世の同棲カップルは、お金のやりくりをどうしているのでしょうか?ひとり暮らしより生活費がおさえられるなどのメリットはありますが、パートナーの収入や費用分担はなどに、配慮せねばならず、悩ましいと感じている方も多いでしょう。ですが、よく話し合うことで、お互いのお金に対する価値観のズレが起きにくくなり、より幸せに暮らせるのではないでしょうか。これから同棲を考えているあなたに、お財布管理方法を3ステップでご紹介しますので、ぜひ実践してみましょう。
同棲カップルのお金のやりくりは?
ハッピーに暮らすための3ステップ
2022年1月10日
1.収入を公開しよう
ざっくり予算を決めよう
結婚している夫婦と違って同棲カップルの場合は、生活費用を収入に応じて分担するという義務が必ずしもあるとはいえません。しかし、お互いが気持ちよく生活するためには、収入の多寡に応じて生活費を負担するやり方が、自然で望ましいのではないでしょうか。また、パートナーの収入を知らない人も多いようですが、できればお互い公開しあえるといいですね。相手の収入がわかった方が、家計のやりくりがスムーズになり、貯金もしやすくなるからです。まずは収入がわかったところで、毎月の支出を上の表を参考にして、ざっくり予算を立ててみましょう。
収入の6割程度で、基本生活費をまかなおう
表のとおり、貯金と自己投資を除く6割で基本生活費をまかないましょう。貯金と自己投資の管理は後述します。住居費などの毎月固定でがかかる費用は、できるだけ抑えたいところです。かといって安さ重視で、職場からあまりにも遠いところを住まいにしてしまうと、通勤時間がかかってしまいます。通勤時間も仕事の時間の一部ですから程よいバランスの中で決めましょう。
食費、雑費など共通でかかる変動費は、この表を目安にして実際に住んでから、家計簿をつけてみるとよいでしょう。個別で支払うもの、保険料、通信費、交際費、被服(美容含む)費などは、お互いの収入の範囲内で支払うといいでしょう。結婚と違いますので、プライベートも充実させたい、それぞれ自由に使えるお金を確保したいというカップルも多いでしょうから、全てを同一管理しないくてもよいでしょう。
貯金額を決めて夢を共有しよう
貯金は、結婚や夢など共通の目的がある場合でもそれぞれ別でしておきましょう。万が一、同棲が解消になったとしてもトラブルになりにくいためです。すべて一緒にしてしまうと、万が一のときの精算に手間がかかります。
一例を挙げると、収入のうち2割は、10年以上使わないお金として各自で管理しましょう。もう2割は、先ほどの表の「自己投資」にあたる部分です。5年以内くらいに使うお金です。結婚を前提とした同棲なら結婚資金になるかもしれませんし、生活するうえで新たに必要なものはここから出してもいいでしょう。現時点で結婚の予定がない場合でも、夢など実現したいことについて話し合ってみましょう。共通することがあれば、一緒に進むことができますね。いつまでにどのくらい必要なのか見えてきます。
2.お財布を管理しよう
次に、お財布、銀行口座の管理方法です。
貯金や自己投資、それぞれで支払うような費用(保険料、通信費、交際費、美容、被服費)は、先ほどもお伝えしましたが、それぞれで支払うといいでしょう。
そのほかの家賃や食費など共通して支払う部分については、具体的には2つの方法があります。支出項目を振り分ける方法と、支払い金額を振り分ける方法です。
どちらの方法を選んでもかまいませんが、いずれの場合もお互いがお金の出入りを把握できるようにしておくことが重要です。
費目ごとに負担型
住居費はパートナー、光熱費と食費は私、というように支出項目をカップルで振り分ける方法です。自分が担当する支出については自分の支払います。各自分担が決まっているので管理はしやすいです。収入の割合通りにならない場合こともあるかもしれませんが、細かく計算したくないタイプであればやりくりしやすいでしょう。また、どちらかの収入に変化があったときや、新しい共通支出ができたときは調整が必要です。定期的な話し合いをしましょう。
収入の割合に応じて負担型
住居費も光熱費も食費も雑費もすべて一定の割合で分担する方法です。収入に差がなければ折半してもいいし、差があるようなら一定の割合で負担することを取り決めておきます。具体的には、いったんどちらかが支払って、他方があとから相手の口座に入金するというやり方になるでしょう。生活費を平等に支払うことができるので、ストレスが少ないものの、毎月計算して相手に支払うのは手間と感じるかもしれません。このパターンでも、定期的な話し合いは必要です。
3.よく話し合い、プライベートは大切にしよう
共同生活という点では、結婚と共通していますが、結婚よりも自由の度合いが大きいところが同棲の魅力でしょう。ですから、お互いのプライベートを尊重し、お金の使い方についても過度に干渉しないことが大切です。実際に生活してみて、お互いの価値観やストレスのないポイントを探していきましょう。よく話し合い、プライベートも大切にできると、より幸せな同棲生活ができますよ。
(※本ページに記載されている情報は2021年12月20日時点のものです)