一時期お茶の間の話題を攫ったシェアハウス。今は、当時よりも話題にはならないものの、家選びをする際の、一つの選択肢となりました。シェアをするものは、いまやさまざま。上手に使えば、大きな節約にもなりますよね。賢くシェア出来るものを使って、おトクに自分にあうものを探しましょう!
今や◯◯までもシェア?上手に使って自分にあったものを探そう
2016年7月19日
シェアリング・エコノミーって知ってる?
ずっと以前から、ウェディングドレスや着物など、一度しか着ないもの、普段あまり使わないものはレンタルで……と、抵抗なく利用する人は多くいます。 最近では、「普段あまり使わないもの」から「良く使うもの」まで、さまざまな物の貸し借りを主に個人間で行うシェアが増えてきています。 ところがレンタルとは異なり、知らない人と物品をシェアすることに抵抗を感じるという人が多いのも事実。そこで活用したいのが「シェアリング・エコノミー」のメカニズムを利用したサービスです。
シェアリング・エコノミーって?
「シェアリング・エコノミー」とは、欧米を中心に広がっている概念で、モノ・カネ・サービス等の交換・共有により成り立つ経済の仕組みのことです。 欧米でシェアリング・エコノミーサービスが開始された2000年頃から、ソーシャルメディアの発達等により徐々に広がり、2008年にアメリカでAirbnbの開始されるとともに急速に普及してきました。 日本でも近年、貸したい人と借りたい人を繋ぐサービスを提供するシェア業者も登場し、シェアリング・エコノミーが徐々に発展してきています。全然知らない人同士でも、貸し借りに必要な「信頼関係」を構築してくれる仲介業者の協力のもと、安心してシェアすることができそうです。
シェアすることのメリットは?
シェアハウスやカーシェアに代表されるシェアサービス。上手く活用できれば、私達のお財布に大助かりな存在になるはず。物を買って所有するのではなく、必要な時だけ安く使うことができるから、家計の節約になるのがシェアの最大メリットでしょう。
代表的なものが車。月に1,2回しか運転しないという人はいませんか?居住地やライフスタイルにもよりますが、シェアリングエコノミー協会によると、車の利用率はなんと5%程度で年に20日程度とのこと。 それなのに車を所有していると駐車場代がかかったり、保険代、車検代など年間に数十万円の維持費が必要です。カーシェアを利用すれば維持費はもちろん、車本体を買うお金も要らないので、その節約効果は大きいですね。
シンプルな生活こそ、貯金への第一歩
そもそも、所有しないから物が増えない、物が増えないから整理整頓が簡単……というように、シンプルな生活を実現できそうです。シンプルな生活はまさに「お金が貯まる人」の典型的な特徴です。シェアライフをしているうちに、どんどん貯金ができるようになるかもしれません。 逆に自分がシェアする側になれば、収入を得られるというメリットがあります。シェアをするのは空き家や車などの現物でなくても、スキルなどでもOKです。
え?こんなものまでシェアできる!?
シェアと聞いて一番に思いつくのがシェアハウスという人も多そうですが、今やそれだけではありません。ここでは女子の日常に役立ちそうなシェアをいくつか紹介します。
ファッションシェア
働き女子なら何かと気を使うファッション。しかし、洋服代に数万円もかけるのはもったいないと考えるお金の教養高い女子もいますね。そんな人が利用してみたいのが洋服やアクセサリー、バッグなどのシェア。 ファッションレンタルアプリSUSTINA(サスティナ)では、月額制で最先端のファッションアイテムをレンタルすることが可能です。一度に3点まで借りれる4,800円コース、5点までの5,800円コースがありますが、とてもリーズナブル。 そもそもトップス1着分の価格よりも安い上に、月内に何度でも借りられるのでバリエーション豊かな着こなしが出来ます。返送時のクリーニングは必要なく、発送・返送にかかる送料も無料です。クローゼット感覚で活用できそうですね。
シェアサイクル
街中にいくつも設置されているサイクルポートで、利用者がどこでも貸出・返却できる自転車のシェアリングサービス。コミュニティサイクルと称されることも。 例えばNTTドコモが運営するコミュニティサイクルサービスでは、利用する地域によって料金は1回30分で100~150円。会社帰りのちょっとした買い物や、疲れて駅から自宅まで歩きたくないという時など、タクシーを利用するよりかなりおトクです。1日シェアなら500~1,500円程度なので、旅行先での街観光にもいいですね。
カーシェア
レンタカーとは異なり、車の所有者が貸し出し可能なときだけ借りたい人に貸すというカーシェア。例えばCaFoRe(カフォレ)などの貸したい人、借りたい人をマッチングさせるサイト上で直接価格交渉ができるため、よりリーズナブルに車を借りることが可能です。
モノを持たずに借りて使うシェアライフ。ムダな買い物がなくなれば、家計の節約に繋がりますし、貸す側になると収入アップも夢ではありません。シェアすることが定着していけば、私達のライフスタイルだけでなく、マネーライフも大きく変わるかもしれませんね。