春に買う財布は「春(張る)財布」といって縁起のいいものだと言われています。いつから春か、には諸説あるようですが、その1つには「立春」からという考えがあるようですよ。ちょうどあと少しですね。今年はお財布を新調しようと考えている方も、そうでない方も、1年を気持ちよく過ごすためにお財布をキレイに整えてみませんか?
“汚”財布卒業!
お金が貯まるお財布になる
小さな5つの習慣
2018年1月26日
あなたのお財布、“汚”財布になっていませんか?
毎日のように使う“お財布”。大切なお金を入れておくものだからこそ、見た目や扱い方にはどこか使っている人の“暮らしぶり”が表れるものです。お財布に表れる暮らしぶりは、何も「セレブか庶民か」というようなことを指摘したいわけではありません。
そうではなく、お財布の中を整理することは忙しくバタバタしているときほど後回しになりがちですから、お財布の状態には“落ち着かない暮らしぶり”など、自分の置かれている環境が表れると思うのです。
整理する時間もないまま、レシートや期限切れの割引券でお財布がパンパン。お財布の「お」がいつの間にか“汚”財布に……。友人や恋人の前でお財布を出すとき、これではちょっと残念ですよね。
お財布をキレイに保つ小さな習慣
では、お財布をキレイに保つためにはどのような点に気を付ければいいのでしょうか?ちょっとした習慣を身に付ければ、お財布を雑然とさせない使い方を続けられるようになります。5つの習慣をご紹介しましょう。
小さな習慣① 入れる場所のルールを決めよう
1つ目の習慣は、何をどこに入れるか、自分なりのルールを決めることです。お財布の中はたくさんの仕切りがありますが、どのエリアに何をしまうかを決めて、迷わず出せるようにしておくことがキレイのポイントです。
このときに意識したいのは、ただ「カードはカード入れに」という決め方だけではありません。カード入れの右上はスーパーマーケット、右の2段目はドラッグストアなど、いつでも同じ場所にしまうよう決めてしまうのがポイントです。
まずはお財布を半分にエリア分けして、「買い物に使うカード」と「免許証・銀行カード・診察券」など買い物以外のカードを混ぜないように整理します。これだけでも随分スッキリと見通しの良い財布になります。今回のテーマからは少し離れてしまいますが、バッグインバッグなどを利用して、財布自体をカバンの中のどこに入れるかまで決めておくことも大切ですよ!
小さな習慣② ポイントカードはスタメンだけ!
2つ目の習慣は、カードを厳選することです。「1軍と2軍に分けて」とはよく言われることですが、美財布を目指すためにおススメしたいのは、1軍をさらにスタメンとベンチに分ける方法です。そして、お財布には“スタメン”のカードだけを残します。
・スタメン……お財布に収納するカード
・ベンチ……カード入れに収納してバッグで持ち運ぶカード
・2軍……普段は自宅待機にするカード
ではスタメンに選ぶカードはどんなカードを採用すればいいのでしょうか。まずは免許証や学生証、保険証、乳幼児受給者証などを収納します。次に銀行のカードやクレジットカードを収納します。診察券は現在通院中のものだけを収納し、それ以外は2軍として自宅待機とします。
これで買い物以外に使うカードは整理されました。
買い物に使うカードは、まず残すものと捨てるものに分けてみましょう。有効期限が決められているスタンプカードは、期限内に貯まる見込みがなければ潔く捨てます。貯めたところで得られるものが小さいと思えば、そのカードも捨てます。捨てるか悩むカードは一旦2軍に回します。そのまましばらく過ごしてみて、なくても困らないようであれば捨てる判断ができますね。
捨てずに残すカードが決まったら、いつもよく使うカードをスタメンとしてお財布に収納しましょう。ときどき使うもので持ち歩きたいカードは、ベンチ入りの補欠としてカード入れに収納し、バッグで持ち歩きます。残りは2軍として普段は自宅待機、必要なときだけ持っていきます。目安として、用事がなければ普段は立ち寄ることのないお店、例えば電器店、美容室、クリーニング、病院などは、『今日行こう』と思ってからカードを持ち出しても間に合うわけですから、普段は自宅に置いても問題ないですよね!
小さな習慣③ 割引券・商品券はすぐ使おう
3つ目の習慣は、割引券・商品券をすぐ使うことです。お礼やお返しで頂く機会の多い商品券。大切にしまい込んでしまうと使う機会のないまま何ヶ月、何年も眠らせてしまうことになります。割引券も、クーポン付きのレシートだったり、「ハガキ持参の方に!」とセールのお知らせが届いたりと様々なパターンがありますね。
このような割引券や商品券は、逆にお財布の目立つ場所にあえて入れておくことがポイントです。使用できる店舗に立ち寄った際には忘れずに使うことができます。お財布の整理は、入れるものを減らすばかりではありませんよ!使えるものは目立つ場所へ。上手く活用していきましょう。
小さな習慣④ レシートは受け取るけどお財布に入れない
4つ目の習慣は、レシートをお財布に入れないことです。“汚”財布の原因No.1とも言えるのが、この「ごちゃごちゃレシート」ではないでしょうか。溜め込んだレシートのせいでお財布がパンパンというのは、よくある話ですよね。家計管理のためには、もちろんレシートを受け取ることは必須です。ですが、スッキリ美財布を維持するために、レシートはお財布に入れないという方法をご紹介します。
ではそのレシートはどうするのか?ということですが、例えば
・携帯を入れるポケットの近く
・手帳に挟んでおく
など「バッグから毎日取り出すものと同じ場所」にしまうようにします。レシートは溜め込んでしまうと家計簿に記帳するのも嫌になってしまいますから、取り出すことを毎日の習慣にできるように、しまう場所に仕組みを作ってしまいましょう。
小さな習慣⑤ お札の向きを揃えよう
最後の習慣は、お札の向きを揃えることです。金運アップにまつわる話では、「お札は頭を下向きに入れた方がお金が出ていかない」とか、「下向きではお金が息苦しいから頭は上に!」とか、『結局どっちなの!?』と思うようなジンクスが載っています。結局のところ、どっちがいいのでしょうか?
このことについては、本当のところを確かめる方法はありませんから、自分が“しっくりくる”方の向きを採用すればいいと思います。正反対の説が成立しているというのは、つまり両方に共通する「揃える」という行為が最も大切ということではないでしょうか。
慌ただしい毎日と言えど、お札の向きを揃えるのは5秒もあればできることです。「整えよう」という少しの気遣いの積み重ねが、毎日の丁寧な暮らしにつながっていくのかもしれませんね。
5つの習慣を実行して、お財布の中からキレイを手に入れてみませんか?