妊娠し、初めてママになる女性にとって、身体の変化や出産準備など全てのことが初体験。赤ちゃんのためのお金の管理だって、分からないことだらけですね。実は、ママが申請すればもらえる嬉しいお金があることをご存知ですか?初めてママになる方はしっかりチェックしておきましょう。
【保存版】ママ必見!申請すれば
もらえるお金6選
2018年4月22日
ママが申請するともらえるお金とは?
赤ちゃんを妊娠したら、早速もらうことができるお金(助成制度)や、出産時や出産後に申請して受け取ることができるお金について、詳しく見ていきましょう。
1.妊婦健康診査の助成制度
妊娠は病気ではないため、妊婦健康診査の費用は、全額自己負担となってしまいます。しかし、検査費用の一部を公費で助成してくれる制度がありますよ。
例えば、東京都の場合、妊婦健康診査にかかる費用を14回まで助成してくれます。逆に言うと、妊娠中にトラブルなどにより、検査回数が14回を超えた場合、超えてしまった分は自己負担となります。覚えておきましょう。
妊婦健康診査の助成制度を利用するためには、ママが住んでいる市町村に問い合わせをしましょう。母子手帳と一緒に妊婦健康診査の受診票が交付されるので、病院を受診する際に提出して、健診を受けるようにしましょう。
2.出産一時金
健康保険の加入者で、出産したママは、出産費用にあてることができる出産一時金を受け取ることができます。
もらえる金額は、子ども1人につき42万円です。産科医療補償制度に加入していない産院での出産の場合は、40万4,000円となっています。
出産一時金の申請方法はいくつかあります。まずは、「直接支払制度」と呼ばれるもので、出産予定日の前に、産院と直接支払制度に関する合意文書を取りかわします。そして、退院するときに、出産費用が42万円より多い場合は、その差額のみを支払います。もし、出産費用が42万円より少なかったケースは、差額を受け取ることができますよ。
もうひとつは、「産後申請方式」という方法です。これは、産院で出産費用を全て自分で支払った後、健康保険に申請手続きをして、42万円を振り込んでもらうという方法です。入院中に産院に書類を記入してもらったり、自分で健康保険の窓口に書類を提出する必要があります。
3.出産手当金
働いているママの場合、出産日を含んで、産前42日・産後56日の出産休業中は、ほとんどの会社は給料が支払われません。そこで、その間の生活を支えるために、健康保険から支給されるお金が、出産手当金です。現在仕事をしており、出産後も仕事を続ける予定のママは、受け取ることができますよ。
もらえる金額は、ざっくり言うと、1日あたり「日給の3分の2」となっています。申請する時期は、原則として、産後に行います。勤め先の人事部や、健康保険組合に問い合わせを行いましょう。申請してから約1~2カ月後に受け取りがスタートします。
4.高額療養費
妊娠中や出産、産後のトラブルなどで入院が長くなり、医療費が高額になった人は、高額療養費制度を利用することが可能です。所得に応じて決められた自己負担額を超えた金額を受け取ることができます。
診察日の翌月1日から2年以内だったら申請が可能なので、出産後に落ち着いてから手続きすることができますね。健康保険組合や、国保の場合は、市区町村役所の窓口へ問い合わせを行いましょう。
5.医療費控除
出産などで医療費が多くかかった年は、翌年に確定申告をすることで、所得税が軽減される制度です。もちろん、出産だけでなく、歯医者や風邪などでかかった家族の医療費をまとめて申請することができますよ。
6.児童手当
さらに、子供が生まれてから申請することでもらえるのが「児童手当」です。もらえる金額は、1人目、2人目の場合、3才未満は1万5,000円、3才~中学生は1万円を毎月受け取ることができます。
児童手当には所得制限があり、限度額を超えた場合、もらえる金額は子供1人につき一律月5,000円となっています。子供が生まれたら、出生届と一緒に、住んでいる市区町村の役所の担当窓口に申請しましょう。
赤ちゃんのお金の管理方法
これから赤ちゃんが生まれるご家庭では、今まで以上に計画的にお金を管理していく必要があります。具体的にどのように管理したらよいか、確認しておきましょう。
まずは、先ほど挙げた通り、申請すべきお金リストを作成するようにしましょう。どこで、いつ申請すべきなのかをチェックして、もらい忘れがないようにしましょうね。
さらに、赤ちゃん用の口座を準備するなどして、計画的にお金を貯蓄していくようにしましょう。赤ちゃんが小さい頃は、お金の貯めどきです。将来の教育費を貯蓄していくために、パパやママの口座とは別に、赤ちゃん用の貯金口座を開設して、しっかり管理していくようにしましょう。
いかがだったでしょうか。ママが申請するともらえるお金は意外とたくさんあることが分かりましたね。赤ちゃんが生まれると、毎日育児に追われてしまい、なかなかゆっくり時間がとれないので、事前に確認しておくようにしましょう。