カード1枚で、比較的高額な支払いもすぐにできる、便利なクレジットカード。カードを使う際、レジの方に「何回払いにしますか?」とか「リボ払いに変更しますか?」と聞かれることがあるのではないでしょうか?「分割払いにすると手数料がかかる」など、なんとなくイメージは湧くけれど、実際どのくらいの手数料がかかるかご存じでしょうか?クレジットカードのリボ払いと分割払いについておさらいしてみましょう!
ちゃんと答えられる?
クレジットカードのリボ払いと分割払い
2016年10月31日
リボ払いと分割払いの特徴と種類を知ろう
クレジットカードで支払いをする場合、その方法は大きく4つに分けることができます。
翌月一括払い
まずは、「翌月一括払い」。これは、一般的に手数料はかかりません。購入した代金が、全て翌月に請求され、精算されます。
ボーナス払い
次の支払い方法は「ボーナス払い」です。購入した商品などの代金を次のボーナス時期に一括して支払う方法で、こちらも一般的に手数料はかかりません。次に支払われるボーナスに期待して、大きめの金額の商品を購入する場合などに便利ですね。
分割払い
3つめの支払い方法は「分割払い」です。購入した代金を何回で支払うか選択して、カードを利用した翌月から分割して支払います。利用する場合は、一般的に、分割2回目までが手数料無料で、分割3回目から手数料がかかります。
リボルビング払い
最後は「リボルビング払い」です。こちらは、支払う代金を毎月一定額に抑え、何ヶ月かに渡って代金を支払う方法です。分割払い同様に、利用する場合は、手数料がかかるのが一般的です。
「分割払い」と「リボ払い」は同じもの?
「分割払い」と「リボルビング払い」は、同じような意味で使用されていますが、厳密には支払い方法が異なります。
二つの支払い方の異なる点は…?
「分割払い」は、それぞれの買い物において、独立した契約となるので、支払回数や支払期間が決められます。 一方、リボ払いは、毎月の支払額を一定にするため、残高がある限り支払いが続きます。 支払残高によって毎月の手数料を含む支払額が変動したり、支払期間の終期が延びることもありますね。 また、リボ払いの支払期間は、分割払いとは異なり、自分で決めることはできません。 リボ払いは、毎月の支払額を一定額に抑えることができる一方で、支払い残高がある限り、何ヶ月にも渡って支払いが続くので、購入した商品ごとに支払いが終わる時期が分かりづらいという特徴があります。 さらに、無計画に利用していくと元本返済額と手数料の合計額が増えてしまい、毎月の支払額が大きな負担になることも。クレジットカードでリボ払いを利用するときは、計画的に利用しなければいけませんね。
リボ払いにはさらに4つのやり方がある!
リボ払いを選択する方法には、4つのやり方があります。 あらかじめ支払い方法を必ずリボ払いとするよう登録しておく「事前登録型リボ」、リボ払いのみに限定されたカードを利用する「リボ専用カード」を使う方法、お店でカードを利用するときにリボ払いを選択する「店頭選択型リボ」、そして、商品を購入後にリボ払いに変更する「あとからリボ」という方法です。 使用用途に合わせて、これらの方法を選択するようにしましょう。
リボ払いの手数料はどのくらい?
では、具体的に、リボ払いを利用する場合の手数料を確認しておきましょう。 例えば、三井住友VISAカードの場合、2016年10月現在、実質手数料は年率15%となっています。 毎月26日支払い、元金定額1万円コース(元金の支払いを毎月1万円に固定する方法)を選択したケースを見てみましょう。 2016年9月1日から9月30日の間に5万円の買い物をしてリボ払いを選択した場合では、初回の支払いは2016年10月26日となり、支払い元金は1万円、手数料は初回0円、2回目の支払いは2016年11月26日となり、支払い元金は1万円、手数料は616円となります。 このように、元金と手数料が0円になるまで支払いが続きます。
まずは自分の持つカードをチェックして!
お手持ちのクレジットカードの種類によって、支払う手数料は大きく変わってくるので、自分の持っているカードをしっかり確認することが大切ですね。 また、クレジットカードの支払いで、リボ払いをよく利用する予定がある人は、カードを作る際に、手数料の金額をチェックするようにしましょう。そのほか、おトクなクレジットカードについて知りたい方は、是非こちらの記事も参考にしてみて下さい。
いかがだったでしょうか。クレジットカードの支払い方法について、理解は深まりましたか? 毎日のお買い物で利用するととても便利なクレジットカードですが、利用した金額や手数料などを把握せずに使ってしまうと、あとで生活が苦しくなることがあります。 自分のカードの特徴やポイントなどを確認した上で、計画的にお買い物をするようにしましょうね。