家計簿をつけてムダ使いを減らし、貯金をしたいと思うけど、「いつも続かない」と悩んでいませんか?レシートをためて、結局面倒になってしまったり…。家計簿が続かない原因は、どんなものがあるでしょうか。続かない原因を取り除き、ご自身に合った記録方法を選ぶことが大切です。タイプ別家計簿と管理を簡単にする方法をご紹介します。
「家計簿が続かない」を解決!
タイプ別家計簿のつけ方を紹介
2020年8月7日
家計簿が続かない原因は?
効果を実感できていない
家計簿をつける目的は「毎月の収支を把握し、ムダな支出を減らすこと」 です。しかし、家計簿を記録するだけで終わっていませんか?記録の振り返りをすることが大切です。例えば、今月は美容費にかけすぎたと分かれば、来月は減らそうと意識でき、結果につながりやすくなります。
そして、節約して具体的に何をしたいのかも考えてみましょう。 「毎月あと2万円貯金を増やして旅行代に充てたい」「節約できたお金でマッサージに行きたい」など、目標が明確になればモチベーションが上がりますよ。
記録・管理ができない
レシートがないもの(交通費、自販機で買った飲み物など)の記録や、カード決済の固定費の入力を忘れてしまう、家計簿アプリでクレジットカード連動させているものしか記録ができていない、レシートを溜め込んでしまい、記録が嫌になってしまう。たまにしか買わないものをどの費目に入れてよいかわからないなど、管理や記録が面倒になることが原因ではないでしょうか。
交通費は駅の券売機で現金入金するより、スマホからチャージすることでクレジットカードの使用履歴が残るので、記録漏れが防げます。自販機はスマホ決済できる所を利用するか、もしくは使わないことも節約にもつながるので意識を変えてみましょう。
レシートを溜め込まないようにするには、買い物の頻度を減らしてみましょう。あちこち行かず、目的のお店にだけに行くよう意識することで、予定外のものを買ってしまうことも防ぐことができます。
クレジットカードの年会費など、たまにしかない支出をどの費目にしたらよいか悩むかと思います。そのようなものは「その他の項目」を用意し、何に使用したかわかるようにしておきましょう。
また、最近の家計簿は家計簿アプリが中心ですが、ご自身に合う家計簿を利用することが大切です。 家計簿の種類とメリット・デメリットも見てみましょう。
家計簿の種類は4つ
管理をシンプルにする方法なども交えながらご紹介しますので、あなたの性格やライフスタイルに合う家計簿を選びましょう。
アプリ:スキマ時間を有効活用したい人向け
家計簿アプリは、クレジットカードや銀行、証券会社、さらには保険まで連動できるサービスも登場しています。キャッシュレスで購入したものは、自動的に記録されますし、収支だけでなく、資産状況まで見える化されてとても便利です。入力のストレスが無いことはよいですが、自分で入力しないので、お金の使いすぎに気づきにくいことや、数日後に記録されるのでタイムラグが発生するデメリットもあります。
これを解消するために、最初は銀行口座やクレジットカードと紐付けをしないで手入力する方法もオススメです。すぐに振り返ることができるので、使い過ぎたら翌週で調整ができます。 もちろん、管理ができるようになってきたら、1ヵ月に1度程度見直しで問題ありません。そのときに、自動記録の設定をすればよいでしょう。
エクセル:自分でカスタマイズしたい人向け
エクセルに抵抗が無ければ、ライフスタイルに合わせてカスタマイズできるのでオススメです。固定費と貯金は毎月入力せず一覧にして合計金額を把握、残った変動費分だけ入力すれば効率的です。 費目は「食費、日用品、交際費、美容費、その他」のようによく使うものだけに絞ります。外食は、たまにしか行かない場合は食費と切り離し、日常利用している場合は食費に含めましょう。スーパーで食料品と日用品を一緒に買う場合も、ひとつの費目にまとめて大丈夫です。
デメリットは、PCがないと入力や家計簿の作成ができないことです。
レシート仕分け:エクセルやアプリは使いたくない人向け
レシートを食費、交際費など費目ごとファイルに入れ、まとめて記録するアナログな方法です。レシートが出ない支出などは、使ったタイミングでメモを取る必要があります。カンタンに始められること、レシートを見直すので、何に使ったのか振り返りがしやすいです。デメリットは、記録するまでいくら使ったかわからないことです。
ノート記入:収支をじっくり解析したい人向け
家計簿専用のノートも売っていますが、普通のノートでも代用できます。こちらもレシートが無い支出は、メモが必要です。ご自身で記録するので、記憶に残りやすいのがメリットです。デメリットは、記録に時間が取られることです。ノートに設定されたものに沿って記録をしていくと費目が細かくなりすぎるので注意しましょう。
具体的な振り返り方は?
家計簿を記録したら、次は振り返りをします。
「消費・投資・浪費」に分ける
「消費」は、食費など日常で不可欠なものです。「投資」は、自分の価値を高める勉強代や、大切な人と過ごす有意義な食事代も「投資」に当たります。「浪費」を減らし、その分は貯金に回して、月々の貯金額を決めます。お給料が入ったらすぐに貯金用の口座に移す「先取り貯金」をします。
「貯金・投資」を増やす
慣れてきたら消費でも減らせるものを検討し、貯金額や投資の額を増やしましょう。これを繰り返すと無理なくお金が貯められます。最初は手間がかかることもありますが、効果を実感できるようになれば、振り返る頻度も少なくなり、続けやすなります。あなたに合う方法を見つけて実践してみてくださいね。
(※本ページに記載されている情報は2020年7月8日時点のものです)