「正社員で働いているけれど、会社のお給料だけじゃ足りないから内職を…」「趣味でやっているアクセサリー作りで、毎月一定数収入を得ている」など、意外と副収入を得ている人もいるのでは?そのままポケットマネーにしている…という人は要注意!一体何を注意すればいいのでしょうか?気になるポイントをまとめました。
知らないとソンする!?
趣味で手にしたおカネの落とし穴
2016年7月15日
副収入の確定申告はいくらから?
会社で正社員として働いているけれども、家でアクセサリーや小物を作ってインターネットを使って販売している、など副収入がある方は、毎年きちんと確定申告をしているでしょうか。 確定申告は、国が、日本国民からきちんと税金を集めるためのとても大切な手続きです。確定申告をする義務がありながら、意図的に確定申告をせず、収入を全て貯金に回す…など、悪質な脱税に対しては厳しい罰則も用意されています。自分の副収入が確定申告しなければならないかどうか、しっかり確認することが大事ですね。
確定申告が必要になるラインって?
会社からのお給与とは別に、フリーマーケットでの売上や、ネットオークションでの雑所得など副業をしている場合は、まずその所得合計額を計算してみましょう。 フリーマーケットの売上やネットオークションの売上の合計額から、その商品を販売するのにかかった材料費や配送手数料などの「経費」を差し引いた金額が、所得合計額となります。そして、会社からもらっているお給与以外の所得合計額が20万円を超える場合、確定申告が必要となります。 国税庁のホームページなどにも、「確定申告をする必要がある人」が明記されているので、まずは確認してみることが大事です。 気になる人はこちらからチェックをしてみてくださいね。
確定申告の情報はここでチェック!
もし、確定申告が必要となった場合、どのような手続きをとれば良いのでしょうか。 今まで確定申告をしたことがなかった人にとって、とてもハードルが高いかもしれませんが、きちんと手順を踏めば誰でも簡単に手続きができるはず。確定申告の流れを簡単にご説明しましょう。
確定申告の方法
確定申告は、毎年2月中旬から3月中旬までに行う必要があります。 昨年度の分をまだ確定申告していない方は、税務署に行き早急に手続きをしなければなりません。特別な理由がなく、申告期限を過ぎてしまうと「延滞税」を支払わなければならなくなるので、注意が必要ですね。
確定申告を行う場合、 1確定申告に必要な書類を準備 2確定申告書を作成 3税務署およびインターネット上で、確定申告 4必要に応じて、税金を追納 という手順で進めていくと分かりやすいでしょう。 平成27年度の手続きについては、こちらに詳細が掲載されています。 今年から副業を始めた方や、副業の収入が20万円を超えそうな方は、来年度の予習のために、一度目を通しておくと安心ですね。
マイナンバーで副業が会社にバレちゃうってホント?
さて、副業をしている方にとって、もう一つ注目しておきたいのが「マイナンバー制度」についてです。 なかには、自分が勤務している会社では副業が禁止されているけれど、こっそり内職をして収入を得ているなんていう人もいるかもしれませんが、マイナンバー制度の導入により、この副業が会社にバレてしまうのでは、と話題になりました。
もともとマイナンバー制度とは、社会保障や税、そして災害対策の行政手続のために導入されたものです。 行政が利用する番号なので、現在勤めている会社が、社員の副業をチェックする目的で使われるようなことはありません。
ただし、会社が社員の所得額を税務署に報告をしたり、税務署が納税者ひとりひとりの所得を名寄せして合算する過程において、お給与以外に収入があることが会社に判明してしまうケースが考えられます。 まだ導入されたばかりの制度なので、実際会社がどのくらい副業に気がつくものなのかは未知数なところではありますが、本職である会社との関係を悪化させるようなことがないように、しっかり注意しなければなりませんね。
いかがだったでしょうか。 自分の趣味や空いている時間を利用して収入を増やすことができる副業ですが、確定申告やマイナンバー制度など、実は注意点が多くあります。 副業を行っている人は、これからも楽しく賢くお金を稼げるように、今回挙げたポイントをしっかり覚えておくようにしましょう。