ムダを見直すというと、「食費や水道光熱費を減らそう!」と考える人が多いのでは?確かに、すぐに取りかかれるという意味では、食費や光熱費は節約しやすい出費といえますが、優先順位としてはあまり高くありません。実は、優先するべき節約項目は、「金額が大きいもの」「効果が持続するもの」「我慢が不要なもの」この3つだけなのです!
3つのポイントで大幅節約?!
ムダを見直して節約上手に
2016年1月29日
スーパーのハシゴやお弁当作りの費用対効果は?
普段の生活にかかる費用を見た時に、食費や水道光熱費に注目する人は多いかと思います。ですが、家計に占める割合としてはそんなに大きな金額ではありません。毎月食費が3万円かかっていた人が1万円に抑えようとすると、お弁当を作ったり、見切り品を買うためにスーパーをハシゴしたり、飲み会を断ったりと、節約のために相当な努力を強いられるはず。けれど、涙ぐましい努力を毎日続けたところで2万円の節約にしかならず、逆に節約することに対してストレスを感じてしまいお金を余計に使ってしまった…なんて話もよく耳にします。
ですから節約のために食費を削るというのは最終手段。まずは、我慢が必要なく、一度見直せば効果が持続し、家計の中で占める金額の大きい出費の節約に取り組んでいきましょう。
変動費を変えるより、固定費に目をつけて
これらを踏まえて家計の見直しをするとなると、必然的に行き着くのが「固定費」の見直しです。固定費とは毎月の支払額が決まっている支出のこと。住居費や車のローン、生命保険料、携帯電話代などがこれにあたります。固定費は毎月の金額が決まっています。ですから、一度見直せば、日々生活に励まなくてもその効果が自動的に続くのです。
そう考えると、毎月の金額が変動しやすい食費、水道高熱費などの変動支出を必死に節約するよりも、毎月決まった金額がかかる保険料を見直したり、住宅ローンを見直したり、携帯電話代を見直したりする方がはるかに効果的ですね。
住宅ローンを借り換えて数百万円が節約できることも
さて、大きな出費を伴う固定費の代表格といえば住宅ローン。
例えば、住宅ローンの借り換えによってローンの金利を見直したり、繰り上げ返済をしたりすれば、総返済額を100万円、200万円と減らすことも不可能ではありません。節約を通り越して、貯金を増やすこともできるかもしれませんね。
その死亡保障は本当に必要?
また、金額は住宅ローンには及ばないかもしれませんが、保険の見直しも有効です。「安かろう悪かろう」とは限らないのが保険という金融商品の特徴です。商品の選び方次第では、保険料が半分になっても同じだけの保障を得られるものもあります。
極端な話ですが、シングル女性の場合は、お葬式代程度の貯金があれば余計な保険は必要ありません。なぜなら死亡保障は、自分が亡くなったときに困る人のための保障だからです。ですから、もしも自分に万が一のことがあっても、しっかりと貯金があって経済的に困窮する人がいないのであれば、個人年金保険など「備え」に保険を活用する以外は、あえて保険に入る必要はないとも言えます。これは、結婚していても専業主婦をしている場合にもあてはまります。
自分の生活に本当に必要なものはなにか?無駄に払い込んでいるものはないか?など、自身の生活をしっかりと見つめなおすこと。これらを行うことによって、人生における大きな節約への第一歩となりそうですね。