新年度がスタートすることで家計を見直し、保険契約も見直すご家庭は増えるのではないでしょうか。保険の見直しでは保障面を見直すことも大切ですが、掛け金の支払い方法を見直すだけで家計の固定費を抑えることも可能となります!保険の見直し方、掛け金の節約方法など保険の仕組みを学びましょう!
保険の見直しで驚きの節約効果!
新生活は保険を見直しすべき理由
2019年3月21日
新年度に保険を見直しすべき理由
保険を見直すタイミングとして一番適切なのは、今までの自分の人生と、これからの自分の人生が変わるタイミングです!ですので、新年度と聞くと4月を想定される人が多いかと思いますが、保険の見直しは必ずしも4月でなければならない訳ではありません。
日本では4月が一般的な節目となる場合が多いですが「家族としての新年度」も存在します。家族としての新年度で代表的なものとは結婚や出産などです。これらのタイミングは今までの人生と、これからの人生が大きく変化する時期ですよね。今回は一般的な4月の新年度と家族の新年度でどのような見直しを行うと良いかご説明します。
進学、就職などによる一般的な新年度
4月は就職により多くの新社会人が誕生し、新しく保険加入を考える人が増える時期です。それと同時に社会人として送り出した親は、必要保障額を減額してもいいのでは、と見直すタイミングでもあります。また、進学により必要な生活費、教育費に変化が生じた家庭も見直しが必要となります。
すでに社会人の人で新年度を迎える場合は、人事異動、昇進、など今までのライフスタイルが変化する時期であれば保障を見直してもいいかもしれません。
家族としての新年度
保険の最大の目的は、掛け金を支払う代わりに、主とする生計者が生計を維持することが困難になった時に、働けない家族を守ることが最大の目的なので、保険に入るタイミング、見直すタイミングとしてもっとも多い時期が出産の時期となるのです。
時代が流れると同時に子どもも大きくなったり、きょうだいが増えたりと生活スタイルは大きく変化する時でもあります。主たる生計者は自分なのか、パートナーなのか、両方なのか、守るべき家族は子どもだけなのか、親も含まれるのか、色々な事情によっても見直しが必要となってきます。
保険を見直しすべきポイント
自分にとっての新年度を4月と捉えるか、家族としての新年度として捉えるかはそのご家庭によって自由です。自分の保険が見直しすべきタイミングだなと感じたら、以下の点に注目して見直しを行ってください。
保障額、保障内容は適切か
今のライフスタイルに見合った保障額が設定されているか。その保障額で残された家族や働けなくなった自分は不自由なく暮らせるか。終身保険、定期保険、養老保険、収入保障保険、など色々な商品がありますが、今の生活基準やライフスタイルで必要な保障額や保障内容を見ることができます。
保険見直し時にはプロの力を借りることもあると思いますが、まずは自分たちの毎月必要な生活費はいくらなのか。何かあってもどんな生活(子どもの教育、パートナーの働き方など )を送りたいのかをしっかり考えておきましょう。
時代にあっているか
生命保険の基本は、死亡保障ですので昔と今とでも大きく変わることはありませんが、最近は、生存型や介護型といった働けなくなった時の保障も出てきました。
医療保険の変化は大きいです。最近は入院1日目から保険金が出るタイプがほとんどですが、少し前には5日以上入院して始めて1日目から支給されるといったタイプもありました。
ガン保険も日々変化しています。今は通院も保障されるタイプもありますが、ガン保険が販売され始めた頃はガンと診断された時に出る一時金タイプで通院保障がないタイプのガン保険が多くありました。
通院保障がある方がいいのかと言われればそうではありません。通院タイプのデメリットとしては、通院が長期化した際、通院が終了するまで保険金を請求できない場合もあります。保険会社によっては途中で請求も可能ですが、その場合は途中で診断書の提出、終了時にまた診断書の提出といったように、診断書を何度も提出することになりますし、診断書のためにお金もかかります。
自分や家族のライフスタイルにあっているか
上記にも書いていますが、保険の見直し時に自分や家族のライフプランを考えずにプロに丸投げはおすすめしません。また独身の場合は構わないですが、守るべき家族がいるのに今の生活が厳しいからと、掛け金だけを見て保障を下げることも考えて欲しくはありません。
その下げた保障分で残される家族がしっかりと生活できるのであれば問題ないですが、残されたパートナーが子どもの世話、また死亡ではなく働けなくなった場合自分の世話をしながら、パートナーは外でも働く生活というのは想像以上の精神的な苦痛が伴うことも忘れてはいけません。自分が果たせなくなってしまった家族への責任を保険が代わって果たしてくれるのです。
支払い方法、払込期間でも保険料は大きく変わる
保障を見直し納得いく保険プランができあがったけれど、やはり気になるのは掛け金ですよね。保険を見直すということは、解約をしてから新規契約であっても、今の保険を転換という方法であっても、年齢が増えている分掛け金は上がります。
掛け金を今と同じか、下げるために他社に入り直す人も多いですが、持病で引き受けができないといった場合もあります。そのような場合は、今の保険の支払い方法を変更するだけでも掛け金が抑えられることがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
月払い
毎月保険料を支払う方法です。月払いの掛け金が一番高い支払い方法となります。
半年払い
6か月分をまとめて支払う方法です。月払いよりも割安に設定されています。
年払い
12か月分をまとめて支払う方法です。月払い、半年払い、年払いの中で1年間に支払う総額が一番少ない支払い方法です。
払込期間指定
終身保険や終身医療保険といった契約は終身型ですが、掛け金の支払期間を65歳や70歳までというように、掛け金の支払期間を指定する方法です。毎月の支払保険料は割高ですが、払込終了後は保障だけが残るため生存期間が長いほど、払込総額は低くなります。
終身払い
終身型の契約の場合、支払い方法も終身に渡って支払い続ける方法です。毎月支払う掛け金は割安ですが、終身に渡って支払い続けるため生存期間が長いほど支払総額も高くなります。
支払い方法や、払込期間もそれぞれメリット、デメリットがあります。しかしそれぞれの特性をうまく使いこなすことで同じ保障内容でも掛け金を抑える工夫ができます。