「今年は絶対貯金する!けど、どこから整えていけばいいかわからない」誰かしら、そんな悩みは持っているのではないでしょうか。では、毎月のお給料の使い方はどのような形が理想なのでしょうか?具体的に見てみましょう。
貯め上手さんはみんなやってる
家計のやりくり黄金比率とは?
2016年7月13日
貯金するなら、まずは家計の内訳を把握することから始めよう
「よし!絶対に貯めるぞ!」と思ったら一番にやるべきことは、家計の現状を把握することです。 お給料もそこそこもらってるのに、思ったほど貯金が出来ていないなら、「何に」「いくら」使っているのか、きちんと把握できていないのかも。ざっくりでもいいのでノートに書き出してお金の使い方の傾向を掴みましょう。 いわずと知れた貯金成功のための基本は、先取り貯金。貯金に回すお金を引いた残りが生活費です。当然、お給料としてもらった金額よりは少なくなりますので、考えずに使ってしまうと家計が逼迫することにもなりかねません。
食費や住居費など、家計の費目ごとに予算を組んで、そのなかでやりくりする習慣をつけましょう。
家計のやりくり黄金比率にあてはめ予算づくりをする
「何に」「いくら」使っているかの把握ができたら、今度は「何に」「いくら」使ってよいかの予算組みをしていきます。 無理なくお金を貯めるためには、理想の家計バランスを保つこと。そのための「やりくり黄金比率」を知っていますか? 手取り収入に対する各費目の割合を守ることで、貯金もできて、無理なく生活も楽しめます。
当然ながら必要な費目や理想の比率は、家族構成や生活スタイルによっても異なります。 1人暮らしなら住居費が必要ですが、実家暮らしなら不要という具合に。代わりに実家暮らしなら、家へ入れるお金が出てくるかもしれません。
仮にあなたが1人暮らしシングルとして、家計のやりくり黄金比率をみてみましょう。(手取り月収 25万円) ここで知っておきたいのが、「2:6:2の法則です」。
2:6:2の法則とは?
「2:6:2の法則」とは、手取り収入をこの2:6:2の割合で「貯金・生活費・自己投資」の項目に当てはめる方法です。 貯金=2割、生活費=6割、自己投資=2割の金額を、貯金や自己投資に充てることによって、毎月一定額の貯金や自己投資を行うことができるようになります。 最初のうちは「厳しい」と感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、勝手にお金がたまるスグレモノです。手取り25万円で考えれば、貯金=5万円、生活費=15万円、自己投資=5万円になります。
毎月2割を貯蓄することができれば、5年で年収がたまります。
家賃
家賃は手取り月収の20-30%までが理想。手取り月収が25万円だとすれば、家賃は50,000-75,000円。 居住地によっては難しい場合もありますが、家賃は金額も大きく、一旦決まると毎月決まった金額が出て行く固定費です。節約に成功したらその効果は持続する家賃は頑張って節約したい費目のひとつです。
保険料
2%(5,000円)が目安。賃貸暮らしなら火災保険への加入は必須です。生命保険は、シングル女性は大きな保障は不要ですが、女性保険など入院保障は備えておきたいですね。
食費
外食を含めて10-15%(37,500円)までに。総務省の家計調査(2015年)の平均額45,552円(34歳以下・シングル女性)の食費に比べると少ないですが、自炊を心がければ無理な金額ではありません。 自炊やお弁当持参で、節約を心がけてみてください。
光熱費・水道代・通信費
10%(25,000円)を目標に。平日の日中は不在の働き女子なら無理なくこなせるはず。ジムやスイミングに行くついでにシャワーを外で済ますなどすれば、水道代はそんなにかかりません。また通信費も、スマートフォンの普及で自宅でのパソコン使用頻度が減っていますね。ならば、デザリングを使えばプロバイダ料も不要です。LINEやSKYPEなどの無料通話も上手く利用しましょう。ただしパケット定額制に加入しておきましょう。
被服・美容代
働き女子には必要な費目ですが、5%(12,500円)を目標に。洋服は毎月ではなくバーゲンでのまとめ買いでも、月当たり予算に換算して。
交際費
5%(12,500円)。黄金比率予算では女子会ランチは食費に含まれています。ここでは友人の結婚祝いや出産祝いなどのご祝儀はここから出すようにします。
雑費
生活日用品などの雑費は3%(7,500円)を目安に。100均ショップやドラッグストアなどで賢く買い物をするのがコツですが、おトク感から過剰なまとめ買いをしすぎると反ってムダも招くので気をつけて。
自己投資費
2:6:2の法則を利用し、自己投資費は収入の20%(5,0000円)。もちろん仕事に関するものだけでなく、オンナ磨きやお金の教養に少しお金をかけてみるのもGOODです。
貯金
こちらも自己投資費用同様、2:6:2の法則を利用し、しっかりと20%(5,0000円)は割きましょう。このお金が将来の自分を助けてくれるかもしれませんよ。
実際にやりくりをしてみる
自分の家計の現状と、理想バランスで出た予算を比べてみましょう。大きくずれていると改善が必要ですが、多少のズレなら大丈夫です。 理想の家計バランスはあくまでも目安にすぎません。人それぞれに「これだけは譲れない」というものはあるはず。 例えば、セキュリティのしっかりしたマンションに住みたいから都心でなくても家賃がかかる、ということもあります。その場合は、その分「食費を抑える」「おしゃれは我慢する」などして、費目間でのやりくりをすればいいだけです。 また、同一費目内でのやりくりも必要です。
例えば、結婚式へのお呼ばれは、一般的なご祝儀相場は3万円。そのうえ美容院代などで月々の予算は軽く超えてしまいます。 予算はあくまで予算。 ひと月の交際費として12,500円使わなくてはならないというものではありません。 毎月25万円の給料のうち、12,500円を交際費用として取っておくということです。月々12,500円取っておけば年間で15万円になりますから、この15万円の中でご祝儀やお見舞いなどの交際費をやりくりしていけばいいのです。
先取り貯金は上手く貯めるコツですが、やりくりできずに貯金を取り崩すのでは意味がありません。まずは黄金比率を使いながら、やりくり上手を目指しましょう。
具体的な先取り貯金の始め方はこちらの記事をみてくださいね。