「今年こそは、家計のやりくりをしっかりやるぞ!…でも何から始めたらいいの?どこを見直したらいいの?私にできる?」
そんな風に考えている、家計のやりくり担当者は要チェック!
家計のやりくりでついつい見落としがちなポイントを、一つ一つチェックしていきましょう。
「あと1万円」の捻出も不可能ではありませんよ。
ほんのちょっとの工夫を一つ一つ実践して、今年こそは、やりくり上手な家計に生まれ変わりましょう。
毎月の貯金をあと1万円増やせる!
家計の見落としがちなポイントをチェック〇
2018年1月19日
固定費を見直そう
家計は、「固定費」と「変動費」で構成されています。それぞれ一つ一つ見直していきましょう。
まずは「固定費」の見直しです。
固定費とは?
固定人は生活にかかせない毎月かかさず発生する費用のこと。「固定」を「毎月一定額」という思い込みは捨てましょう。
主な固定費は「住宅」「自動車」「保険」「通信費」です。
固定費 7つのチェックポイント
- □ 今の暮らしに合った住宅ですか?
- □ 賃貸派? マイホーム派?
- □ 住宅ローン 今のまま?借り替え? 定期的に確認していますか?
- □ 今の暮らしにマイカーは必要ですか?
- □ 自動車は、生活必需品?趣味娯楽品?
- □ 保険も通信費も 「有ると安心・無いと不安」で選んでいませんか?
- □ 携帯電話やインターネット プランや使い方 定期的に確認していますか?
固定費 やりくりアドバイス
住宅費
「住宅」は、住居人数、子どもの成長、勤務地や学校、趣味嗜好、休日の過ごし方などの変化で、暮らしに合った住宅も変化します。マイホームを持ち大切に長く住み続けるのも良いですが、今の暮らしにあった賃貸住宅に住み替え続けることも選択肢に加えてみましょう。すでに住宅ローンがある方は、借りたまま払い続けるのではなく、今のままが良いか、借り換えが良いか、定期的に確認することを習慣にしてくださいね。
自動車
「自動車」は、所有することが今の暮らしに本当に必要なのか確認しましょう。台数を減らしたり、レンタルやカーシェアを利用したり、方法はいろいろありますよ。また、自動車を単なる交通手段と考えているのか、趣味娯楽品として所有したいのかも確認してくださいね。
保険・通信費
「保険」「通信費」どちらにも言えますが、「有ると安心・無いと不安」で、勧められるまま選んでいるようでは、何が本当に必要なのかを見極める感度も鈍ってしまいますよ。今の暮らしや近い将来、ムリのない必要最小限のプランだけを残す見直しが可能かどうか、確認することを習慣にしてくださいね。
変動費を見直そう
次に見直すのは「変動費」。一緒にチェックしていきましょう。
変動費とは?
変動費とは、季節や嗜好や行動によって、毎月変わる費用のこと。
主な変動費は「食費」「生活品費」「水道光熱費」「交際娯楽費」「雑費」などです。
変動費 7つのチェックポイント
- □ 食費 金額ではなく、回数と品数を減らせていますか?
- □ 生活品費 買う?借りる?もらう?
- □ 物をストックし過ぎていませんか?
- □ 水道光熱費 コツコツ派?メリハリ派?
- □ 交際娯楽費 あなた自身の基準で選択できていますか?
- □ 雑費 銀行ATM 賢く上手に利用できていますか?
- □ 袋分け あなたに合った方法ですか?
変動費 やりくりアドバイス
食費・生活品費
「食費」「生活品費」どちらにも言えますが、特売品を買う努力より、買い物の回数や品数を減らす努力や、借りたりもらったりした物をしっかり使い切る努力が大切です。最近は24時間365日開いているお店も多いので、過度なストックは必要ありません。「無くなったら買いに行く」で十分です。
水道・光熱費
「水道光熱費」は、毎日コツコツ節約するのも良いですが、季節単位で節約しやすい月、しにくい月を知っておきメリハリをつけて実践するのも良いですよ。
交際娯楽費
「交際娯楽費」は、お付き合いだけでなく、本当に交際したい人、本当に楽しめるモノやコトに使いましょう。また「技を磨く」「知識や情報を得る」といった自己投資を、交際や娯楽と感じられるとなお良いですよね。
雑費
「雑費」例えば銀行などのATMは、出金する曜日や時間帯、振込先の銀行口座で手数料が違います。賢く上手に利用しましょう。
袋分け管理もおすすめです。費目で分けるか、日数で分けるか。管理する入れ物は、封筒かチャック袋かファイルか。何ヶ月か試してみて、管理しやすい方法を見つけ、長続きできるといいですよね。
袋わけでお金を管理する方法については「
袋分けで実現するカンタンお金管理」で紹介していますよ。
「あと1万円」 違う視点でとらえてみよう
「固定費」と「変動費」一つ一つチェックしてみていかがでしたか?
「毎月1万円、これなら出来そう!」と思ったあなたは、早速今日から始めましょう。「毎月1万円、なんだか大変そう…」と思ったあなたは、これとは違う視点でとらえてみましょう。
- ① 1日300円の節約をする
- ② 月1万円のバイトを始める
- ③ 半年間で6万円の経費削減
- ④ 1年間で12万円の経費削減
- ⑤ 年収を12万円増やす
どうですか? 例えばこの5つ、家計のやりくりで言えば、どれも「毎月1万円」と同じ意味です。①と②は女性向き、③~⑤は男性向きかもしれませんね。
あなたなりの「これなら出来そう」を見つけて、一つ一つ実践し、今年こそは、やりくり上手な家計に生まれ変わりましょう!