“家計簿をつけるなんて面倒!でも貯金はしたい!”
そんな“面倒くさがりや”さんでも、簡単に家計管理ができる方法をお教えします。
そもそも家計管理なんてしたことがない、やってみたけど続かなかった、そんな人こそ、この方法を試してみてください。まずはどこに無駄があるのかを見つけるところからスタートです。
家計管理が苦手な人必見!
カンタン確実な家計のやりくり術
2018年3月17日
家計簿アプリを使ってみよう!
家計管理のスタートは、現状を知ることです。
何にどれだけ使っているのかを知らないと何も始まりません。そうは言っても「家計簿つけるのめんどくさいなぁ」と思ってしまう気持ちもわかります。
そこで、家計簿アプリを使ってみましょう!
今はいろんな種類の便利な家計簿アプリが登場しています。
銀行口座やクレジットカードと連携させれば、口座の残高管理やカード決済情報が一元管理できてしまうもの、電子マネーやポイントカードに対応しているもの、レシートをカメラで撮るだけで入力が完了できるものなど、家計簿アプリはどんどん進化しています。
しかし、こういった機能満載のアプリを使いこなせている人は家計管理が元からできている人とも言えます。
そこで、私がおすすめするのは“とにかくシンプルな家計簿アプリ”です。支出金額と費目が入力でき、月の締め日に収支内訳が円グラフ表示できるものです。
家計簿をつける目的は、記録を付け続けることではなく、何にどれだけ使っているかを把握するためです。
おおよそ、人はお金の使い方が習慣化されているので、3か月も記録すればその人のお金の使い方の“くせ”がわかるものです。
おすすめシンプル家計簿アプリ
≪家計簿 簡単お小遣い帳≫
・とにかくシンプル。固定費をあらかじめ入力しておける機能は便利。
≪家計簿 Monetbook≫
・必要な機能だけあるので、使い方に悩まずに済む。
一番大事なのは、どこに無駄があるのか、収支内訳を見て分析することです。
理想的な家計バランスとは?
ひと月の収支内訳を見て、どこに無駄があるのかを把握するためには、理想的な家計のバランスを知る必要があります。しかし、個々のライフスタイルによって、適切な割合というものは変わってきます。あくまでも参考として、以下のグラフを示します。
※1人暮らしシングル女性の例
家計簿アプリで作成した円グラフの収支内訳を見て、上記の円グラフと大きく違うところを見つけましょう。そこにあなたのお金の使い方のくせが表われている可能性があります。
○○費を削るにはどうしたらいい?
まずはどうしても削れないもの(固定費など)を外します。残った費目の中でバランス表よりも明らかに割合が多くなっているものを見つけます。
それらの費目をスリム化するための改善方法をご紹介します。
食費
食費には外食費も含まれますので、先の家計簿アプリで費目を入力する際に、食費と外食費を分けて入力しておくことをおすすめします。
明らかに外食が多い人は、自炊の回数を増やす努力を!お昼をお弁当にするだけでかなり効果があります。
食費が多い人は、買い物する回数を減らす努力を!週2回など、よく利用するスーパーのお買い得日にまとめて買っておき、その中でやりくりする習慣をつけるといいでしょう。
住居費
これは固定費になりますが、収入の25%を大きく超えているようなら、他をいくら削ってもなかなか貯蓄できるようにはなりません。思い切って引っ越しをすることも考えてみましょう。5分駅から離れるだけで、数万円の節約が出来るかもしれません。
通信費
格安スマホにして携帯料金を減らす方法を検討してみてはいかがでしょうか。
「一度見直すだけで年間〇万円もおトク! 話題の格安スマホって?」などもチェックしてみてくださいね。
保険料
「保険料を払い過ぎている…」と感じている人も多いかもしれませんね。そんな人は
「働く女子の医療保険ってホントに必要? 保険料の無駄を省く選び方」をチェックしてみましょう。
趣味・娯楽費
この費目に関しては、自分のモチベーションの源泉になっているものもあるので難しい部分ですが、「これを削るくらいなら食費を削る」という気持ちのものか否かを基準にして、そこまでではないと感じるものから削ってみるといいでしょう。
被服・美容費
女性にとって、ここはなるべく削りたくない部分ですが、無駄が隠れているケースが多いのもこの部分です。気を緩めているとあっという間に数万円の出費!ということも。
欲しいと思った時に“一日寝かせる”習慣をつけると本当に欲しかったのかどうかがわかって無駄遣いが防げます。
交際費
ここも必要なもの、そうでもないものを分ける必要があります。また、場所を変えてみるのも効果的です。自分の裁量で変更できるものであれば、3回に1回は宅飲み(家で飲むこと)にしたり、ディナーをランチに変更したりすると節約になります。
ここで重要なのは、全部をやってみようと思わないことです。もちろん、全部できれば一番いいのですが、まずは習慣化することが大事なので、費目の中で、特に多いと思うもの、1つか2つが改善できれば充分でしょう。
効果的に貯金する方法は?
先取り貯金
貯金については、一番効果的で確実と言われるのが“先取り貯金”です。先ほどの理想的な家計バランス表にもあったように、収入の20%を口座から自動引落しにして積み立てるなど、先に貯金をしてしまう方法です。
今までこれが出来ていなかった人がいきなり20%を天引きのような形で貯金してしまうと、口座がマイナスになってしまう可能性もあるので、まずは、家計簿アプリで収支のバランスを見てから無理のない範囲で先取り貯金を始めましょう。要は始めることが大事です。
目標を決める
「そもそも何のために貯金してるんだっけ?」とならないためにも、目標を決めましょう!
将来のため、老後のためといった曖昧なものではなく、金額もきっちり設定して、「100万円貯まったら〇〇を買う」「300万円貯まったら○○に旅行に行く」などです。なるべく具体的に、気持ちが上がるようなものを設定します。
実際に貯まってゴールを迎えた時に、それを実行に移している自分がいるか、あるいはその金額を糧に新たな目標を設定しているか、その時の自分に決めてもらいましょう。
いかがでしたか? まずは始めてみることが大事なので、なるべく簡単にできるものを紹介してみました。家計簿アプリは使うだけで、家計管理が出来ているモードになれるのでおすすめですよ。