「みんなはいくらぐらい貯金しているのかな?
手取り15万円だったら、きっと生活するのに精一杯だから、貯金していないよね。」
なんて思っていませんか?
将来のことを考えると、貯金しないといけないのに、なかなか思うように貯金できない。
貯金できないと思っているあなた、まずは意識改革から始めてみませんか?
【手取り15万円向け】
効率的に100万円を貯めるための意識改革
2017年12月30日
ゴール地点だけを見ると気が遠くなる
「貯金が思うようにできない」と思っているあなた。どうすれば貯金できるのでしょうか?
貯金しようと決意しても、やり方がわからず、なかなか踏み出せないのが正直なところだと思います。
まず、貯金は「習慣」「クセ」だということを覚えることからはじめましょう。
例えば100万円を貯めようとしたとき、大半の人は「月に1万円ずつ貯金しても100万円貯めるのに100カ月(8年強)、2万円ずつだと50カ月(4年強)もかかるの?」と100万円というゴール地点だけを見てしまいがちです。
ゴール地点だけ見ると確かに気の遠くなるような年。だから、なかなか貯金への第一歩が踏み出せないのです。
しかし、貯金をはじめなければ、ゼロはいくら足してもゼロのままです。
月々1万円が難しいのなら、月々5000円でもいいのです。まずは「貯金してみる」ことが重要なのです。
貯金をやり始め20万円、30万円、50万円と貯まっていくと、最初は遠くにしか見えていなかった100万円というゴールが近くに見え始めてきます。
100万円の壁を突破すると、「お金」は友達を作り始める
めでたく100万円の目標に到達できると、そのときあなたには「自信」という大切なものが身に付いています。
最初の目標である100万円を貯めたことにより、300万円、500万円、1,000万円とお金は「友達」を作り始めます。
自信と共に自分なりの貯金の仕方もわかってくるので、どんどんと「友達」が増えていくのです。
「マルサの女」に学ぶ「お金」の哲学
ところで、みなさん「マルサの女」という映画をご存知ですか?
これから貯金をはじめようと考えている方、「お金」について悩みを持っている方は一度観てください。
この映画の一場面にお金の貯め方が端的に述べられています。「お金」に対しての考え方のヒントが見つかるかもしれませんよ。
以下は映画「マルサの女」での統括官と権藤社長(脱税犯)の会話の一幕です。
マルサの統括官
「社長、僕32万円の月給取りだけどね、1つだけあんたに聞きたいことがある。どうしたらあんたみたいに金つくれるのか。これ是非聞かせて欲しいな。」
権藤社長
「金貯めようと思ったらね、花村さん。使わないことだよ。あんたは葬式があれば1万、結婚式があれば2万と出すだろ? そんなもん出していたら金は残らない。 100万あったって、使えば残らない。 10万しかなくても、使わなきゃ丸々10万残るんだからね。」
どうですか?
これは極端な例ではありますが「お金を貯めるため」にはまず、ある程度の覚悟が必要だということがわかります。
お金が貯まらない理由は「手取り」だけ?
「お給料が少ないから貯金できない」と思っているあなた、よくよく自分を振り返ってください。
お給料が出ると欲しいモノをすぐに買って、美味しいモノを食べる。少し高価なものは、クレジットカードのボーナス一括払いで買う。
このような生活をしていませんか?
欲しいモノも買えない、美味しいモノも食べれない、そんなケチケチしたくない!何のために働いているのかわからない!と思われた方もいるかもしれません。
そんな人は一度目線を変えてみて下さい。
「まずは100万円貯めて、好きなことに使うぞ!」と決意し実行するのです。
100万円の壁を突破すれば、もうあなたは立派な貯蓄美人の仲間入りです。
そのときには、今以上にもっと欲しいものがあるかもしれません。一生懸命貯めたお金で経験する買い物や旅行、食事はいつも以上に価値のあるものに変わっていきますよ。
「身の丈に合った生活」を考え、貯蓄を開始
家計の見直しは、まず自分のライフスタイルの見直しをするところからはじまります。
食費、光熱費、通信費等の固定費は生活していく上で必要なお金です。
女性の場合は、ファッション、美容、健康にも出費がかさみますよね。
全ての欲望を満たそうと考えると、いくらお金があっても足りません。
まずはライフスタイルを見直して「自分に本当に必要なお金」と「不要なお金」をわけ、手取り15万円からできる貯金方法を考えるのです。
クレジットカード、すぐ使ってませんか?
また、お金の管理が出来ていない人の多くは、考えなしにクレジットカードを使っていることが多いです。
「お金を貯めるぞ!」と決めた以上、無計画にクレジットカードを使用することは控えてください。
また、クレジットカードの利用にあたりタブーであるキャッシング、ボーナス一括払い、リボ払いを、お金の管理が出来ていない人こそ使いがちです。これらに手を出すと、貯めるどころか破局への特急列車に乗車したのと同じこと。
上手なクレジットカードの使い方については「賢い女子の 簡単♪クレジットカード管理術」を参考にして、勉強してみてくださいね。
「お金」「貯蓄」に対する意識改革が大切
では、貯蓄方法は何が一番有利なのでしょうか?
会社に財形制度があるのでしたら、財形は給与天引きなので一番効率的に貯蓄できます。
「NISA」「積立NISA」「iDeCo」等の資産形成をバックアップしている国制度の活用も、ある程度貯まったらはじめてみるのも良いでしょう。
ただし、これらの制度を活用する場合は、それぞれの特徴を理解しなければ効果が半減します。
「長期・積立・分散」 貯金美人のiDeCoとNISAの使いわけって?」の記事を参考に、まずはこれらの制度がどのようなものか勉強してみてくださいね。
最近はネット証券等で少額から投資信託の積立ても可能です。銀行の定期預金は、金利等を考えるとあまり有利な貯蓄方法とは思えません。
どのように貯金するのかが重要なのではなく、まずは「お金」「貯金」に対する意識改革が一番重要なのです。
ぜひ、みなさんもこれを機会に意識改革に取り組んでくださいね。