今年の春から、進学や就職を機にひとり暮らしを始めたという方や、すでにひとり暮らし歴が長い方は、毎月どのくらいお金を使っていますか。自由な生活を楽しみつつ、しっかり貯金もしていきたいですよね。今回は、ひとり暮らし女子の上手な家計のやりくり方法をご紹介します。
ひとり暮らしの平均生活費はいくら?
上手なやりくり方法が知りたい!
2018年6月11日
お金のやりくりちゃんとできてる?
ひとり暮らしは、誰かに合わせることなく、自分で自由に、時間や生活スタイルを決めることができますね。特に、今まで実家暮らしで少し窮屈な生活を送っていた方にとっては、自由に羽を伸ばすことができ、毎日を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、自由に決められる代わりに、自己管理をきちんとすることがポイントとなります。特に重要なのは、お金の使い方です。
毎月月末の生活が苦しいとか、赤字になって貯金を切り崩してしまったとか、最悪のケースは、金利が高い消費者金融からお金を借りてしまったとか、そんな失敗をした経験がある人もいるかもしれません。
ひとり暮らしさんが、お金の管理をきちんとするためには、一体どのようにしたらよいのでしょうか。
まずは、ひとり暮らしをしている人たちの平均の生活費を見ていきましょう。あなたが使っているお金と比べて、多いか少ないか、比較しながらチェックしてみて下さいね。
ひとり暮らしの平均生活費は?
総務省統計局が行っている調査を参考に、ひとり暮らしさんの消費支出を費目ごとにご紹介します。(「家計調査結果」(総務省統計局)(http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html)を加工して作成。)
単身世帯の消費支出は,1世帯当たり1か月平均158,911円となっています。さらに、年齢階級別にみると,35歳未満の世帯は150,625円,35~59歳の世帯は183,106円,60歳以上の世帯は149,552円となっています。
次に、費目ごとに生活費をチェックしてみましょう。35歳未満の世帯は、食料は39,580円、住居費は30,737円、光熱・水道費は7,015円、家具・家事用品の費用は3,568円、被覆及び履物は7,604円、さらに保健医療は3,771円、交通・通信費は21,129円、教養娯楽費用は20,016円、その他消費支出は17,205円でした。
ちなみに、単身世帯のうち働いている勤労者世帯の実収入は,1世帯当たり1か月平均308,892円となっています。
いかがだったでしょうか。ご自身の消費支出と比較してみるとより具体的にイメージしやすいですね。自分は、この平均値と比較すると食費がかかりすぎているなとか、医療費は抑えることができているなとか、交通費や通信費はしっかり節約できているぞとか、ぜひ自己評価してみましょう。
そして、さらに詳しく調査結果を知りたい方は、こちらの総務省のホームページをチェックしてみてくださいね。
ひとり暮らしの上手な家計管理
では、ひとり暮らしさんが、上手に家計のやりくりするにはどのようにしたら良いのでしょうか。最初に押さえておきたい基本のポイントを2点ご紹介します。
収支を把握する
まずは、自分が毎月、何にいくら使っているのか、お金の収支バランスを把握するようにしましょう。先ほどご紹介した統計を参考にして、食費や住居費などの費目に分けて、1ヶ月分の支出を計算。赤字家計になっていないか、使いすぎている費目はないかを確認してみましょう。
無駄が分かるだけで、普段の生活において、お金の使い方をより意識するようになり、自然と節約につながることがあります。まずは1ヶ月、頑張って続けてみましょう。
先取り貯蓄を行う
限られた収入の中で、全て自分の責任でお金やりくりをしていかなければならないひとり暮らしさん。しっかり貯蓄をしていくためには、強い意志や計画性が必要だとはわかっているけれど、なかなか実践できない方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、先取り貯蓄という方法です。これは、毎月振り込まれるお給与から、先に一定額を貯蓄分として別の口座に移してしまい、そのお金はなかったものとして生活をします。
会社のお給与を2つの口座に分けて振り込み指定ができる場合は、あらかじめ先取り貯蓄口座を指定すると毎月の手間が省けますね。
先取り貯蓄分は、毎月着実に増えていくので、いつの間にかしっかりお金が貯まっていきます。お給与をもらった分だけ全て使い果たしてしまう方には、特にオススメな方法です。
いかがだったでしょうか。自己管理が苦手なひとり暮らしさんでも、ポイントさえしっかり押さえれば、しっかりお金を貯めることができる貯金美人さんになることができますよ。自由なライフスタイルを楽しみつつ、コツコツと毎月貯金をして、自信を持って、ますます輝く女性を目指しましょう。