最近よく聞くようになったフィンテックと言う言葉。
何となく難しそうな言葉だけど、実は皆さんが日常生活の中で利用しているモノもたくさんあるのです。
ますます便利になっていくフィンテックについて、知っておきましょう。
フィンテックでどう変わる?
あなたの生活、ますます便利に
2018年5月21日
「フィンテック」ってなに?
フィンテックとは、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を掛け合わせて作られた言葉です。2008年のリーマンショック以降、アメリカを中心に発展しました。
それまでは、決済や送金、資産運用、会計などは金融機関が独占していましたが、そのような金融サービスをインターネットやスマートフォンなどのITを利用することによって、より便利に低コストで利用できるようになりました。
日本でも、銀行が積極的にビジネスに取り入れ、2016年にはフィンテックを促進するための改正銀行法が成立しました。
このように、まだまだ歴史は新しいのに著しく発展していっているのですね。
スマホ一台で
フィンテックというと難しく感じるかもしれませんね。
でも、私たちが普段利用しているスマートフォンでも、フィンテックが取り入れられてきています。
おサイフケータイ
携帯電話をかざすだけで料金の支払いができるサービスはお馴染みでしょう。
厳密にいうと、「おサイフケータイ」はNTTdocomoの登録商標ですが、auやSoftbankでも同様のサービスが利用できるようになっています。
FeliCa(フェリカ)チップを内蔵した携帯電話を読み取り機にかざすことで電子マネーを使えたり、鉄道の定期券やポイントカードとして利用したりすることができます。
家計簿アプリ
家計簿をつけようと思っても、なかなか続かない・・・という人にとって便利なのが、スマホ1台でお金を管理することができる「家計簿アプリ」です。
家計簿アプリは、最近ではレシートを撮影するだけで読み取って自動的に計算してくれるものが多くなってきています。
銀行やクレジットカードとも連携していて、一度設定するだけで、登録している金融機関のお金の動きやクレジットカードの明細も分かるようになっています。
家計簿をつけるのが面倒、という人にとっては家計簿アプリは楽チンですね。いろいろな無料の家計簿アプリがあるので、実際にダウンロードしてみて、自分にとって使いやすいものを探すことができます。
投資もお任せ?
投資を始めてみたいけれど、実際何にどのくらい分散したらいいのかわからない。
そんな人も多いのではないでしょうか。
ロボアドバイザー
簡単ないくつかの質問に答えるだけで自分に合った投資信託の提案や、運用プランの提案を無料でしてくれます。
さらに、診断結果に沿った資産運用を自動でできるロボアドバイザーもあります。ただし、運用を任せるタイプは年1%前後の手数料がかかってくることが多いので、利用する時はロボアドバイザーに何をしてほしいかを明確にするといいですね。
仮想通貨、ホントの使い方
2017年には、ビットコインが1年間で急騰して話題になりました。でも、本来仮想通貨は投機目的で購入するものではなく、資金決済機能として政府に認められているものなのです。
仮想通貨の仕組み
日本円やドルは国が発行しておりその価値を保証しています。このような通貨を法定通貨といい、紙幣や貨幣など目に見える形で存在しています。
一方、仮想通貨は、ブロックチェーンという仕組みを利用してインターネット上で利用者によって管理されています。
仮想通貨の便利な使い方
仮想通貨を利用することで、海外にもリアルタイムで格安の手数料で送金することができます。国内でもインターネットショッピングを始め、ビックカメラなど普段の買物でも利用できるところが増えてきています。
また、世界中で利用できる仮想通貨なら、海外旅行の時には渡航先の通貨に両替する必要がなく便利ですね。
このように、この数年でフィンテックは私たちの生活に身近になりました。フィンテックを上手に利用することで、ますます便利に暮らせると嬉しいですね。