いよいよ2018年も残りわずかですね。今年のうちに投資をスタートさせたい、来年こそは資産運用にチャレンジしたいと考えている方は、まず証券会社で口座を開設してみましょう。初めての方でも簡単にできるように、わかりやすくご説明しますよ。
初めての資産運用で口座開設
必要な手続きとは?
2018年12月12日
証券会社で口座を開設する手続きとは?
投資信託や株式などの金融商品を購入し、資産運用を行うためには、証券会社などの金融機関で、口座を開設する必要があります。
まずは、自分が投資を行う際に利用する証券会社を選びましょう。誰でも手軽にスタートできるという点でオススメなのは、ネット証券です。店舗を訪れる必要がないので、忙しい働き女子や主婦の方に向いていますね。スマートフォンさえあれば、投資を行うことが可能です。
また、ネット証券は、営業員の方と面談等を行う対面型の証券会社よりも、手数料を抑えることができるというメリットがあります。自分の生活スタイルから、利用しやすいサービスを選択するようにしましょう。
証券会社を選んだら、いよいよ口座開設手続きです。準備するものは、運転免許証などの身分証明書と、マイナンバー確認書類。多くのネット証券では、口座開設を行う場合、身分証の写真をスマートフォンなどで撮影し、画像をアップロードすればOKです。(一部の証券会社では、印鑑など他に必要なものがあるケースがあります。)
そして、名前や住所などの基本情報を入力し、幾つかの質問に回答すると口座開設手続きが完了します。ここでポイントとなるのが、証券投資に関わる専門用語です。スムーズに口座開設手続き行うために、専門用語をチェックしていきましょう。
口座開設時に出てくる専門用語
特定口座
特定口座とは、税金の計算を簡単に行うことができる口座のこと。特定口座で取引を行えば、売買内容の記録や損益の計算は、証券会社が自動的に行なってくれます。
逆に、特定口座ではない「一般口座」と呼ばれる口座で取引を行うと、税金の計算などを自分で行い、確定申告をする必要があります。面倒な手間を省きたいと考えている方には、あまりオススメできません。
初めて投資を行う場合は、口座開設をする時に、特定口座を選択するようにしましょう。
NISA口座
NISA(少額投資非課税制度)とは、株式や投資信託などでもらえる利益にかかる税金が、一定の条件のもと、非課税となる制度です。
NISAには、年間120万円で最大5年間非課税になる「一般NISA」と、年間40万円で最大20年間非課税となる「つみたてNISA」の2種類があります。「一般NISA」は、2023年の12月末まで、「つみたてNISA」は、2037年の12月末までとなっています。
特に「つみたてNISA」でラインアップされている投資信託は、長期投資に向いています。リスクが少なく、手数料が低いものが揃っており、資産運用初心者の方にはぴったりと言えるでしょう。
証券会社で口座を開設する際には、NISA口座の開設も同時に行うのが効率的です。そして初めての投資は、NISAでスタートすると分かりやすいでしょう。
書類について詳しく知りたい
さらに、証券会社で口座開設をする際に、投資初心者の方がつまずきやすいポイントとして、様々な書面や資料が挙げられます。
例えば、「契約締結前交付書面」「総合証券取引約款」「個人情報保護方針」「反社会的勢力ではないことの表明」などが該当しますね。
これらの書面のほとんどは、金融商品取引法などの国の法律で、証券会社が投資家の方々に交付したり、説明したりすることが義務となっているものです。
もちろん、すべての書面に目を通し、内容を完璧に理解することが理想的ではありますが、難しい法律用語や表現が多く使用されており、特に投資初心者の方には、ハードルが高いかもしれません。
そこでオススメなのは、日本証券業協会や金融庁が開設している、資産運用初心者の方向けのページを確認することです。資産運用の基礎や、注意すべきポイントが易しく説明されていますよ。
特に、NISAについての解説は、初心者の方でも大変わかりやすくなっています。専門用語が多い「非課税上場株式等管理に関する約款(NISA約款)」が難しいと感じる方は、ぜひチェックするようにしましょう。日本証券業協会のページはこちら、金融庁のページはこちらをご確認ください。
いかがだったでしょうか。資産運用は、まず口座を開設するところがスタート地点です。実は、簡単な手続きで口座開設ができるので、誰でも始めることができますよ。資産運用に興味はあるけれど、なかなか行動に移せていなかった方は、これを機に第一歩を踏み出してはいかがでしょうか。