早くも夏物のセールが始まるこの時期。バーゲンセールのPOPに惹かれショップに立ち寄り、買う予定になかった服をつい購入してしまった経験は皆さん1度や2度ではないはず!勢いで買ってしまうのも時には気持ち良く、ストレス発散になるかもしれませんが、何度も続いてしまっては『お金に余裕がないのにまた買ってしまった』『結局使わなかった』など困った事態になることも。“衝動買い”をしたくなったら、どう対処すればいいのでしょうか?
サマーセール真っ盛り!
ついやってしまう「衝動買い」はどう防ぐ?
2018年7月14日
「衝動買い」自体は、悪くはないけれど……?
「カワイイ花柄のワンピースにひと目惚れして、即決で買ってしまった!」というような経験は誰でもあるはず。「衝動買い」というと冷静さを失った悪い行動、というイメージを持ってしまいますが、決して悪い面ばかりではありません。
その場でしか出会えない商品だってありますよね。1週間後に再度店を訪れても、もうお気に入りのワンピースは売れてしまっているかもしれません。『半額セールは今日までだし……。』ということもあります。3日後に倍の値段で買うぐらいなら、今日のうちに買った方がお買い得です。
悩む場面で思い切って「買う」判断をするのは、勇気がいる分、気持ちの良いものです。後から「買って正解だった!」と思えたなら、きっとその商品は思い入れの深い、お気に入りのものになるでしょう。
悪いのは、衝動買いのあとに「後悔」がある場合
では、反対に衝動買いが失敗につながってしまうのはどのようなときでしょうか。それは衝動買いをしたあとに「後悔」が残る場合です。これでは、気持ちの良い買い物とは言えませんよね。
例えば、
- 衝動買いをした結果お金が無くなってしまい、他に買いたいと思っていた重要なものが買えなかった
- 買ったことに満足してしまい、開封しないままクローゼットの奥へ入れたままになった
このような結果になってしまっては、『あの時、買わなければよかった……。』と残念な気持ちになります。
「買う行為」そのものに満足してない?
例のような場合、原因として考えられるのは「品物」よりも「買う行為」自体を重要視していることがあります。初めにもお伝えしましたが、思い切って買う決断をするのは気持ちがスッキリするものです。品物より、買う決断をするときの高揚感やスッキリ感をストレス発散の目的にしてはいませんか?
衝動買いという行為自体をストレス発散の手段として楽しんでいるとしたら、気持ちは瞬間的にスッキリしますが、その効果は長続きしません。お金自体も、やはり活きた使い方をしているとは言い難いですね。高揚感・ストレス発散が目的なら、レジャーやスポーツを楽しむなど、他にも方法があります。衝動買いがあまり良い買い物につながっていないと感じたら、そのお金を買い物以外の目的で活かせる方法はないか?と考えてみましょう。
衝動買いを防ぐために、どうすればいい?
行き過ぎた「衝動買い」を防ぐためには、どうすればいいのでしょうか。例えば、次のような方法があります。
似た商品を持っていないか考えてみる
好きな服や雑貨は、パターンが似ています。『かわいいけれど、この色の服ってすでに2枚あるよね。』『このあいだ買った靴も同じ雰囲気だったかも。』このように少し考えるようにすると、ダブり買いを防ぐことができます。
この先どれぐらい使いそうか想像してみる
今はすごく魅力的でも、この先はどうですか?長く愛着を持って使うでしょうか。バーゲン品は特に、流行の終わりが近いものも多いので、要注意です。
緊急性を考えてみる
その商品は今すぐ必要ですか?どうしても今、買わなければならない理由がありますか?今すぐは使わないかも、と思うのなら、買う決断を先延ばしにするのも方法です。先延ばしした期間中に、もっと素晴らしいものに出会うこともあるかもしれません。
捨てる時の気持ちを考えてみる
買った後のことを想像してみましょう。欲しい理由が「お得だから」の場合は要注意です。心から欲しいと思ったものでなければ、使わず収納しておくだけになりがちです。そんなとき、『まだ使えるからもったいなくて捨てられない。』という気持ちになるのは厄介です。買おうとしているものは気持ち良く使い切って、感謝して捨てられるものでしょうか?
同じ金額で買える他の物を考えてみる
買おうとしているものに、その値段に見合う価値を感じていますか?同じ金額を出せば買えるものは他にもあります。それを買ったために、このあと同じ金額の別のものを買う機会を無くすかもしれません。
お金の持つ価値は買い物の仕方で変わります!
このように、衝動買いにはある程度の慎重さも必要です。自分にとってその買い物が、長い目で見て価値のあるものになるかを見極める必要があります。その場で決断するときにも考えなしに決めるのではなく、活きたお金の使い方をしているかどうか、判断して決めましょう。
満足感の高い買い物は、結果的に価値の高い買い物になると言えるでしょう。買いたい“衝動”と上手に付き合って、後悔のない買い物をしましょう!