防災グッズは、地震などが発生した時に便利ですが、一般的には値段が高いイメージがありますよね。大容量の防災セットだと、値段が1万円を超えることも少なくありません。そこで今回は、100均でも買える防災グッズについて紹介します。避難する時の必須アイテムや、家具の破損防止用品に役立つものも多いので、上手に使って今後の地震に備えましょう。
100円ショップで買える地震対策グッズ!
一人暮らし女性のおすすめはコレ
2018年7月20日
地震対策グッズにはどんな物がある?
地震対策グッズと言っても、今はいろいろな商品が販売されていますよね。災害時、真っ先に持ち出す「一次持ち出し品」や、その後の避難生活に役立つ「二次持ち出し品」など、その時の状況によって必要なものは変わってきます。また、災害時の怪我を防止するなら、家具や扉の固定防止器具も必要になるでしょう。
一次持ち出し品
・印鑑や現金、身分証などの貴重品類
・電池や懐中電灯、毛布、アルミ製保護シートなどの便利用品
・ラジオやスマホなどの情報収集用品
・非常食と飲料水
・救急セット
・タオルや着替えなど衛生面で必要なもの
二次持ち出し品
・食料や卓上コンロ、使い捨て用の食器など
・簡易トイレや水のいらないシャンプーなど、健康に必要なもの
・防水シートや軍手、ロープなどの防災グッズ
参考:http://www.tokyo.jrc.or.jp/saigai/katei.html
防災セットの相場はいくら?
地震の備えとして、防災セットを想像する人も多いのではないでしょうか?防災セットには、非常食・保存水・簡易トイレなどの必需品から電池がいらないライトまで、便利な防災グッズが多数詰め込まれています。実際の被災地でも活用されたので、対策として1つ買っておくと安心できるでしょう。
値段はピンキリですが、リュックタイプの防災セットなら、相場は1~2万円程度です。簡易セットなら、5000円程度で買えるものもあります。
100円ショップで買える地震対策アイテムとは?
とはいえ、実際に防災セットを常備している家庭は、それほど多くありません。実際に災害を経験した地域の人ならともかく、防災意識が薄い地域だと、防災グッズを置いている家庭そのものが少ないケースもあります。そもそも、現在は各自治体が協力して災害対策をとっているので、大地震が発生したとしても、数日内には救援物資が届くケースが大半です。
そのため、地震は怖いと知っていても「使うかどうかわからないのに、2万円もする防災セットを買いたくない」「防災セットを買う程ではない」と考える人も多いのではないでしょうか?そこで、この章では100円ショップでも買えて、簡単に使える防災グッズをまとめました。
避難時に使えるグッズ
防犯ブザー、ホイッスル、スリッパ、マスク、絆創膏、厚手の軍手など
避難所での生活に使えるグッズ
タオル、ウェットティッシュ、ラップ、アルミホイル、レジャシート、アルミ製のシート、飴やお菓子などの非常食など
意外なことに、ラップやアルミホイルなども、避難所での生活に役立ちます。水が不足した時、お皿代わりにもなるので便利です。また、100円ショップでは、ウェットティッシュなどの衛生グッズも多数販売されています。
家具の転倒防止アイテム
L字型金具・耐震マット・転倒防止シートなど
※ただし、金具やマットだけで家具の転倒を100%防げるワケではありません。
非常用持ち出し袋の作り方
上の章で紹介した「100円ショップで買える防災グッズ」を使って、いざという時のために「非常用持ち出し袋」を作っておきましょう。自宅用と会社用を作っておけば、災害時に役立つ便利用品を、すぐに持ち出せます。
防災セットと違って低コストで作れるので、比較的用意しやすいでしょう。ただし、災害時に必要な簡易トイレやラジオなどは、100円では買えないので、別途用意する必要があります。
できれば、防災グッズを入れるなら袋ではなくリュックが望ましいですが(避難時に両手を使える状態にするため)、リュックがなければ、持ちやすい手提げ袋などに防災グッズを入れておきましょう。
備えあれば患いなし!防災ポーチの作り方
防災ポーチとは?
自宅や会社に地震対策グッズを置いておけば、地震が発生した時もすぐに必要品を持って避難所に行けますよね。しかし、災害はいつ・どこで発生するかわかりません。自宅や会社ではなく、外出中に被害にあうかもしれません。その結果、自宅に戻れず、避難所で一夜を過ごすというケースも考えられるでしょう。
そんな時に役立つのが、防災ポーチです。防災ポーチとは、最低限の防災グッズをポーチなどに詰め込んだものを指します。言い換えると、持ち歩き用の防災袋みたいなものですね。防災ポーチを普段から持ち歩いておけば、いざという時の備えになるります。
実は低コストで作れます
防災ポーチは普段から持ち歩くものなので、入れるものは必要最低限のアイテムのみです。例えば、スマホの充電器・ペンライト・ウェットティッシュ・マスクなど、地震の時に役立つ物を入れておきましょう。本格的なライトやラジオは持ち歩けないものの、ペンライトなら持ち歩けますよね。
また、自宅に帰れなくなった時のために、圧縮タオル・常備薬・非常食(飴やチョコレート)・生理用品・クレンジングシートなどを入れる人もいます。充電器や常備薬以外は、100円ショップでも売っているので、1000円程度で防災ポーチを作ることもできます。
非常時用の持ち出し袋や防災ポーチには、災害にあった時を想定して、あなたが必要だと思う物を入れておきましょう。ただし、何でも適当に詰め込むのではなく、できるだけ無駄な物を省き、コンパクトにまとめた方が使いやすいです。専用の防災グッズを買わなくても、100円ショップである程度の物はそろうので、万が一の事態に備えて、作っておくと安心できるのではないでしょうか?