投資を始めるためには、まずは口座を開くことからスタートします。
でも、口座の種類はいろいろあって、どの口座を選んだらいいのかわからない・・・
そんな人に、ベストな口座の選び方をお伝えします!
投資を始める前に
知っておきたい口座の種類
2018年8月14日
どこで口座を開けばいい?
口座を開設するにあたり、最初にしないといけないことは口座を開設する会社を決めることです。ですが、どのようにして決めたらいいのでしょうか。
銀行VS証券会社
投資のための口座は、銀行や証券会社で開設することができます。証券会社は何となく敷居が高くて・・・という女子にとっては、給与の振込先の銀行で口座を開設するという方法も。
ただし、銀行の口座では投資信託や債券の購入に限られます。今は、投資信託や債券で投資を始める予定でも、将来株式投資をするかもしれないという場合は証券会社で口座を開設しておく方が便利です。
店頭VSネット店舗
また、銀行や証券会社にはそれぞれ店頭とネット店舗があります。
初めて口座を開設する時は不安なもの。
しっかり説明を聞きながら口座を開設したいという人は、店頭の方が安心でしょう。
とは言っても、平日の営業時間は仕事で店頭に行く時間がない、という人は、仕事から帰った後や休日に自宅で開設できるネット店舗が便利です。パソコンやスマートフォンから口座開設の申し込みをすると、郵送で書類が送られてくるので必要事項を記入して送り返すだけで楽チンです。
ネット店舗でも、わからない事があればコールセンターに電話すると親切に教えてもらえるので安心してくださいね。
一般的に、店頭よりネット店舗の方が口座管理料や販売手数料が安い場合が多いです。
自分にとってどちらが便利かを考えて、利用しやすい方を選んでくださいね。
口座の種類
どこの金融機関で口座を開設するかを決めたら、次に考えることは口座の種類です。投資の口座は「一般口座」と「特定口座」があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
一般口座
投資家自身で1年間の投資信託や株などの売買の利益を計算して確定申告をします。
特定口座
金融機関が1年間の投資信託や株などの売買でどれだけ利益や損失があったかを計算し、年間取引報告書を作成してくれます。
特定口座にはさらに「源泉徴収なし」と「源泉徴収あり」の2種類があり、どちらかを選びます。
「源泉徴収なし」を選んだ場合は、金融機関が作成してくれた年間取引報告書を利用して、投資家が自分で確定申告をします。
「源泉徴収あり」を選ぶと、金融機関が投資家に代わって税金を納めてくれるので、面倒な確定申告をする必要がありません。
投資初心者の忙しい女子にはズバリ「特定口座・源泉徴収あり」がおススメです。
NISA口座って?
通常、投資信託や株式投資で得た利益や配当金、分配金には20.315%の税金がかかります。でも、同じ運用をするのなら税金面でもおトクに運用したいですよね。
税金がかからない!
NISA(少額投資非課税制度)は、投資信託や株で得た利益が非課税になる制度です。
NISA口座を利用することで、5年間かつ年間120万円までは、投資信託や株式を購入しても得られた利益や分配金に税金がかからないというものです。2014年から始まった制度で、今のところ2023年まで利用することができます。
ただし、NISA口座で損失が出た場合、他の口座で得られた利益と相殺することができません。そのため、NISA口座以外で得た利益全額に税金がかかることになり、税金を多く支払うことになる場合もあります。
コツコツ派にはつみたてNISA♪
2018年1月からは、新しくつみたてNISAが始まりました。
今までのNISAと同様、投資によって得られた利益が非課税になる制度ですが、違いもあるのでその点について整理してみましょう。
つみたてNISAは年間40万円までの投資額に対して得た利益が非課税になります。非課税の期間は20年間です。
例えば、毎月3万円を老後のためにコツコツ投資信託で積立していくという場合は、つみたてNISAがおススメです。
つみたてNISAでは、金融庁が「長期」「分散」「コツコツ積み立て」に適していると判断した投資信託やETF(上場投資信託)に限定されているので、初めて投資をする人にとって、安心ですね。
ただし、つみたてNISAを利用する場合、NISAと併用することはできません。じっくり株式を持って、配当を非課税で受け取るにはNISAを利用するといいでしょう。
自分の投資スタイルに合わせて選んでくださいね。
投資を始めてみたいけれど、口座を開設するのが面倒でそのまま・・・という皆さん。ぜひ参考にして、投資への第一歩を踏み出してみてください。