もうすぐ7月。夏真っ盛りで気になるのは電気代のことではないでしょうか?2016年4月より始まった「電力自由化」。お昼のテレビ番組で、何度か特集をくまれたこともあり、言葉はしっかりと覚えているけれど、ちゃんと電力自由化についていまいち分かってない…なんて人も多いのでは?「なぜ電力自由化がスタートしたの?」「乗り換えるとどれだけトクするの?」素朴な疑問にお答えします!
今さら聞けない!
電力自由化でトクする方法とは?
2016年7月8日
いまさら聞けない、電力自由化ってなにが自由なの?
2016年4月から電力を自分で選ぶことができるようになりましたね。自分で選べることも「自由」のひとつですが、いったい何が自由化なのでしょうか。
地域独占体制がなくなり、自由に供給
日本では戦後長らく、「電力事業法」という法律に基づいて、東京電力や関西電力など、全国に10社ある電力会社が地域ごとに独占で電力を供給(小売)していました。 しかし電力事業も規制緩和を受け地域独占の壁が崩壊。地域の垣根を越えて電力を供給することができるようになりました。
どんな会社でも電力販売が自由に
自由とは言っても国の審査をパスする必要がありますが、これまで電力会社に限られていた電力事業に、他業種企業が参入できるようになりました。例えば、ガス会社、総合商社、携帯電話会社など。さまざまな企業が電力販売事業に新規参入しています。
電力会社を選択する自由
さまざまな企業が新規に参入することで、競争が起こります。 昼間や夜間など電気を使用するシーンやライフスタイルに合わせ、決め細やかな料金プランの提供が行われます。また、各会社とも本来の事業に絡ませたセットプランやポイントサービスを提供したりと、私たちは魅力あるプラン選べるようになりました。自分の消費パターンに応じて最もおトクなプランを選べば家計の節約につながります。
どれだけおトクになるの?
結局、電力会社を乗り換えると本当に安くなるの?いくら安くなるの?というのが一番の疑問でしょう。実は、電気の使い方とプラン次第で割安にも割高にもなり得るので注意が必要です。
プラン選びで大きく変わる料金
仮にあなたが1人暮らしで日中は不在、夜は22時頃までTVを見たりして電気を使用、土日のうちどちらかは家でゆっくり…というライフスタイルなら、プランの選び方次第で月々1,000円前後の節約が可能です。 年間にすると約12,000円の節約なので検討の価値はありそうです。逆に月々1,000円以上も割高になるプランもあるので、プラン選びの本当に重要です。
ではどうやってえらべばいいでしょうか。そんなときに役立つのが「エネチェンジ」や「価格.com」などの料金プランの比較サイト。 自宅の郵便番号と現在の電気使用状況などを入力すれば、50種近いプランのリストが現れ、電気料金だけでなく、電源構成(原発の割合、再エネの割合)、ポイントなどのその他のサービス状況などが提示されます。サイト上で契約の切り替えや契約申込ページへの移動も可能ですよ。
あなたも電力自由化の波に乗って、家計の節約にチャレンジしてみませんか。