毎月頑張ってお給料でやり繰りしていても、特別な支出があるときは赤字・・・そんな時は、ついつい通帳に残っているお金から支払っていませんか?そうすると、せっかく貯まっていた貯金が減ってしまって悲しくなりますね。そこで、貯金から支払わずに済む方法をお伝えします。まずは、一年間の特別支出を把握することから始めましょう!
もう悲しくならない!
特別支出もコレで準備OK!
2017年1月23日
今月も赤字!?その原因は◯◯にあった!
突然ですが、みなさんは、保険の年払いの資金や、車の税金。そして、夏休みの旅行代や年末年始の帰省費用。このような費用はどこから支払っていますか?毎月のお給料から支払うと赤字・・・。「今月は、特別な支払いがあったから」と、残っていた貯金から支払うと貯金は減ってしまいますね。
こうした毎月決まって支払うわけではないけれど、金額的に大きい支出のことを「特別支出」といい、普段の家計と切り離して考えれば、せっかく貯まっていた貯金から支払わずに済むので悲しくなりません。まずは、1年間でどのくらい特別支出を支払っているのかを把握することから始めていきましょう。
「特別支出」あなたの場合は?
まず、今年の手帳や家計簿と去年の通帳を準備してください。そして、1年間のスケージュールを書ける見開きのページに、去年の通帳を見ながら去年支払ったまとまった支出を書き出していきましょう。もし、手帳や家計簿をつけないという方や、年間スケジュール欄がないという方は、自分で一枚の紙を用意して1月から12月まで欄を作って書き出します。
例えば、3月の欄に「保険代年払い10万円」、5月の欄に「車税金4万円」「ゴールデンウィークのレジャー費5万円」・・・という風に、12月までの特別支出を書き出してみてください。わかっている範囲でザックリで構いません。大切なのは、自分の1年間のお金の流れを知ることです。
いかがですか?「今月は特別支出があったから・・・」と思っていた支出も、書き出してみると毎年決まった時期に、だいたい同じ金額を支出していることに気づいたのではないでしょうか?
「今はないけどこれからこんな支出があるかも」と、人生のなかでよくある支出について知りたい人は「人生の主人公はあなた! ライフイベントに必要なお金はどれくらい?」にてご紹介してるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「特別支出」は先取り貯蓄で楽々準備♪
準備の仕方は簡単です!
去年1年間の特別支出がだいたいわかったところで、今年からはその金額を先取り貯蓄で準備していきましょう。
まずは、書き出した1年間の特別支出を全部合計してみてください。次に、合計して出た金額を1年間かけて毎月積立貯蓄をして準備していきます。例えば、1年間の特別支出の合計が30万円だとすると、30万円を12カ月で割った、25,000円を毎月積立貯蓄をしていくことで、無理なく30万円貯めることができますね。
もし、毎月25,000円が苦しい場合、毎月10,000円なら積立できるのであれば、ボーナスを併用して夏と冬のボーナスの時にはそれぞれ10万円ずつ貯めるなどのプランでもOKです。
毎月の積立は先取り貯蓄で
そうは言っても、「毎月のお給料でやり繰りして、残ったら積立貯蓄に回そう」とするのでは、なかなか目標金額を達成することはできません。そのときに考えたいのが、「先取り貯蓄」です。
みなさんのなかには、携帯電話代や家賃などを支払う時に、自動引き落としにされている方が多いかと思います。なぜなら毎月、コンビニエンスストアに振込用紙を持って行って支払うとなると面倒ですし、忙しかったら忘れてしまいそうになりますよね。そして、携帯電話代や家賃を忘れずに支払うことが出来ているのは、自動引き落としにしているからです。
貯蓄も、携帯電話代や家賃と同じように自動引き落としにすることで、忘れずに無理なく目標金額を達成することができます。これを「先取り貯蓄」といいます。
一回の手続きで永続的にできる!
方法は簡単です。今、お給料が振り込まれている普通預金の口座に「自動積立口座」を開くだけでOK。平日のお昼間はお仕事で銀行に行けない・・・そんな方も、インターネットや電話で口座開設の申込用紙を請求することができるので、週末に自宅で手続きをすることができますよ。
このように、自動積立口座で先取り貯蓄をすることで、1年後は満期になった資金から、その年の特別支出を支払うことができます。残してあった貯金から支払わずに済むので、せっかく貯めた貯金が減ることはありません。
いかがでしたか?特別支出は、使ってもいいお金と割り切ってあらかじめ準備しておくと、支払う時も悲しくならずにすみます。ぜひ、今年から「自動積立口座」で先取り貯蓄を始めて、来年からの特別支出は笑顔で支払ってくださいね。