことが多いかと思います。
例えば100万円を国内株式と海外株式に50%ずつ配分したとします。その後国内株式が20%上昇し海外株式が20%下落した場合、その時点での配分は国内株式が60%、海外株式が40%となっているため、国内株式を10%分売却し海外株式を10%購入することで当初の50%ずつの配分比率に修正することをリバランスといいます。
頻繁にリバランスをする必要はありませんが、1年に1度は自分の持っている資産の配分を見直すといいでしょう。
最初はわからなかったことも、経験を積むうちにだんだんわかるようになってきます。少しずつ投資の経験を増やしていってくださいね。