子宮頸がんや乳がん…。さまざまな病気があるけれど、最近気になるのは女性特有の病気。あらためて保険を調べてみると、「女性保険」や「女性特約」なんて言葉が目に入る…。「女性保険」や「女性特約」は、本当に必要なのでしょうか。女性特有の病気について、しっかり学んでみましょう。
やっぱり入ったほうがいい?
「女性のための保険」
2016年7月25日
女性特有の病気とは?
子宮頸がんや乳がんなどの女性特有の病気。 最近では、歌舞伎役者市川海老蔵さんの妻である小林麻央さんが乳がんであることが分かり、大きなニュースになりました。 女性が注意しなければならない怖い病気は、実は色々あるのをご存知でしょうか。早期発見することができるように、これらの病気を知っておくことが大切ですね。
乳がん
まずは、乳がんについてです。 進行が進むと死に到るとても怖い病気ですが、早期発見をすることができると生存率が高いがんのひとつです。 一般的には、40代以上の方の発症率が高いですが、20歳を超えていれば、誰でも乳がんにかかる可能性があります。 マンモグラフィや超音波検査など、年に1度の乳がん検診を必ず受診することが大切です。また、自分で触診をすることで、乳房にできたしこりを見つけることができる場合もあります。自分の体の変化にしっかり気がついてあげましょうね。
乳がんについてはこちらの記事でも詳しく書いています。
子宮頸がん・子宮体がん
次に、子宮頸がんと子宮体がんについてです。 子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、普通の婦人科の診察で検査がしやすく、発見されやすいがんです。 一方、子宮体がんは子宮内膜がんともよばれ、胎児を育てる子宮体部の内側にある子宮内膜から発生します。子宮頸がんと子宮体がんも、早期発見が何より大切です。 20歳を過ぎたら、年に1回は婦人科で定期検査を受けて、異常がないことを確認するようにしましょう。特に、将来結婚して、いつか子供が欲しいと考えている方は、早めの妊活と考えて、しっかり検診を受けるようにしましょうね。
子宮内膜症、子宮筋腫…まだある女性特有の病気
その他にも、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣がんや卵巣のう腫など、女性が注意しなければならない病気はたくさんあります。 これらの病気を放置していると、将来不妊症になってしまう可能性も。 特に現代女性は、仕事などで忙しく、毎日の生活でストレスもたまり、なかなか自分の体の変化に気がついてあげられない方も多いでしょう。 しかし、あなたの体を守ってあげられるのはあなただけです。年に1度の健康診断を欠かさず、病気の早期発見を目指すようにしましょうね。
その病気、治療にどのくらいお金がかかるの?
それでは、万が一、女性特有の病気になってしまったら、治療費はどのくらいかかるのでしょうか。 病気の進行具合にもよりますが、手術や長期入院となると、多額の出費がかかることがあります。 治療中は仕事を休まなければならないことも多く、収入が減って心配ですね。ざっくりと、病気の治療費について見ておきましょう。
乳がんの場合だと、具体的な治療費はどのくらい?
例えば乳がんの場合、がんの部分を切除する手術と、その後の再発を防止するための抗がん剤治療や放射線治療、そしてホルモン療法などが必要になります。手術で1週間入院したとするとその治療費は70万円程度。 その後の再発防止の治療では、1年間で15万円から100万円近くかかることもあります。 日頃から、もしもの時のための費用として、しっかり貯蓄をしておくことが大切です。また、高額な治療費を支払った場合、お金の負担を軽減してもらえる国の「高額療養費制度」などを利用することもできます。 制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
私にぴったりの保険選び
現在は、女性特有の病気を対象にした保険が、次々に誕生しています。 乳がんや子宮頸がんで入院した時に手術費用や入院費用を保障してくれる保険や、入院によって働けない期間の収入を保障してくれる収入保障保険など、その種類もさまざまです。 メットライフ生命やオリックス生命、ライフネット生命など、保険会社各社が女性向けの保険を販売しています。
自分にあった保険をしっかり見極めて
現在、何か医療保険に加入している方は、その保険がこれら女性特有のがんや病気を保障してくれるタイプのものかを確認しましょう。 現在加入している保険でカバーされるようであれば、追加で保険に入る必要はありませんね。 まだ保険に加入していない方や、加入している保険が女性特有の病気を保障してくれない場合は、保険の内容を見直してみましょう。 例えば、母親や近い親族などに、乳がんや女性特有の病気にかかったことがある人が多い方は、女性特有の病気の保障がある保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。 また、病気の種類に限らず、働けない期間の収入を保障してくれる収入保障保険などもオススメです。心配だからといって、やみくもに保険に入るのではなく、自分の年齢や状況に合わせて保険を選ぶことが大切ですね。自分にあった保険の選び方はこちらの記事でも書いています。
いかがだったでしょうか。 怖い女性特有の病気でも、備えあれば憂いなし。日頃から定期検診や貯蓄、そして保険選びをしっかりとしておけば、安心して治療にも臨めますね。 体とお金のメンテナンスを欠かさずに、病気や治療に負けないイキイキ女子を目指しましょう。